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SPARC/Solaris 探検隊
第6回:OSって何?

2012年7月24日


 

みなさんは、"OS(オーエス)" って聞いたことがありますか?

「聞いたことがない」という人は、"Windows" や、"Mac OS" ではどうでしょうか?
これなら、聞いたことある人も多いのではないでしょうか。
みなさんのパソコンを起動すると、画面に"Windows" とか "Mac OS" などの文字が表示されますね。あれは、OSが起動し始めたことを表しているのです。

今はパソコンを例に挙げましたが、OSはパソコンだけでなくサーバを使うときにも、必要なソフトウェアです。サーバにインストールされるOSは通常、性能が優れていたり、パソコンのOSにはない特殊な機能が備わっています。そのため、OSのことをきちんと理解すると、もっとサーバについて深く知ることができます。

それでは、サーバのOSのことをお話しする前に、まず今回は、OSとはどのようなものなのか、をご説明したいと思います。

コンピュータの仕組み

今回はOSについてお話をしたいのですが、その前に「コンピュータがどう動いているのか」を簡単に説明したいと思います。コンピュータの大まかな動作を把握しておくと、よりOSのことを理解しやすくなるからです。

コンピュータが動作するときに重要な役割を担っている部品は、CPU・メモリ・ストレージです 。これらの部品の間で、データやプログラムが受け渡され、計算処理が行われることにより、コンピュータが動作しています。
例えば、みなさんがパソコンで、Webブラウザや文書編集ソフトなどのアプリケーションソフトウェア(以下、アプリケーション)を操作しているときは、以下のような流れで処理が実行されています。

(1)ユーザがキーボードやマウスで、アプリケーションを操作する

(2)ストレージ(HDDなど)に記憶されているデータ・プログラムが、メモリに読み込まれる

(3)メモリ上のデータ・プログラムが、CPUに転送される

(4)CPUがプログラムの命令を読み取って、計算処理を行う

(5)処理の実行結果がディスプレイに映し出される

(注)CPU・メモリ・ストレージの簡単な説明は、最後の"おまけ"を見てください。

OSは何をしているの?

コンピュータの大まかな仕組みはご理解できたでしょうか。それでは、いよいよOSのお話に移ります。OSは、"Operating System(オペレーティングシステム)"の略で、一言で表現すると、「コンピュータを動かすための基本ソフトウェア」のことです。
どんなに高性能なCPUやメモリを搭載しても、コンピュータはOSなしではほとんど使えません。電気屋さんで販売しているパソコンのほとんどは、ケーブルを接続して電源を入れるだけで使うことができますが、それは、あらかじめWindowsなどのOSがインストールされているからなのです。

それでは、コンピュータにOSが必要な理由をいくつか説明していきます。

ハードウェアをコントロール!

先ほど「コンピュータの仕組み」でお話した通り、コンピュータの内部では、CPU・メモリ・ストレージの間でデータやプログラムが受け渡されて、処理が行われています。さて、この「データやプログラムの受け渡し」は、誰が行っているのでしょうか?
実は、OSがデータやプログラムの受け渡しを管理しています。みなさんが、マウスとキーボードでパソコンを操作している裏側で、OSがパソコンの内部のハードウェアを操作しているのです。

アプリケーションに機能を提供!

OSの役割は、ハードウェアのコントロールだけではありません。OSはアプリケーションが動作するための基本的な機能を提供しています。

アプリケーションが動作する身近な例として、パソコンのアプリケーションを考えてみましょう。みなさんがWordやExcel、Internet Explorerなどを使うとき、以下の操作をしていますね。

  • アイコンをクリックしてアプリケーションを起動させる
  • ウインドウのサイズを変更する
  • ファイルを開く、または保存する
  • オンラインヘルプを表示して、インターネットに接続する

皆さんにとって、これらは当たり前の機能に感じるかもしれませんが、これもOSが提供してくれている機能なのです。
例えば、パソコンでファイルを開くとき、ファイルの場所(フォルダ)とファイルの名前を指定するだけで、簡単にファイルを開くことができますが、その裏側では、OSがHDDのどこにファイルが保存されているのか、細かいディスクの位置情報を調べてくれているのです。

つまり、アプリケーションはOSがあるおかげで、動作することができるのです。このような仕組みになっているので、同じOSがインストールされているコンピュータは、ハードウェア(CPUやメモリの種類・性能、製造元など)が異なっていても、同じアプリケーションを使うことができます。

今回のまとめ

OSはコンピュータを使うために必要な基本ソフトウェアです。OSはハードウェアをコントロールしたり、アプリケーションが動作するための基本的な機能を提供したりすることで、人間がコンピュータを簡単に扱えるようにしてくれています。

さて、この記事のタイトルの一部である、「Oracle Solaris(オラクル ソラリス、以下Solaris)」 について、みなさんご存知でしょうか?おそらく、聞いたことのない人もいるのではないでしょうか?

実はSolarisは企業向けのコンピュータシステムの分野において知らない人はほとんどいないくらいの、とても実績のあるサーバ向けOSなのです。Solarisにはサーバをより便利に使えるようにするための、たくさんの機能が備わっています。

今回は、少しパソコン寄りの記事になってしまいましたが、次回は、そんなSolarisについてお話してみたいと思います。

おまけ : コンピュータを動かす部品について

コンピュータの動作に大きく関わる部品は、CPU・メモリ・ストレージの3つです。ここでは、それらの役割を簡単に説明します。

  • CPU
    CPUは、メモリに記憶されたプログラムを実行して、計算処理を行っている部品です。CPUはよく人間の脳に例えられることがありますが、それだけ重要な部品で、コンピュータの性能はCPUの性能に大きく左右されます。
  • メモリ
    メモリは、コンピュータ内部にデータやプログラムを一時的に記憶しておく場所です。CPUが計算処理をするときは、メモリから必要なデータやプログラムを取り出して、処理を実行します。また、メモリは電気信号を使ってデータを記憶するため、ストレージよりも高速な読み込み・書き込み処理が可能です。
  • ストレージ
    ストレージは、磁気ディスクやフラッシュメモリなどによる恒久的にデータやプログラムを保存しておく場所です。
    メモリに記憶されたデータやプログラムは、コンピュータの電源を切ると消えてしまいます。
    そのため、電源を切ってもデータが消えないようにするため、ストレージがあるのです。

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