化学研究情報管理ソリューション 電子実験ノート
Digital Laboratory Platform
E-Notebook Enterprise(イーノートブック エンタープライズ)

研究データの知的財産を保護し、研究情報共有や再利用を推進

世界中の多くの企業や大学・研究機関が、研究の効率化、知的財産保護、コンプライアンス遵守を目的として、電子実験ノートを利用しています。電子実験ノートは有機合成、生物学的評価、製剤研究、各種分析研究など多種多様な業務に適用することができ、研究者の日々の業務において必須ツールとなっています。 

FUJITSU Digital Laboratory Platform E-Notebook Enterprise(イーノートブック エンタープライズ)は、記録業務の効率化、研究報告書等の作成時間短縮、既存実験情報への容易なアクセスを実現します。 実験記録をサーバー上で一元管理するので、実験ノウハウや研究情報の共有を推進し、研究業務フローの大きな改善が期待できます。

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E-Notebook Enterprise の特長

  • 多種多様なデータに対応Microsoft Office文書や各種イメージデータ、測定結果の生データ等を関連付けて保管し、構造式・反応式などから検索・閲覧できます。実験全体のデータが把握でき、機器データの再解析も可能です。
  • データ共有による大幅な効率化一元管理により研究情報の共有や活用を促進し、重複実験防止につながります。実験記録の統一化で、過去の実験データの再利用が容易になり、記載効率が向上します。
  • データ改ざん防止ユーザ/グループ単位のアクセス制御で、第3者から実験記録を守ります。電子承認機能により、実験記録の信頼性を担保できます。各実験記録に対して、いつ誰が何をしたかの編集履歴を残します。
  • 法規制への対応21CFR Part11、ER/ESに対応可能です。CRAIS Checker(法規制チェックシステム)との連携で、規制法令に該当する化学構造をタイムリーに特定できます。
  • 外部データベースとの連携ChemACX(試薬カタログ)との連携で、合成実験に必要な試薬情報を簡単に取り込めます。また、Reaxys(反応データベース)との連携により、合理的な合成ルートを検索できます。
  • 研究データをAIに適用電子実験ノートのデータをAIの学習ソースとした、創薬インフォマティクス(DI)や材料インフォマティクス(MI)への適用をご提案します。Zinrai(AI基盤)やSpotfire(BIツール)等によるデータ解析が可能です。

研究者のこのような悩みを解決

課題 1 大切な研究資産の知的財産権の保護したい。データ改ざんを防止したい        
解決 1 実験記録は履歴管理され、電子承認により信頼性を担保できます (Part11、ER/ES対応可)
課題 2 個人で管理している実験記録を集約し、実験情報の知識化・共有化を図りたい     
解決 2 実験記録をサーバ上で一元管理し、すぐれた検索機能で類似実験や関連情報も参照できます
課題 3 実験記録の作成に手間がかかる。効率化を図りたい                 
解決 3 定型文/単語登録、記録の再利用ができます。合成実験では化学量論量が自動算出されます
課題 4 他システムで管理している、実験に関する情報と連携したい             
解決 4 法規制チェックや化合物管理、試薬情報などの連携実績がございます         
課題 5 CSV(コンピュータ化システムバリデーション)に対応する必要がある          
解決 5 富士通には豊富なCSV対応実績がございます                     

動画

主要機能のご紹介

製品カタログ

製品詳細

E-Notebook Enterpriseの基本機能

情報共有/知的財産保護

  • 実験に関するデータをすべて一元管理
  • 実験タイトル・プロジェクト・実験者など記載必須項目の指定
  • 目的・結果・考察など、文章による自由記載も可能
  • Microsoft Office文書・画像データ・測定機器の生データなども全て関連づけて保管
  • 記載内容の統一による見読性の向上、記録の質を向上
  • 研究者間の情報共有、重複実験防止や失敗事例の参照
  • テキストおよび構造式・反応式(反応条件、収率等)などによる柔軟な検索
  • Microsoft Office文書などのファイルを含めた全文検索
  • 過去の実験データをコピーして再利用することで時間短縮
  • ユーザやグループ単位でのきめ細かなアクセス制限設定
  • 21CFR Part11、ER/ESに対応可能な監査証跡と履歴管理
  • 電子承認
  • 複数の著者と証人のサポート
  • 他システム連携:パトコア社のCRAIS Checker(法規制チェックシステム)、CRAIS Reagent(試薬管理システム)など

合成モジュール

研究業務の効率化

  • 合成反応実験の記録に必要な機能をもつモジュール
  • 通常合成およびパラレル合成に対応
  • ChemDrawバンドル
  • 構造式・反応式検索
  • テンプレートや項目選択による実験記録の効率化
  • 精製時に発生する複数検体の管理(例:1番晶、2番晶、異性体の分離)
  • 関連化合物の合成ルートも含めた全体像表示
  • ChemACX(試薬カタログ)、Reaxys(反応データベース)連携

生物モジュール

研究業務の効率化

  • 生物実験の記録に必要な機能をもつモジュール
  • アッセイデータ(in vitro/in vivo)登録
  • 測定機器からのデータインポート
  • 解析機能(カーブフィッティング)

製剤モジュール

研究業務の効率化

  • 試作・製法検討の記録に必要な機能をもつモジュール
  • 試作・製法の手順記録、成分量・成分比等の記録、計算可能なテンプレート
  • 複数条件検討のための実験記録テンプレート自動生成、結果の一覧表示

導入事例

  • 日本たばこ産業株式会社 医薬総合研究所 様

    電子実験ノートシステムを導入し、業務が大幅に効率化。 迅速、効率的な研究開発を実現し、創薬を強力にバックアップ。

  • 大日本住友製薬株式会社 様

    紙から電子への転換により実験記録と実験データの一元管理を実現。コンプライアンス遵守、データ改ざん防止、知的財産保護の強化を図る。

  • 武田薬品工業株式会社 様

    電子実験ノートシステムの導入により、3つの課題(新薬の開発における費用の増大、特許係争対策、コンプライアンス対策)を解決。

価格・動作環境

      • 以下の対応につきましては、お問い合わせください。
      • 導入教育サービス
      • Q&Aサービス
      • レベルアップサービス
      • Databaseサーバ

        ソフトウェア推奨環境
        OSWindows Server 2016
        Windows Server 2019
        Oracle19.3.0.0.0 Enterprise
        12.1.0.2.0 Enterprise
      • Applicationサーバ

        ソフトウェア推奨環境
        OSWindows Server 2016
        Windows Server 2019
        Internet
        Information
        Services (IIS)
        IIS 10
        .NET Framework.NET Framework 4.8
      • クライアント

        ソフトウェア推奨環境
        OSWindows 10
        .NET Framework.NET Framework 4.8
        Adobe ReaderAdobe Acrobat 2017 Reader
        Adobe Acrobat Reader 2020 Classic Reader
        Adobe Acrobat Reader DC Continuous
        Microsoft OfficeMS Office 2016 Professional
        Microsoft Office Professional Plus 2019
        Microsoft Office 365 Business

E-Notebook Enterprise に関するお問い合わせ

富士通は、PerkinElmer製品の販売代理店です。
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