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Fujitsu

Japan

【連絡】(瞬快Ver.11)瞬快の瞬間復元機能が正常動作しない機種にて瞬間復元機能を有効にしてしまった場合の対処について

連絡(2013年3月19日)

修正(2013年12月2日)


UEFI起動のOSに瞬快クライアントをインストールして瞬間復元機能を有効にすると、瞬間復元機能が正常に動作せず、更にはアンインストール操作によりコンピュータが再起動を繰り返す状況になる機種の存在が確認されています。当該機種に瞬快クライアントをインストールした場合には、以下に示す対処手順に従って対処してください。

【対象となる瞬快の製品バージョンレベル】

  • 瞬快Ver.11(全グレード)

【現象】

  • 瞬快クライアントをインストールして修復モードにした後、修復無効モードに変更できない。
  • 更新モードに設定するとタスクトレイの瞬快アイコンは正常動作を示す緑色になるが強制修復を指示しても修復されない。
  • 復元タイプをパーティションに設定して修復モードにすると、タスクトレイの瞬快アイコンは正常動作を示す青色になるが瞬間復元は行われない。
  • 修復モードもしくは更新モードの状態から瞬快クライアントをアンインストールすると、コンピュータが再起動を繰り返す状態になる。
  • 修復モードもしくは更新モードの状態にてコンピュータ起動時にPageUpキーを押しても、瞬快の簡易環境設定画面が表示されない。
  • マルチブート環境を作成した場合に、瞬快のOS選択メニューが出ない。

【発生条件】

次の条件を全て満たす場合に当現象が発生します。

  • UEFI起動のOSである。
  • クライアント機のBIOSに瞬快の必要とする機能が搭載されていない。
  • 瞬快クライアントを修復モードもしくは更新モードにてインストールする。

【原因】

BIOSの機能不足によるものです。瞬快がBIOSの機能不足を判別せずに処理を進めてしまうため当現象が発生します。

【対処手順】

【再起動を繰り返す場合の対処手順】

  1. コンピュータの再起動時に、起動デバイス選択画面(富士通機の場合はF12キー押下)を出し「PROTECTED BOOT」の有無を確認します。
  2. 「PROTECTED BOOT」が存在しない場合、MBRを初期化する必要があります。MBRの初期化については、トラブルシューティング (1.61 MB ) の「瞬快クライアントをインストールするとWindowsが起動しなくなった。」の「(1) マスタブートレコードの書き込み」を参照してください。この処置によりアンインストールが正常に動作し、再起動の繰り返しは終了します。
  3. 「PROTECTED BOOT」が存在する場合、「PROTECTED BOOT」を選択して起動させます。この処置によりアンインストールが正常に動作し、再起動の繰り返しは終了します。

【再起動を繰り返していない場合の対処手順】

  1. コンピュータを起動もしくは再起動し、起動デバイス選択画面(富士通機の場合はF12キー押下)を出し「PROTECTED BOOT」の有無を確認します。
  2. 「PROTECTED BOOT」が存在しない場合、MBRを初期化してからアンインストールを実施する必要があります。当手順についてはトラブルシューティング (1.61 MB ) の「UEFIブートしているWindowsで瞬間復元機能が正常に動作しない。」を参照してください。
  3. 「PROTECTED BOOT」が存在する場合、通常のアンインストールを実施します。このことで、再起動を繰り返す状況になりますので、上記、【再起動を繰り返す場合の対処手順】にてアンインストールを完了させてください。

【瞬快の再インストールについて】

関連機能搭載済みBIOSが存在しない場合は、レガシーBIOSにて動作するモード(UEFIを無効にした状態)もしくはUEFIのCSM(Compatibility Support Module)を使用したBIOS互換にて動作するモードにし、Windowsを再セットアップしてから瞬快をインストールしてください。
関連機能搭載済みBIOSが存在する場合は、BIOSアップデートしてください。 (富士通機器の場合はこちらより入手したBIOS書換プログラムに添付されている手順書にしたがってください)

【補足】

  • UEFI起動するOSに瞬快クライアントをインストールする場合は、事前に瞬間復元機能の動作チェックを実施してください。詳細はこちらから確認してください。
  • 次の方法にて、WindowsがUEFI起動しているかどうか確認することができます。
    1. 管理者でコマンドプロンプトを開く。
    2. bcdedit.exeを実行する。
    3. 「Windows ブート ローダー」配下のpathの値を確認する。
      • UEFIの場合 ¥Windows¥system32¥winload.efi
      • BIOSまたはBIOS互換モードの場合 ¥Windows¥system32¥winload.exe