2021年11月16日

Sustainable Manufacturing実現に向けた製造業のビジネスプロセス最適化・変革のためのSIGNAVIO社との新たなグローバル戦略パートナーシップについて

富士通株式会社(以下、富士通)とSignavio GmbH(以下、Signavio社)は、グローバルな戦略的パートナーシップの一環として、製造業のお客様に対して将来的なビジネスプロセスの変革を実現するためのアクセラレータプログラムの共同開発を開始しました。
このプログラムは、ビジネスプロセスのモデリング・管理・分析・最適化・実行を行うために設計された統合ソリューションプラットフォーム「Signavio Business Transformation Suite」の製造業での適用を推進し、お客様の製造現場における業務プロセスの改善を支援します。

企業における複雑なビジネスプロセスに起因する課題は年々増加しています。これを解決するためにはプロセスを見える化し、より効率的で標準化されたプロセスを再定義することが求められます。その状況において製造業では、効率化を目的とした定常的なカイゼン活動により、現場作業におけるプロセスが時々刻々と変化するため、見える化実現の第一歩であるデジタルデータの収集が困難であることが実情です。

富士通とSignavio社は、富士通が推進するRISE with SAPをサポートするOfferingのポートフォリオにSignavio社のソリューションを活用するグローバルな戦略的パートナーシップの一環として、Industry 4.0技術の活用を推進する製造業のお客様に対して将来的なビジネスプロセスの変革を実現するためのアクセラレータプログラムの共同開発を開始します。

富士通は、Signavio社からビジネスプロセスの管理・分析・最適化・実行を行う​統合ソリューションプラットフォーム「Signavio Business Transformation Suite」の提供を受け、自らが持つ製造業のノウハウを活かしたアセスメントを実施し、製造業に必要な補完アプリケーションの開発を行います​。

このアプリケーションは、製造業におけるデータ収集に費やす時間を数か月から数週間に短縮してより正確な結果を提供し、これまで難しいとされていた製造業のプロセス見える化を可能とします。富士通は、製造業のお客様が抱えるビジネスプロセスに起因する課題を解決し、お客様のデジタルトランスフォーメーションの実現をサポートしていきます。

両社は今後もお客様のサステナブルな企業活動を支援するため、さらなる標準化されたオペレーションの実現を目指して取り組んでまいります。

Signavio CEO Dr. Gero Decker 氏のコメント

富士通との戦略的パートナーシップについて合意する機会が与えられたことを嬉しく思います。これにより、世界中の製造業のお客さまにデジタル変革を支える基盤となるシステムのプロセスをマッピング、モデル化、管理するツールを提供し、Industry 4.0の実現に向けた活動を開始していきます。

富士通株式会社 理事 EBAS事業本部長 斉藤 幹人のコメント

現在の世界経済の課題を考慮すると、ビジネスプロセスの再設計と最適化は、お客さまの効率を高め、コストを削減するために不可欠なサービスであると考えています。当社の製造業における専門知識とSignavio社のツールを活用することで、企業の生産性向上を支援していきたいと考えています。

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