富士通フロンテックグループでは、長年お客様へ提供してきた環境貢献ソリューションにSDGsへの貢献要素を付加した「SDGs貢献ソリューション」の開発・提供を行っています。当社ソリューションを通じた環境・SDGsへの取り組みをご紹介いたします。

富士通グループのSDGsへの取り組み

富士通グループは企業理念であるFujitsu Wayで、テクノロジーを通じてお客様に価値を提供し、社会の変革に主体的に貢献していくため、『イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと』を富士通グループの「パーパス」と定めています。
ICTは人々の生活や企業活動に必要不可欠となっており、SDGsの17の目標すべてと、何らかの関連性があると考えます。私たちがFujitsu Wayで掲げる理念と、SDGsの方向性は一致すると考えています。
SDGsを起点としてデジタル技術でお客様に価値を提供しています。お客様のお客様を通じて、その先の社会全体、世界全体への価値提供につながっていくことが、SDGs達成への貢献になると信じています。

富士通フロンテックグループのSDGsへの取り組み

富士通フロンテックグループは、Fujitsu Wayを遵守するとともに、「富士通フロンテック・パーパス」を定めこれを実践することにより、SDGsの達成への貢献に取り組んでいます。
具体的には、『富士通フロンテックグループ環境行動計画』においてSDGsにかかわる「気候変動」や「資源循環」などを目標に掲げ、グループ全体で活動を展開しています。
従来のエネルギー効率・資源効率に優れたグリーン製品の開発・提供や、地域への貢献と協賛活動を通じた「良き企業市民」としての活動を継続・深化させるとともに、当社グループが持ちうる最先端技術とノウハウを活用して、より多くのSDGsのゴールの達成に貢献するため、新たな取り組みを開始するなど活動を活性化しています。
例えば、SDGsの取り組みを推進・拡大するためには社内の理解浸透が不可欠という観点から、SDGs関連の社内イベントを開催し、啓発を行っています。さらに、SDGsへの取り組みのコアとなるメンバーの知識・力量の向上にも力を入れています。
事業を通じたSDGsへの貢献という点では、「SDGs貢献ソリューション」の開発・提供を推進しています。


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富士通フロンテックグループのSDGsへの貢献領域

SDGs貢献ソリューションについて

SDGs貢献ソリューションとは

富士通フロンテックグループは、RFIDタグ(リネンタグ)や金融関連製品・サービスなどの先進技術を有したハードウェアとソフトウェアを組み合わせたソリューションを開発・提供し、金融・流通・公共・医療・物流・モビリティなどの市場においてお客様の多種多様なニーズ・期待に応え、金融機関や病院、商業施設など世の中の様々な場面をサポートしています。
「SDGs貢献ソリューション」は、SDGsで注目される気候変動などの環境問題への貢献の他、社会・経済の持続可能な発展にも貢献するために当社グループが開発したソリューションです。

「SDGs貢献ソリューション」登録までの流れ

※1:富士通(株)が開発したICTソリューション導入によるGHG排出量の削減効果等を試算するツール「EcoCALC」を使用して効果を試算し、その結果を専用の評価シートへ入力・申請。併せて、お客様にSDGsへの貢献要素を訴求する「SDGs貢献提案書」も、ひな形から作成・申請。
(当申請内容は、富士通グループの「環境貢献ソリューション」制度に基づいています。)
※2:申請されたソリューションの試算結果が登録要件の15%以上を満たしているか、「提案書」に記載のSDGsのゴールとの紐づけが妥当か等を審査し、「SDGs貢献ソリューション」としての登録の是非を決定。

環境影響評価の基本的な考え方

富士通グループでは、富士通株式会社が開発した手法を用いて、ソリューション・サービスの導入によってお客様の環境負荷がどれだけ低減されるかを定量的に評価しています。
ソリューション・サービスの導入効果を「環境のモノサシ」を用いて「環境効果に変換」します。 例えば、ペーパーレス(紙の削減)や生産性の向上、作業効率の向上などの導入効果を定量的に算出し、これをCO2排出量に換算します。

評価対象工程

ソリューション・サービスは、企画、開発、運用、廃棄(システムの更新など)の工程から成り立ち、ライフサイクルで捉えることができます。
当手法ではICTソリューションがお客さま先で運用される工程を対象にしています。

環境貢献ソリューション

富士通は、富士通グループが提供するソリューション・サービスの導入によるGHG排出量の削減効果を定量評価し、削減効果が15%を上回る商品を「環境貢献ソリューション」として認定してきました。
なお、各ソリューション・サービスの削減効果は特定のお客様での導入実績に基づいて試算したものであり、お客様により異なります。
ICTソリューションの導入前後におけるCO2排出量について、7つの環境影響要因から換算し、定量的な評価を行います。

SDGs貢献ソリューションの事例

RFIDプラットフォーム「商品管理システム」

システム概要
当システムを導入することで、適正在庫の把握による販売機会ロス削減と作業者の業務効率化を実現します。従来、工場は店舗在庫数がわからず本部から指示のあった量の生産を行っていた結果、倉庫在庫が膨大となり廃棄となってしまう商品が多数ありましたが、当システムでは、工場-倉庫-店舗間のトレーサビリティと、在庫数・販売期限の可視化が可能になりました。
これにより、店舗在庫数に合った量の工場生産・倉庫保管による物流工程の適正化・廃棄ロス/販売機会ロスの削減と、バーコードによる個別検品からRFIDによる一括検品への変更による検品・棚卸作業の業務効率化が図れます。
導入前・導入後のイメージ
  1. 各検品時に商品やカートンについたRFIDタグ(リネンタグ)をリーダーで読み取り、結果をクラウドで一括管理することで、ステークホルダー全員で、現時点で、何が・どこに・いくつあるかを共有でき、過剰在庫の削減が可能です。
  2. RFID読み取り時に販売期限を表示することで、棚卸時に販売期間が迫っている商品の有無を確認することができ、販売機会ロスの削減が可能です。

貢献可能なSDGsのゴール

貢献する要素
Goal 9:環境に配慮した技術・産業プロセスの導入。
Goal 12:過剰在庫を削減し、廃棄物の発生を抑制。
Goal 13:検品・棚卸作業の時間を削減し、CO2排出量を抑制。

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