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FUJITSU Software AVM/EX

1台のメインフレームを論理的に複数台の仮想メインフレームに分割する

概要

AVM/EXは、1台のクラスタを論理的に分割し、最大14台のVM(Virtual Machine)を作り出す制御プログラムです。 VM上のOSを複数・並行稼働することにより、クラスタ資源を有効活用した効率のよいシステムを構築することができます。

機能説明

高性能、高信頼を支える制御プログラム

AVM/EXは、GS21シリーズに装備されたEVM(Extended Virtual Machine)機構と連携して、高性能なVMを提供します。 AVM/EXは、ハードウェアやソフトウェア異常に対するリカバリー機能などのRAS機能に加えて、プログラム構造の分離により、 AVM/EXの運用機能が停止してもVMの運転を継続する機能を装備するなど、システムダウンに対して耐久性を高めた制御プログラムです。

クラスタ資源の柔軟な論理分割

AVM/EXは、クラスタ資源を論理分割して、割り当てることにより、VMを実現します。 VMに専用で割り当てたクラスタ資源は他のVMからアクセスできないため、他VMからの干渉なくクラスタ資源を利用できます。 VMに割り当てたクラスタ資源はAVMコマンドにより動的に変更することができます。

  • CPU

    クラスタ資源のCPU,主記憶、および入出力装置を論理分割して、割り当てることにより、VMを実現します。 CPUは、各VMに時分割に割り当てます。VM間でCPUを共用して使用できるため、CPUを有効に利用できます。 各VMには、VM毎に指定されたCPUの割り当て量に従って、CPUを割り当てます。 CPUの割り当て量は各VMがCPUを使用するときの配分を指示するものであり、CPUに空きがあればVMは必要なだけCPUを使用することができます。 CPUの割り当て量に上限量を指定することにより、指示された割り当て量以上にCPUを使用しないよう制御することもできます。 CPUの割り当て量は、VM上でOSが稼働中に変更することができます。また、VMにCPUを専用で割り当てることもできます。 これらの機能を使用してVMへのCPU割り当てをコントロールすることにより、柔軟に、そして効率良く、CPUを利用できます。

  • 主記憶

    主記憶は、連続した領域に64KB単位または、1MB単位で論理分割してVMに割り当てます。 割り当てた領域は動的に拡張したり縮小したりできるため、各VMの負荷状況によって、柔軟に主記憶量を配分することができます。

  • 入出力装置

    入出力装置は、チャネル単位、デバイス単位にVMに割り当てることができます。 VM間でチャネルやデバイスを共用することも、割り当てを動的に変更することもできます。 また、1台のディスプレイ装置をOSコンソールとAVM/EXのコンソールで画面を切換えながら共用することもできます。

  • システム記憶装置(SSU)

    システム記憶装置は、連続した領域を64KB単位で論理分割してVMに割り当てます。 システム記憶装置の割り当てにより、次のようなバラエティに富んだシステム構成をとることができます。

    • シングル型のホットスタンバイシステム

      1台のクラスタで、ホットスタンバイシステムを構成できます。 1台のクラスタで、ホットスタンバイシステムを構成できます。 低コストで、ソフトウェアをニ重化した高信頼システムを構築できます。

    • 待機活用型のホットスタンバイシステム

      ホットスタンバイシステムの待機系で開発系を並行稼動できます。 ホットスタンバイシステムの待機系で開発系を並行稼動できます。業務系がダウンすると、開発系のVMを終了し、待機系が業務を引き継ぎます。 通常、負荷の少ない待機系のクラスタ資源を有効に利用することができます。

    • 2システム待機活用型のホットスタンバイシステム

      ハードウェアのオプション製品(セクション間クラスタ共用機構)を装備したモデルでは、オプション製品AVM/EX-CXと連携して、次のようなコストパフォーマンスの高いシステム構成をとることもできます。

      2台のクラスタで、2つのホットスタンバイシステムを構成できます。 2台のクラスタで、2つのホットスタンバイシステムを構成できます。 一方の業務系がダウンすると、1台のクラスタで2つの業務が動作するため、処理能力に余裕がある場合に有効です。

      3台のクラスタで、2つのホットスタンバイシステムを構成できます。3台のクラスタで、2つのホットスタンバイシステムを構成でき、より可用性を向上できます。

柔軟な運用性

AVM/EXは、柔軟で効率の良いVM運用を行なうための各種機能を提供します。

  • 自動運転
    AVMコマンドの自動投入により、VMを自動起動したり自動終了するなどシステムの自動運転を容易に行なうことができます。
  • 性能監視
    オプション製品ASP/AVMと連携して、AVM/EXのシステム資源利用状況や各VMの資源利用状況をPDAレポートに出力することができ、効率良くシステムのキャパシティプランニングを行ったり、ボトルネックを調べることができます。
  • 連続運用
    AVM/EXの稼働中に、入出力装置やシステム記憶装置などのハードウェアを保守したり、システムボリュームのハードウェア故障時には代替ボリュームに切り替えたりすることができます。また、AVM/EXの稼動中にVMのクラスタ資源を動的に配分しなおしたり、VMの定義情報を変更したりできるため、AVM/EXを停止することなく24時間運転を行うことができます。
  • 運用保守支援
    オプション製品ASP/AVMと連携して、次のような機能を利用することにより、AVM/EXの運用や保守を容易に行なうことができます。

    - VMの定義情報の事前チェック、バッチ処理、印刷
    - VMコンソールログの退避、印刷
    - プログラム修正履歴の印刷
    - オンラインダンプ採取
    - AVM/EXコンソールの初期画面カスタマイズ
    - ハードウェア異常の遠隔保守システムへの自動通報
    - ハードウェア異常ログの一括収集、編集

  • セキュリティ
    クラスタ資源は論理分割するため、VMのセキュリティが高いことに加えて、VMの使用資格はパスワードで保護することができ、VMごとに使用できるAVM/EXのコマンドを制約することもできるため、セキュリティの高いシステムを運用することができます。

オプション製品

AVM/EXの各種オプション製品を組み合わせることにより、より柔軟で、自由度の高いシステムを構築することができます。

  • OSIV/MSP ASP/AVM (ASsist Package / AVM) V10
    OS上で動作し、AVM/EXとOSを連携させることにより、VMの定義情報のバッチ処理などAVM/EXの運用・保守を支援する機能を提供します。
  • OSIV/XSP ASP/AVM (ASsist Package / AVM) V10
    OS上で動作し、AVM/EXとOSを連携させることにより、VMの定義情報のバッチ処理などAVM/EXの運用・保守を支援する機能を提供します。
  • AVM/EX-PX (AVM/EX-Performance eXtension) V10
    AVM/EXを大規模ハードウェア構成で動作させ、システム能力を最大に引き出すための機能を提供します。
  • AVM/EX-SA (AVM/EX-Shared channel Assist) V10
    OCLINKチャネルやFCLINKチャネルをVM間で共用し、専用チャネルと同等なCPUオーバヘッドで利用することができます。
  • AVM/EX-CX (AVM/EX-Cluster eXtension) V10
    ハードウェアのオプション製品(セクション間クラスタ共用機構)と連携して1台のクラスタ上に2つの待機系VMを構築したり、2台のクラスタで業務・待機システムを2つ構築するセクション間クラスタ共用機能を提供します。

    セクション間クラスタ共用機能は以下のソフトウェアを組み合わせて使用できます。
    - FUJITSU AVM/EX V10L10 M00121 以降
    - FUJITSU AVM/EX-CX V10L10 DLIB 以降
    - OSIV/MSP SSCF V20L10 C00121 以降
    - OSIV/MSP GSCF V20L10 C00121 以降

利用効果

AVMによりシステムを論理分割し、最大14VMの上でOSを並行動作させることができます。
  • 基幹系や開発系を1台のメインフレームに統合し、TCOを削減できます。
  • 本番業務と開発を並行運用することができます。
  • ホットスタンバイ運用による高信頼なシステムを構築できます。
  • VM間での動的な資源配分により、柔軟で効率的にシステムを運用できます。

基幹系と開発系などを統合して、TCOを削減できます。

基幹系と開発系などを1つのクラスタに統合することにより、TCOを削減できます。基幹系と開発系などを1つのクラスタに統合することにより、システムのトータルコストを削減することができます。





バッチ処理/保守作業を並行稼働することにより、業務を連続運転できます。

業務系とバッチ処理/保守作業を並行稼働することにより、業務を連続運転できます。業務系とバッチ処理/保守作業を並行稼働することにより、業務系の運用時間を延長することができます。





VM間での動的な資源配分により、柔軟で効率的にシステムを運用できます。

VM間で資源を動的に配分することにより、柔軟で効率的にシステムを運用できます。VM間で資源を動的に配分することにより、負荷変動や業務変更に柔軟に対応することができます。






論理分割により独立したVM上で、効率的なシステムテストができます。

VMごとにシステム日付を変更したり、テストシステムを並行動作させたりすることにより効率的なシステムテストができます。VMごとにシステム日付を変更したり、テストシステムを並行動作させたりすることにより効率的なシステムテストを行なうことができます。

適用OS・ご提供時期

GS21

製品名 サポート機種 サポートOS 提供時期
AVM/EX V10 GS21シリーズ OSIV/MSP
OSIV/XSP
提供中

関連製品

製品名 提供時期
AVM/EX-SA V10 提供中
AVM/EX-PX V10 提供中
AVM/EX-CX V10 提供中
ASP/AVM V10 提供中