富士通ソフトウェアマスターの資格体系
富士通ソフトウェアマスターの資格体系や特徴などを詳しくご説明します。
レベル
「富士通ソフトウェアマスター」はスキル標準(ITSS / ITSS+)(注1)に準拠しています。L1に対応した「Associate」からL5に対応した「Senior Master」まで5段階あり、L5が最も専門性が高いレベルとなります。
- 注1ITSS / ITSS+については、「ITスキル標準関連」(情報処理推進機構のページへリンクします。) をご覧ください。
分野
「富士通ソフトウェアマスター」には、7つの分野があります。
各分野の詳細を説明します。
Database
データベースとは、複数の利用者によりデータを共有し、データを効率的に活用するために、データを「整理」して「蓄積」するものです。近年のビッグデータの分析や、データ利活用のためにもデータベースを管理するデータベース管理システムは重要な技術です。
富士通ソフトウェアマスターの「Database」では、データベースの知識を持ち、データベース管理システムの構築や利用できる技術を持つ人材を認定します。
Cloud
クラウドコンピューティングとは、企業がハードウェアやソフトウェア資産を持たず、インターネット上の仮想資源を利用するICTシステム形態の総称です。
クラウドは、プラットフォームを事業者側で構築し、利用者はネットワークを介して、必要なサービスを利用します。
富士通ソフトウェアマスターの「Cloud」では、クラウドの知識を持ち、クラウド環境の運用、さらに統合されたクラウドシステムを実現する技術を持つ人材を認定します。
Cloud Infrastructure(クラウド基盤)
FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O(オープンソース基盤)、またはFUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-V(VMware基盤)を用いた、IaaSの設計・構築・運用に関する技術を持つ人材を認定します。
Containers Management(コンテナ管理)
コンテナを支える技術である、コンテナ管理(Kubernetesなど)に関する以下の技術を持つ人材を認定します。
- Red Hat OpenShift Container Platformを用いたDevOpsに関する技術
- Kubernetesを用いたDevOpsに関する技術
Operations Management
運用管理とは、システムを使う人が、使いたい時間に問題なく使えることを実現するためにシステムを管理することです。
富士通ソフトウェアマスターの「Operations Management」では、システム運用管理の知識を持ち、システムの安定稼働を実現する技術を持つ人材を認定します。
System Control(システム管理)
システムの統合運用管理の知識を持ち、安定稼働監視とITILによる運用管理システムを構築・運用できる技術を持つ人材を認定します。
Automation(自動化)
システムの自動運用管理の知識を持ち、ジョブ管理を活用した、運用管理システムを構築・運用できる技術を持つ人材を認定します。
Service Platform
サービスプラットフォームは、デジタル時代のICTシステムへの期待に応えるため、変化に強いアプリケーションやサービスプログラムの開発を迅速に行うことができ、開発したシステムを安全に、安定稼動させるためのプラットフォームです。
富士通ソフトウェアマスターの「Service Platform」では、サービスプラットフォームの知識を持ち、サービスプラットフォームを構成するソフトウェア製品群を活用して、システムを構築、運用できる技術を持つ人材を認定します。
Agile
近年、デジタル化の急速な発展や市場環境やビジネス状況の変化などを背景に、お客様のフィードバックを受けながら、新しい価値を提供していくスピード感を重視したアジャイル開発が導入されるようになってきています。
富士通ソフトウェアマスターの「Agile」では、アジャイル開発の知識を持ち、アジャイル開発を実践できる技術を持つ人材を認定します。
アジャイル人材育成の教育と認定
~企業のデジタル革新を支援するアジャイル開発~
これまで多くのSI案件、特にSoR(System of Record)領域の開発においては、お客様の要件やゴールが明確になっていたことから主にウォーターフォールの開発手法が適用されてきました。一方で、近年は、デジタル化の急速な発展や市場環境やビジネス状況の変化などを背景に、要件定義、実装、テスト、リリースを数週間という短いサイクルで繰り返し、お客様のフィードバックを受けながら、新しい価値を提供していくスピード感を重視したアジャイル開発が導入されるようになってきています。
今後、企業のデジタル革新を支援するために、従来のビジネスで得られた経験値やノウハウに加え、「アジャイル開発」などの新たな知見を身に付け、デジタル時代に対応できる人材を育成していきます。
Security
近年の急速なスマートフォンの普及、SNS利用の拡大、様々なクラウドサービスの増加などICTの急激な変化、更に急増するサーバー攻撃により、情報漏えいのリスクは年々高まっています。
このような脅威に対し、富士通ソフトウェアマスターの「Security」では、高いレベルのセキュリティ技術を持つ人材を認定します。
Endpoint Security(エンドポイントセキュリティ)
エンドポイントにおける機密情報の漏洩やウイルス被害といった脅威から、システムを守る環境を実現できる人材を認定します。
AI
ディープラーニングの実用化によって、AIの可能性は飛躍的に高まっています。AIシステムの拡大に必要な、ディープラーニングの技術者の育成も求められています。
富士通ソフトウェアマスターの「AI」では、AIの知識を持ち、AIシステムの開発・構築・運用技術を持つ人材を認定します。
本コンテンツに関するお問い合わせ
お電話でのお問い合わせ
Webでのお問い合わせ
当社はセキュリティ保護の観点からSSL技術を使用しております。