よくある質問

用語

「手動暗号」とは何ですか。
FENCE-Proに付属するツール「FENCE-Pro 手動暗号」を使用して複数のファイルやフォルダをひとつの「アーカイブファイル」に圧縮しながら暗号化を行う機能です。

アーカイブファイルにすることでファイルやフォルダを暗号化したまま持出すことや、メールへの添付なども可能になります。
対応するアルゴリズムは「AES」「TripleDES」「DES」の3種類です。「FENCE-Pro 手動暗号」は手動での操作となります。

FENCE-Pro 手動暗号」の操作は下記の通りです。

  1. 暗号化したいファイルの上で右クリックし、”送る”の中から「FENCE-Pro 手動暗号」をクリックします。

  2. ファイル名と保存先を指定し、「保存」ボタンをクリックします。

  3. 「使用する鍵の入力」画面で、登録済みの「鍵の名前」「鍵の値」を入力し、「OK」ボタンをクリックしてください。
    「鍵の名前」欄で選択した鍵が有効になっている場合「鍵の値」はグレーアウトし、入力省略となります。

  4. アーカイブファイルが作成されます。

「自己復号形式」とは何ですか。
FENCE-Proがインストールされていない環境のパソコンと、暗号化されたファイルの受け渡しを行う時に使う機能です。
この機能にて作成されたアーカイブファイルは実行形式になり、FENCE-Pro がインストールされていなくてもパスワードを知っていればアーカイブファイルを開くことができます。 自己復号ファイルはAESが適用されます。

FENCE-Pro 手動暗号」の操作は下記の通りです。

  1. 暗号化したいファイルの上で右クリックし、”送る”の中から「FENCE-Pro 手動暗号」をクリックします。

  2. ファイル名と保存先を指定し、”自己復号形式で保存”をチェックし「保存」ボタンをクリックします。

  3. 「自己復号パスワード入力」画面で「パスワード」欄と「確認」欄に任意のパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリックしてください。
    (注)ここで入力したパスワードは、復号時に使用されるパスワードになります。入力したパスワードは忘れないようにご注意ください。

  4. 自己復号形式のファイルが作成されます。

「FENCE-Pro 手動暗号」とは何ですか。
FENCE-Pro 基本パックの機能の一つで、ファイル/フォルダ圧縮暗号ツールです。
FENCE-Pro 手動暗号」を使用することにより「手動暗号」または「自己復号形式」での暗号が行えます。
「FENCE-Pro 圧縮」とは何ですか。
FENCE-Proに付属するファイル/フォルダの圧縮ツールです。
FENCE-Pro 圧縮」を使用することにより、ファイル/フォルダの圧縮が行えます。
(注)この機能では暗号化されません。
「FENCEブリーフケース」とは何ですか。
FENCEブリーフケースでは、1つまたは複数のファイルやフォルダをまとめて1つの暗号ファイルとして管理することができます。

FENCEブリーフケースで管理されているファイルを復号する場合、暗号化したファイル/フォルダの構成の中から復号したいファイルだけを選択し、復号することが可能です。

FENCEブリーフケースを受け取った第三者は目的のファイルのみを選んで復号することができます。
復号する必要のないファイルは、暗号化された状態で保存しておくことができ、FENCEブリーフケースを外部に持ち出した場合などは特に高い秘匿性を実現できます。
FENCEブリーフケースについてはこちらをご覧ください。
「自動暗号」とは何ですか。
FENCE-Proにて暗号化と復号を自動で行う機能です。
暗号対象にするフォルダと暗号鍵を事前に指定することで、そのフォルダ内にあるファイルは自動的に暗号化されます。また、そのフォルダからファイルを取り出すと自動的に復号されます。
対応するアルゴリズムは「AES」「TripleDES」「DES」の3種類です。
「自動暗号フォルダ」とは何ですか。
FENCE-Pro 自動暗号の対象として自動暗号フォルダ設定されているフォルダのことです。
(注)自動暗号フォルダは、パス情報を登録しますので、フォルダ/ドライブ(外部メディア含む)の登録も可能です。
「パラメタファイル」とは何ですか。
FENCE-Proで利用される暗号鍵に対し、生成パターンを変更するための設定ファイルです。
FENCE-Proをご利用のお客様環境ごとに、パラメタファイルの内容を変更することでまったく異なる暗号鍵を使用することができます。
異なるパラメタファイルを持つお客様環境間では、暗号鍵に互換性が無く、より強固な暗号ソリューションを構築することが可能です。
FENCE-Pro V04L01~L02、V05L01~L04、V06L01~L02とFENCE-Pro V08L01~における用語の対応について教えてください。
用語の対応表

V4L01~L02 V05L01~L04 V06L01~L02 V08L01~
圧縮暗号 手動暗号 手動暗号 手動暗号
FENCE Archive FENCE-Pro 手動暗号 FENCE-Pro 手動暗号 FENCE-Pro 手動暗号
鍵の入力 鍵の有効化 鍵の有効化 鍵の有効化
鍵の無効化 全ての鍵の無効化 すべての鍵の無効化 すべての鍵の無効化
- - 鍵の一覧 鍵の一覧
- - 自動暗号フォルダの一覧 自動暗号フォルダの一覧
- - Windowsログオン連携の一覧 Windowsログオン連携の一覧
- リムーバブルメディア確認ツール リムーバブルメディア暗号の確認ツール リムーバブルメディア暗号の確認ツール
- ドライブ暗号確認ツール ドライブ暗号の確認ツール ドライブ暗号の確認ツール
- - 環境情報の取得 環境情報の取得
鍵の管理 鍵の設定 鍵の設定 鍵の設定
フォルダ連携 自動暗号フォルダ設定 自動暗号フォルダの設定 自動暗号フォルダの設定
ユーザ連携 Windowsログオン連携設定 Windowsログオン連携の設定 Windowsログオン連携の設定
- オプション オプションの設定 オプションの設定
- ドライブ暗号設定 ドライブ暗号の設定 ドライブ暗号の設定
- リムーバブルメディア自動認識設定 リムーバブルメディア暗号の設定 リムーバブルメディア暗号の設定
- ドライブ暗号確認ツール ドライブ暗号の確認ツール ドライブ暗号の確認ツール
- リムーバブルメディア確認ツール リムーバブルメディア暗号の確認ツール リムーバブルメディア暗号の確認ツール
- - - シーンセレクトの設定
「ドライブ暗号」とは何ですか。
ドライブ暗号とは、ユーザがローカルドライブ(C:¥、D:¥など)を指定することで、そのドライブ全体を暗号化対象にする機能です。
自動暗号フォルダでは暗号化対象にできない「Windows のシステム起動ドライブのルートドライブ」「デスクトップ」「マイドキュメント」のファイルも暗号化対象にすることができます。
「ActiveDirectory連携」とは何ですか。
ActiveDirectory連携とは、Active Directory環境を利用して、FENCE-Proの設定ファイルを一元管理することができる機能です。
ユーザーがActive Directory環境(Windowsドメイン環境)にログオンすると、 サーバーから自動的に鍵のテンプレート情報やセキュリティ方針が配布・適用されます。
また、共有フォルダの暗号化も一元管理できます。
鍵のテンプレート情報やセキュリティ方針は、Active Directoryのユーザーやグループにひもづけて適用することができます。
「リムーバブルメディア自動認識」とは何ですか。
リムーバブルメディア自動認識とは、特定のドライブ内で発生するファイルアクセスを監視し、自動的にデータの暗号化/復号処理を行う機能です。
使用するメディアのドライブ名が固定されている必要がなく、メディアごとに暗号化する/しないの設定が可能です。
(注)「暗号化する」を選択したメディアは「暗号メディア」となります。
「鍵のバージョン」とは何ですか。
FENCE-Pro 手動暗号/自動暗号の鍵は、鍵のバージョンに「バージョン 1.0」と「バージョン 1.1」の2種類があります。
「バージョン 1.0」は、旧バージョンFENCE-Proの暗号鍵と同様です。
「バージョン 1.1」では「パラメタファイルの使用有無」を鍵ごとに指定する機能が追加されています。
「パラメタファイルを使用しない鍵」は、異なるパラメタファイルを持つFENCE-Pro間でも鍵に互換性を持たせることができます。これにより、異なるパラメタファイルを持つFENCE-Pro間で暗号データを受け渡しすることができます。
また、「バージョン 1.1」では鍵の値に「英字の大文字と小文字の区別、記号の使用」が可能です。
「シーンセレクト」とは何ですか。
FENCE-Pro V8ではPCの利用シーンにあわせて、使用できる鍵を限定することができます。
"シーンセレクト"とは、利用シーンとそのシーンで使用できる鍵を事前に登録しておくことにより、シーンの切り替えを行うだけで、使用できる鍵を切り替えることができる機能です。
各シーンに対して、使用できる鍵を事前に登録します。この鍵を"許可する鍵"といいます。
たとえ事前に鍵を有効にしていても、その鍵の使用が許可されていないシーンでは、その鍵は"一時無効"の状態となり、その鍵で暗号化/復号することができなくなります。
(注)利用者がシーンを切り替える場合「シーンセレクトツール」を利用します。
「ワンタイムパスワード」とは何ですか。
シーンセレクト機能で利用するパスワードです。
”標準切り替えパスワード”のかわりに、特定の日のみ一時的にシーンの切り替えを可能にできるパスワードです。
ただし、”個別切り替えパスワード”を設定済みのシーンでは、ワンタイムパスワードは利用できません。
「標準切り替えパスワード」「個別切り替えパスワード」とは何ですか。
シーンセレクト機能で利用者がシーンの切り替えを行う際に入力するパスワードです。
”個別切り替えパスワード”が設定されているシーンは、”個別切り替えパスワード”のみ使用できます。
また、”標準切り替えパスワード”は”個別切り替えパスワード”が設定されていないシーンおよび”シーン適用なし”に切り替える際に入力します。

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