注意の必要なアプリケーション

瞬快と同時利用するとOS動作やアプリケーション動作に異常が発生するアプリケーションがあります。

瞬快の修復対象となっているパーティションに対して、ディスクの最適化を実施しないでください。
   特に、瞬快の修復対象となっているシステムパーティションに対しディスクの最適化をすると、OSが起動しなくなる可能性があります。
   ディスクの最適化をする場合は、瞬快をアンインストールしてから実行してください。

瞬快の修復対象となっているパーティションに対して、ディスクを修復するソフトを実行すると異常が発生します。

瞬快の修復対象領域として設定されているパーティションに対して、パーティションを変更するソフトにて領域の変更等を行った場合は、Windowsシステムに異常が発生することがあります。
   ※Partition Manager、Partition Magicなどのソフトがあります。

瞬快の瞬間復元機能では、Ver.12初版およびVer.11.5kより暗号化機能に対応しましたが、瞬快の瞬間復元機能が対応している暗号化機能は、BitLocker ドライブ暗号化の機能およびデバイスの暗号化の機能のみとなります。
   他のディスク暗号化ソフトがインストールされている環境に瞬快をインストールした場合には、ディスク暗号化ソフトまたは瞬快が正しく動作しない可能性があり、OSが起動しなくなる可能性もあります。

USNジャーナルを利用したソフトやOSの機能は、ファイル・フォルダの復元タイプにて動作モードを修復モードにした場合に正しく動作しない場合があります。
   (例:Windowsのフォトアプリ)

VMware Workstation や Oracle VM VirtualBox などの仮想マシンでは、仮想環境を保存するためのファイルのサイズが数十GB以上となり、一般のファイルと比較して非常に大きなサイズとなります。このため、これらのファイルが瞬快の修復対象になっている場合、仮想マシンの起動が遅くなる場合があります。
   この場合は、仮想マシンのフォルダを修復対象外に設定しておき、ゲストOSの修復は仮想マシンのスナップショット機能等を利用ください。
   なお、この現象は復元タイプがファイル・フォルダの場合にのみ発生し、復元タイプがパーティションの場合には発生しません。

USBセキュリティキーがインストールされているPCに瞬快クライアント機能をインストールし修復モードへの切り替えを行った場合、OSの起動ができなくなります。このソフトをアンインストールしてから瞬快クライアント機能をインストールしてください。

クラウド製品等、定期的なアクティベーションを必要とするソフトを利用する場合、瞬快を一旦、修復無効モードに変更してからアクティベーションを実施する等の対処を取ってください。

ファイル・フォルダの復元タイプにて動作モードを修復モードにしたPCにおいて、OneDriveに保存したファイルはPCを再起動すると削除されます。
   ただし、以下のフォルダを事前に修復対象外にしておくとファイルは削除されません。

  • C:\Users\ユーザー\AppData\Local\Microsoft\OneDrive\logs\
  • C:\Users\ユーザー\OneDrive\ または C:\Users\ユーザー\OneDrive – 組織名\

その他

上記以外に、次のアプリケーションについて瞬快との共存時に問題が報告されています。

  • エクセル統計(社会情報サービス社製)
       エクセル統計がインストールされているPCに瞬快クライアント機能をインストールし、ファイル・フォルダの復元タイプにて動作モードを修復モードにした状態でエクセルを起動すると、エラーメッセージが表示されエクセル統計が正常に動作しません。
       これはOfficeインストールフォルダ内の XLSTART\SSRIXT.xla を修復対象外にすると、問題を回避できる可能性があります。
  • Vectorworks(エーアンドエー株式会社製)
       VectorworksがインストールされているPCに瞬快クライアント機能をインストールし、ファイル・フォルダの復元タイプにて動作モードを修復モードにした状態でVectorworksを起動すると、ツールパレットのアイコンが正しく表示されない場合があります。
       これはVectorworksのインストールフォルダのPlug-Insフォルダを修復対象外にすると、問題を回避できる可能性があります。
  • Intel Rapid Start Technology(インテル株式会社製)
       Intel Rapid Start TechnologyがインストールされているPCに瞬快クライアント機能をインストールし、修復モードもしくは更新モードに変更した場合、PCのシャットダウンが正常に行われない(黒い画面のままで待たされる)場合があります。
       この現象が発生する場合は、Intel Rapid Start Technologyをアンインストールした上でPCのBIOS設定より同機能を無効にすると、現象を回避できます。
  • SuperMap GIS(日本スーパーマップ株式会社製)
       ファイル・フォルダの復元タイプにて動作モードを修復モードにしたPCにおいて、SuperMap GISよりワークスペースの作成を行った場合、保存したファイルがフォルダ内に表示されない場合があります。
       この場合、F5キーを押すことでファイルは表示されます。
  • Mastercam(株式会社ゼネテック社製)
       ファイル・フォルダの復元タイプにて動作モードを修復モードにしたPCにおいて、Mastercamよりファイルの保存を行った場合、保存したファイルがフォルダ内に表示されない場合があります。この場合、F5キーを押すことでファイルは表示されます。
       また、全角英小文字を含むフォルダへファイルを保存した場合、正しくファイルが保存されません。この場合、全角英小文字を含まないフォルダ、または修復対象外のフォルダへ保存してください。
  • EMBASSY Security Center(Wave Systems社製)
       EMBASSY Security CenterがインストールされているPCに瞬快クライアント機能をインストールし、ファイル・フォルダの復元タイプにて動作モードを修復モードにすると、STOPエラーが発生する場合があります。
       この場合、EMBASSY Security Centerをアンインストールしてから瞬快クライアント機能をインストールしてください。
  • ワークフォルダー(Microsoft社製)
       瞬快クライアント機能の動作モードが修復モードの場合、Windows Server の記憶域をファイルサーバーとして利用する[ワークフォルダー]の機能は利用できません。
  • PCL+クライアント(テクニカルニットウ社)
       テクニカルニットウ社のPCL+クライアント機能がインストールされたPCに対して瞬快クライアントをインストールする場合、以下の制限があります
    • 通常インストールを行う場合
         インストール時の設定に関わらず、修復無効モード設定としてインストールされる可能性があります。この現象が発生した場合、瞬快を修復モードでご利用される場合は、インストール後に動作モードを修復モードに変更してください。
    • システムリカバリ機能を利用してインストールを行う場合
         修復モード設定でインストールを行うと、インストール中にエラーが発生する場合があります。システムリカバリ機能を利用して瞬快クライアントをインストールする場合は、修復無効モードでインストールを行ってください。
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