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Fujitsu

Japan

PRIMEQUEST 500Aシリーズ OS IV / XSP動作機構

PRIMEQUEST 500Aシリーズ用「OS IV / XSP動作機構キット」は、2011年3月31日をもって販売を終了いたしました。
最新の情報は、こちらからご覧ください。

「PRIMEQUEST 500Aシリーズ」に、オプションで「OS IV / XSP動作機構」を搭載することにより、「GS8000シリーズ」や「GS21シリーズ」、「PRIMEFORCE(プライムフォース)」といった富士通メインフレーム(以下、グローバルサーバ)の専用OSである「OS IV / XSP」と、同OSに対応した「AIM」などのソフトウェアやアプリケーションを、そのまま稼働できます。

メインフレーム資産も継承可能な PRIMEQUEST

パーティション機能を活用し、PRIMEQUEST上でOS IV / XSPシステムとオープンシステムを並行稼働させながら、お客様がこれまでに培ってきたOS IV / XSPベースの大切な基幹のアプリケーションやデータを、安全・確実に、低コストでオープン化していくことができます。
また、全面オープン化完了後は、OS IV / XSPシステムを稼働させていたCPUやメモリをオープンシステム向けに転用できるため、投資の最適化を図ることができます。

OS IV / XSP動作機構

PRIMEQUEST上でOS IV / XSPシステムを稼働させる際に必要となるハードウェアです。CPU-OS間のファームウェアレイヤーに位置し、インテル Itanium プロセッサーをOS IV / XSPで扱えるグローバルサーバCPUに仮想化したうえ、OS IV / XSPの命令コードをインテル Itanium プロセッサーの命令コードに変換して実行します。
OS IV / XSP動作機構は、グローバルサーバの各モデルの性能に応じてラインナップしており、OS IV / XSPシステムが占有するシステムボード、CPU、メモリ、ディスクなどのハードウェアとセット化し、「OS IV / XSP動作機構キット」としてご提供します。

対象機種は、PRIMEQUEST 520A / 540A / 580Aです。

OS IV / XSP動作機構の役割 解説図

BMCカード、OCLINKカード

グローバルサーバ固有のI/Oインターフェースである「BMCチャネル」や「OCLINKチャネル」をPCIカード化。グローバルサーバ用のI/O装置をPRIMEQUESTに直接接続し、そのまま使用できます。

OS IV / XSPシステムとオープンシステムの並行稼働 解説図

OS IV / XSP動作機構のラインナップ

移行元となるグローバルサーバのモデル(性能)や台数に合わせた、豊富なラインナップをご用意しています。性能別にラインナップした「OS IV / XSP動作機構キット」の中からお選びいただけます。

PRIMEQUEST 520A向け

7種類(性能カバーレンジ8倍)の「OS IV / XSP動作機構キット」の中からお選びいただけます。1つのOS IV / XSPシステム(1台のグローバルサーバ)と最大2つ(注1)のオープンシステムを、PRIMEQUEST1台に集約・統合できます。

PRIMEQUEST 540A / 580A向け

10種類(性能カバーレンジ16倍)の「OS IV / XSP動作機構キット」の中からお選びいただけます。
同キットを複数個導入し、複数のOS IV / XSPシステム(複数台のグローバルサーバ)をPRIMEQUEST1台に集約・統合する場合や、多数のオープンシステムとともにOS IV / XSPシステムをPRIMEQUEST1台に集約・統合する場合などに適しています。

OS IV / XSPシステムのスケーラビリティ 解説図

グローバルサーバからの高い移行性

グローバルサーバからPRIMEQUESTへの移行をスムーズにするため、グローバルサーバ固有の機能もサポートしています。

AVM/EXS

1台のグローバルサーバを最大4台の仮想マシン(VM)に分割し、それぞれでOS IV / XSPシステムを構築・運用するためのソフトウェアです。
PRIMEQUEST上のOS IV / XSPパーティションにも適用可能なため、複数のOS IV / XSPシステムを構築した1台のグローバルサーバからも、そのままの環境でPRIMEQUESTの1パーティションへ移行できます。

AVM/EXSを適用したグローバルサーバからの移行 解説図

Cタイプ動作機構オプション

グローバルサーバの内蔵磁気ディスク装置搭載モデル(Cタイプ)から移行する場合にご提供するハードウェア機構です。
本オプションを適用することで、オープンシステム用のディスク装置である「ETERNUS DX80」を、 PRIMEQUEST 520A上のOS IV / XSPシステムから、グローバルサーバ専用の磁気ディスク装置として利用できるようになります。ETERNUS DX80は、PRIMEQUEST 520Aと同一のラックに搭載でき、省電力・省スペース化を図ることができます。

グローバルサーバ ディスク搭載モデルからの移行 解説図

グローバルサーバ相当の高い運用性

グローバルサーバシステムの高度な運用形態を、PRIMEQUEST上のOS IV / XSPシステムでも継承できます。

AROMA-Lite(アロマ ライト)

グローバルサーバでは標準的にサポートしている、I/O装置や空調などお客様設備の自動運転・電源制御・監視操作を本装置を導入することで、PRIMEQUEST上のOS IV / XSPシステムでも行うことができます。

AROMA-LiteによるI/O装置、お客様設備との連携 解説図

通信制御装置 INP2

PRIMEQUEST向けの同等装置をご提供します。

チャネルリンク装置 SCL3

グローバルサーバ用の装置をそのままご利用いただけます。

PRIMEQUESTのサーバ管理専用ユニットを活用し、各種コンソールを統合することもできます。

サーバ管理専用ユニット MMB

PRIMEQUESTに標準で内蔵される、ハードウェアの構成管理や障害監視などを行うユニットです。同ユニットに管理LAN経由で接続したリモートPC(注2)で、オープンパーティションはもちろんのこと、OS IV / XSPパーティション(OS IV / XSP動作機構を含むハードウェア、OS)も管理・監視できます。

PCによるコンソール統合 解説図


(注1)XPAR適用時
(注2)WSMGR V7.1以降、通信制御サービス V7.1以降のソフトウェアをインストールが必要です。