AIM/DynamicRefineFacilityが提供する機能

NDBの動的変更機能

NDBの動的変更機能は、オンラインジョブ無停止でのサブレンジの再配置を実現します。なお、再配置中は、当該サブレンジへのアクセスを抑止する必要があります。
本機能により実施可能となる再配置は以下の通りです。

  • フラグメンテーションの解消
    長さの異なるレコードの頻繁な追加/削除で発生するDB内のフラグメンテーションを解消します。
  • 論理ページ間の片寄りの解消
    論理ページ毎のレコードの発生率のバラツキによる論理ページ間の格納率の片寄りを解消します。また、これにより必要となるインデックスの再創成も可能です。

ログ環境の変更支援機能

従来、業務拡張に伴い、ログ環境を変更するにはログ環境の初期化が必要であり、これに伴い全DBのバックアップ(TDUMP)を取得する必要がありました。このため、ユーザの作業量が膨大になり、業務に影響を及ぼす運用停止時間が長くなっていました。
ログ環境の変更支援機能は、ログファイルを初期化することなく、ログ環境にADLのログ環境コマンドの定義内容を反映する機能です。

NDBの動的変更機能の強化

DLIB提供済機能であるオンラインで使用中のDBに対してサブレンジ単位でレコードの再配置を可能とする機能の強化として、ジョブ環境動的変更機能と組み合わせることで、オンラインを停止せずにスキーマを切替えることにより再編成を実現します。

本機能で以下の再編成を実現します。

  • サブレンジの容量拡張
    サブレンジに対して、データセットやボリューム追加による容量拡張が可能になります。
  • サブレンジの追加
    サブレンジの新規追加が可能になります。
  • サブレンジの統廃合
    サブレンジ間の統廃合が可能になります。

オンライン中DB容量拡張機能

オンライン中DB容量拡張機能は、ネットワークデータベースに格納するデータ量の増加に伴うデータベースおよび拡張インデックス(XIF)の容量拡張をオンライン中に可能とする機能です。
この機能を実現するJYHONRLCユーティリティは、利用者が準備したADLソース(データベース容量を拡張したスキーマソースまたはXIF容量を拡張した拡張インデックススキーマソース)を入力として、オンラインで使用中のデータベースまたはXIFのスキーマ定義変更とその定義に従った容量拡張を行います。

オンライン中DB再配置機能の適用範囲拡大(CSP格納のデータベースサポート)

CSP格納のデータベースは、プライムページに空き領域が発生することがあります。この空き領域が増加すると、データベースへのレコード格納効率が低下するため、定期的に業務を停止してデータベースの再配置(プライムページのレコードの詰替え)をする必要があります。
本機能は、データベースの再配置処理とオンライン業務を並行して行うことができるため、データベースの再配置のためにオンライン業務を停止することなくオンラインデータベースシステムの連続運用ができます。

上記図で示すように、再配置前はプライムページ“P1”および“P2”に空きがありますが、レコードを格納する場合はプライムページ“P3”以降を使用します。再配置後は、プライムページ“P1”および“P2”の再利用が可能になります。

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