Fujitsu Mainframe GS21
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Fujitsu Mainframe GS21
を知る
FUJITSU Software DVCF V11
24時間連続運転を支援
OSIV/MSP DVCF V11
概要
DVCF(Dual Volume Control Facility)とは、DASDボリューム上のデータをボリューム単位に二重化する機能を提供するソフトウェアです。
DVCFを使用することにより、ディスク装置のハードウェアトラブルがシステムに与える影響を大幅に削減することができます。
24時間連続運転を行うなど高信頼性が要求されるシステムでは、ディスク装置のハードウェアトラブルから重要なデータを保護する上で必要となる製品です。
機能説明
DVCFは、同一のデータを持つ物理的に独立した二つのボリュームを使用して、論理的に一つのボリューム(二重化ボリューム)に見せます。これらのボリュームの対応関係は、DVCFが管理するため、ボリューム上のデータにアクセスしようとするプログラムやエンドユーザは、物理的に存在する二つのボリュームを意識せず、従来のDASDボリュームと同様に、二重化ボリュームを使用することができます。
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障害ボリュームの自動切り離しと二重化構成への回復機能の提供
DVCFは、物理的に存在する二つのボリュームのうち、どちらか一方のボリュームにおいてハードウェアトラブルが発生した場合、障害ボリュームを二重化ボリュームの構成から自動的に切り離し、残ったボリュームだけで二重化ボリュームを構成します。このため、ユーザはハードウェアトラブルに影響されず、業務を続行することができます。また、障害ボリュームの復旧後、二重化ボリュームの構成に組み込み、等価性を回復させることによって、業務を停止することなく、二重化状態に回復することができます。 -
等価性の自動回復機能の提供
二重化ボリューム上のデータを更新中にシステムがダウンすると、物理的に存在する二つのボリューム上のデータが不一致、すなわち等価性が失われている可能性があります。DVCFは、次回のシステム立ち上げで装置がオンラインとなる時に、等価性の自動回復を行うことにより、物理的に存在する二つのボリューム上のデータが同一であることを保証します。 -
複数システムによる共用二重化ボリュームのサポート
二重化ボリュームは、複数システム(SCMPシステム内の各クラスタ)で共用することができます。共用している場合も、データへのアクセス方法やデータの排他制御方法は、従来のDASDボリュームと変わりません。
利用効果
- 同一のデータを二重化することによって、ハードウェアのトラブルからデータを保護し、24時間連続運転可能な高信頼システムとなります。
- システム常駐ボリューム、システム間共用ボリュームなど、使用用途に依存せずDASDボリュームを二重化することが可能であるため、システム全体の信頼性を大幅に向上させることができます。
- ディスクアレイ装置を組み合わせて使用することによって、ディスクアレイ装置全体に波及するハードウェアトラブル発生時においても重要なデータを保護することができます。
適用OS・ご提供時期
GS21
当製品は、GSS21sx連続運転パックに含まれます。
製品名 | サポート機種 | サポートOS | 提供時期 |
---|---|---|---|
DVCF V11 | GS21シリーズ | OSIV/MSP | 提供済 |
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