環境データ
事業活動および環境負荷
マテリアルバランス(2023年度)
富士通フロンテックグループの環境パフォーマンスをバリューチェーン全体で捉えるとともに、環境に配慮した事業活動を推進しています。
【対象範囲】
国内:本社・東京工場、新潟工場、熊谷SSC 海外:FDTP、FFNA
※OUTPUTの「輸送CO2」は、新潟工場とFFNAの合計。
環境パフォーマンス
事業所活動が環境に与える影響を測定、監視しています。これらの情報を参考に、環境コンプライアンスを推進しています。
トレンドグラフ
気候変動
① GHG総排出量
② 使用エネルギー内訳(再エネを除く)
③ 再生可能エネルギー導入量
④ GHG排出量/売上高 原単位(国内)
【注釈】
富士通グループのSBTi (Science Based Targets initiative) 等における開示データの対象拠点。再エネを除く購入電力のGHG排出係数は、すべて0.57トンCO2/MWh。指標別の補足は以下の通り。
- GHG総排出量:再エネの導入などにより年々減少中。
- 使用エネルギー内訳(2023年度):「その他」使用エネルギーは、ガソリン等の石油類。
- 2021年度から、国内およびFDTPで再エネの導入を開始。
- GHG排出量/売上高 原単位(国内):GHG排出量を単体売上高で除した数字。
※サプライチェーン排出量(スコープ1~3)は、こちらを参照。
水資源
① 上水使用量
② 地下水使用量(国内)
③ 使用水資源内訳
④ 水資源使用量/売上高 原単位(国内)
【注釈】
富士通グループのCDP、DJSI(Dow Jones Sustainability World Index)等における開示データの対象拠点。指標別の補足は以下の通り。
- 上水使用量:2023年度は、一部節水型トイレへの更新などを実施した熊谷SSCにおいて2022年度比で約2,000m3減少。
- 地下水使用量:2020年度の増加は、新潟工場での大雪による消雪への使用。
- 使用水資源内訳(2023年度):「工業用水」は、FDTP(フィリピン)にて使用。
- 水資源使用量/売上高 原単位(国内):上水と地下水の合計量を単体売上高で除した数字。
資源循環
① 廃棄物発生量
② 有価物売却量
③ 廃棄物・有価物内訳
④ 廃棄物・有価物/売上高 原単位(国内)
【注釈】
富士通グループのCDP、DJSI 等における開示データの対象拠点。指標別の補足は以下の通り。
- 廃棄物総発生量:2023年度は、国内において什器類の更新を行ったため微増。
- 有価物売却量:売却品目は、主に金属くずと古紙。
- 廃棄物・有価物内訳(2023年度):「最終処分」は、リサイクルの困難な汚泥等の埋め立て。
- 廃棄物・有価物/売上高 原単位(国内):廃棄物と有価物の合計量を単体売上高で除した数字。
化学物質
① 化学物質取扱量
② 取扱化学物質内訳
③ 化学物質取扱量/売上高 原単位(国内)
【注釈】
富士通グループのCDP、DJSI 等における開示データの対象拠点。年間取扱量が100kg以上の化学物質(VOC、PRTRに該当)の合計量を記載。取扱量の内訳は、“大気への排出”、“消費量”、“除去処理量”、“リサイクル”。指標別の補足は以下の通り。
- 化学物質取扱量:主に製造工程において溶剤を使用。
- 取扱化学物質内訳(2023年度):「VOCかつPRTR」は、VOCとPRTRの両方に該当する物質。
- 化学物質取扱量/売上高 原単位(国内):化学物質取扱量を単体売上高で除した数字。
汚染予防(定期モニタリング) - 2023年度 -
当社グループでは、地下水・排水の自主測定を定期的に実施し、汚染予防に努めています。
① 地下水測定結果
単位:mg/L
測定項目 | 法基準値 | 本社・東京工場 | 新潟工場 | 熊谷SSC |
---|---|---|---|---|
測定値 | 測定値 | 測定値 | ||
鉛 | 0.01 | 基準値未満 | 基準値未満 | 基準値未満 |
六価クロム | 0.05 | 基準値未満 | 基準値未満 | - |
総水銀 | 0.0005 | 基準値未満 | - | - |
全シアン | 検出されないこと | - | 基準値未満 | - |
トリクロロエチレン | 0.01 | 基準値未満 | 基準値未満 | 基準値未満 |
テトラクロロエチレン | 0.01 | - | - | 基準値未満 |
ジクロロメタン | 0.02 | 基準値未満 | - | - |
1,2-ジクロロエタン | 0.004 | 基準値未満 | - | - |
1,1-ジクロロエチレン | 0.1 | 基準値未満 | 基準値未満 | 基準値未満 |
1,2-ジクロロエチレン | 0.04 | 基準値未満 | 基準値未満 | 基準値未満 |
シス-1,2-ジクロロエチレン | 0.04 | 基準値未満 | - | 基準値未満 |
トランス-1,2-ジクロロエチレン | 0.04 | 基準値未満 | - | 基準値未満 |
1,1,1-トリクロロエタン | 1 | 基準値未満 | 基準値未満 | 基準値未満 |
1,1,2-トリクロロエタン | 0.006 | 基準値未満 | - | - |
四塩化炭素 | 0.002 | - | - | 基準値未満 |
セレン | 0.01 | 基準値未満 | - | - |
カドミウム | 0.003 | 基準値未満 | 基準値未満 | - |
アルキル水銀 | 検出されないこと | 基準値未満 | - | - |
有機燐 | 検出されないこと | 基準値未満 | - | - |
ほう素 | 1 | 基準値未満 | 基準値未満 | - |
ふっ素 | 0.8 | 基準値未満 | 基準値未満 | - |
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 | 10 | 基準値未満 | - | - |
砒素及びその化合物 | 0.01 | 基準値未満 | 基準値未満~0.026(注4) | 基準値未満 |
- 注1:測定箇所本社・東京工場および熊谷サービスソリューションセンターは4箇所、新潟工場は7箇所。
- 注2:測定周期本社・東京工場および熊谷サービスソリューションセンターは1回/年、新潟工場は2回/年。
- 注3:測定値基準値未満の場合は「基準値未満」、基準値超過の場合はその最大値も記載。
- 注4:基準値超過新潟工場で基準値を超過した砒素は、過去から使用実績がなく、自然由来と判断。
- 注5:「-」は測定対象外の意。
② 排水測定結果
単位:1L中
測定項目
()内は測定単位 | 法基準値 | 新潟工場 | 熊谷SSC |
---|---|---|---|
測定値 | 測定値 | ||
水素イオン指数(pH) | 5.8~8.6 | 6.8~7.9 | 7.5~7.9 |
生物化学的酸素要求量-BOD(mg) | 160 | - | 基準値未満 |
浮遊物質量-SS(mg) | 200 | 基準値未満 | 基準値未満 |
亜鉛含有量(mg) | 2 | 基準値未満 | - |
鉛及びその化合物(mg) | 0.1 | 基準値未満 | - |
燐含有量(mg) | 16 | - | 基準値未満 |
砒素及びその化合物(mg) | 0.1 | 基準値未満 | - |
- 注1:測定箇所新潟工場 - 物質の種類によって、測定箇所・測定場所をそれぞれ設定(測定箇所:2~8箇所)。
熊谷SSC - 最終放流口の1箇所のみ。 - 注2:測定周期新潟工場 - 砒素のみ1回/年、他は2回/年。
熊谷SSC - 4回/年。 - 注3:測定値pHは最小値と最大値の測定値を記載。その他項目については、基準値未満の場合は「基準値未満」、基準値超過の場合はその最大値も記載。
- 注4:「-」は測定対象外の意。