Jakarta™ EE 8リリースについて
富士通技術者ブログ~Javaミドルウェア~

2019年9月10日
数村 憲治

「Jakarta EE 8」が正式リリース!!

本日、2019年9月10日、待望のJakarta EE 8がEclipse Foundationからリリースされました。

2017年秋にOracle社がJava EE技術をEclipse Foundationに移管することを表明し、2018年4月にJakarta EEワーキンググループが結成されて以来、Java EEからJakarta EEへの移管作業が進められてきました。移管作業は、名称を変更するだけのように思われますが、仕様策定のルール作りや、互換認証用のテストキットの用意など、数多くの作業があり、非常に時間がかかり、困難を極めました。
これに対して、富士通をはじめとする主要なアプリケーションサーバベンダーはもちろん、Javaコミュニティのたくさんの方の支援により移管作業を完了させることができました。まさにオープンコミュニティのなせる業です。

以下は具体的に取り組んだ内容です。

Jakarta EE 8の仕様策定

Eclipse Foundationでは、OSS(Open Source Software)プロジェクトの運営方法は定義されていますが、仕様策定プロセスについては決められていないため、まず、JCP(Java Community Process)に代わるプロセス作りから始めることが必要になりました。また、Jakarta EE 8はJava EE 8と完全互換とはいえ、Jakarta EE 8としての整合性を得るために、莫大な仕様書の修正を行いました。

TCK(Technology Compatibility Kit)の公開

仕様作成の他にも、TCKを使った互換認証プロセスを一から考え、策定する必要がありました。Java EEのTCKはこれまでクローズドコードでしたが、Jakarta EEのTCKは、GitHubで公開されているオープンソース版と、互換認証・ブランド取得のためのバイナリの2つの版が用意されました。これにより、TCKのオープン性を確保しつつ、互換性も保証します。

Eclipse GlassFishのリリース

従来、GlassFishは、Java EEの参照実装として開発されていましたが、GlassFishの開発もEclipse Foundationのプロジェクト内で行われるようになりました。2019年1月にはJava EE 8互換のEclipse GlassFish 5.1がリリースされ、2019年9月にGlassFish 5.1はJakarta EE 8の互換実装の一つとしても認定されました。

今後に向けて

富士通は、今後もJakarta EE技術にコミットし、Jakarta EEワーキンググループのストラテジックメンバーとして、継続的に技術革新に貢献していきます。また、Eclipse GlassFishをベースにしたJakarta EE 8準拠のアプリケーションサーバ製品を計画していきますので、ご期待ください。

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