【重要連絡】2025年5月29日の再発行版 Windows ADK では、WindowsPEブートエージェントの作成に失敗する

(2025年 6月 4日 発行)
(2025年 9月2日 更新)


事象

2025年5月29日にMicrosoft社から再発行された Windows ADK を使用してWindowsPEブートエージェント を作成しようとするとエラーが発生する。

対象製品

  • Systemwalker Desktop Restore Professional V16.0.0~V16.0.1 A
  • Systemwalker Desktop Restore Cloning Grade V16.0.0~V16.0.1 A
  • Systemwalker Desktop Restore Standard V16.0.0~V16.0.1 A
  • 瞬快 tokujyo(特上)Ver.13a~Ver.13e
  • 瞬快 tokujyo(特上)Ver.12d~Ver.12h
  • 瞬快 jyo(上)Ver.13a~Ver.13e
  • 瞬快 jyo(上)Ver.12d~Ver.12h
  • future瞬快 Advanced Grade(AG)V4L90初版
  • future瞬快 Advanced Grade(AG)V4L80初版以降
  • future瞬快 Advanced Grade(AG)V4L70初版以降
  • future瞬快 Advanced Grade(AG)V4L60初版以降
  • future瞬快 Advanced Grade(AG)V4L50a以降
  • future瞬快 Advanced Grade(AG)V4L40b
  • future瞬快 Advanced Grade(AG)V3L90初版以降
  • future瞬快 Advanced Grade(AG)V3L80初版以降
  • future瞬快 Advanced Grade(AG)V3L70a以降
  • future瞬快 Advanced Grade(AG)V3L60b
  • future瞬快 Cloning Grade(CG)V4L60~L64

対象となる Windows ADK

当社製品マニュアルには次のとおり Windows ADK ダウンロード用URLを記載していますが、2025年5月29日の再発行により新しいバージョンの Windows ADK がダウンロードされるようになっています。

(1)Windows ADK for Windows 11 Version 22H2 (Windows PE 10.0.22H2)
      ADK for Windows 11 バージョン 22H2 (再発行によるファイルバージョンの変更:10.1.22621.1 → 10.1.22621.5337)
      https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2196127
      Windows PE アドオン (ADK 用) バージョン 22H2 (再発行によるファイルバージョンの変更:10.1.22621.1 → 10.1.22621.5337)
      https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2196224

(2)Windows ADK for Windows 10 Version 2004 (Windows PE 10.0.2004)
      ADK for Windows 10 バージョン 2004 (再発行によるファイルバージョンの変更:10.1.19041.1 → 10.1.19041.5856)
      https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2120254
      Windows PE アドオン (ADK 用) バージョン 2004 (再発行によるファイルバージョンの変更:10.1.19041.1 → 10.1.19041.5856)
      https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2120253

(3)Windows ADK for Windows 10 Version 1809 (Windows PE 10.0.1809)
      ADK for Windows 10 バージョン 1809 (再発行によるファイルバージョンの変更:10.1.17763.1 → 10.1.17763.7320)
      https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2026036
      Windows PE アドオン (ADK 用) バージョン 1809 (再発行によるファイルバージョンの変更:10.1.17763.1 → 10.1.17763.7320)
      https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2022233

対応状況

(1)への対応について

再発行された(1)の Windows ADK を使用した場合、上記対象製品では WindowsPEブートエージェント を作成できません。 この代用として、2025年6月9日より、次のADKとアドオンを使用できるようにした対応プログラムの提供を開始しました。

Windows ADK 10.1.26100.2454 (2024年12月)
    https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2289980
    Windows ADK 10.1.26100.2454 (2024年12月) 用の Windows PE アドオン
    https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=2289981

これにより、従来、「ADK for Windows 11 バージョン 22H2」を使用した上でプラットフォームに「Windows PE 10.0 22H2 (64bit)」を選択する必要があった機種は、「Windows ADK 10.1.26100.2454 (2024年12月)」を使用した上でプラットフォームに「Windows PE 10.10.1.26100.2454 (x64)」を選択することで処理できるようになります。

これらのADKとアドオンを使用する際には、事前にアップデートキャッチャー機能により提供されている次の何れかのアップデートをシステムリカバリサーバ機能に適用しておく必要があります。

  • 2025年6月9日提供開始の「システムリカバリ用 Windows PE ブートエージェント」
  • 2025年8月14日提供開始の「システムリカバリ用 Windows PE ブートエージェント(作業ディレクトリ変更版)」

何れのアップデートも適用可能な製品は次のとおりです。

  • Systemwalker Desktop Restore Professional V16.0.1 A
  • Systemwalker Desktop Restore Cloning Grade V16.0.1 A
  • Systemwalker Desktop Restore Standard V16.0.1 A
  • 瞬快 tokujyo(特上)Ver.13e
  • 瞬快 jyo(上)Ver.13e
  • future瞬快 Advanced Grade(AG)V4L90初版
  • future瞬快 Cloning Grade(CG)V4L64

なお、Cドライブ以外にシステムリカバリサーバ機能をインストールしている環境では、2025年6月9日提供開始の「システムリカバリ用 Windows PE ブートエージェント」を適用すると、ブートエージェント作成時に「作業ディレクトリの作成に失敗しました。」のエラーが発生し、ブートエージェントを作成することができません。
   この状態となった場合には2025年8月14日提供開始の「システムリカバリ用 Windows PE ブートエージェント(作業ディレクトリ変更版)」を追加適用してください。

(2)(3)への対応について

再発行された(2)(3)の Windows ADK を使用した場合も、WindowsPEブートエージェント の作成は可能であり、これにより作成された WindowsPEブートエージェント を使用しても問題ありません。

補足

(1)への対応については次の製品にて吸収され、以降の製品では標準機能にて対応しています。

  • Systemwalker Desktop Restore Professional V16.0.1 B
  • Systemwalker Desktop Restore Cloning Grade V16.0.1 B
  • Systemwalker Desktop Restore Standard V16.0.1 B
  • 瞬快 tokujyo(特上)Ver.13f
  • 瞬快 jyo(上)Ver.13f
ページの先頭へ