開削トンネル土留め工設計システム
FUJITSU 建設業ソリューション
RAINPAL-JR(レインパル ジェイアール)
<FCENAシリーズ>

RAINPAL-JRは、『鉄道構造物等設計標準・同解説(トンネル・開削編)付属資料 鉄道構造物の建設等に用いる掘削土留め工設計指針(令和3 年8 月)』に準拠し、公益財団法人 鉄道総合技術研究所様により開発された弾塑性法による土留め工の設計計算システムです。以降「R3年標準準拠」と表記します。JRをはじめとする各鉄道事業者向けに開発された本システムは、弾塑性法での計算は無論のこと、慣用法での計算もサポートしており、モーメントのつり合いによる根入れ長計算から、底面安定計算、断面力・変位計算、土留め壁断面計算、支保工計算に至るまで、このシステム1つで行うことができます。
R3 年設計標準の改定では「鋼材テーブル」「弾塑性法の地盤反力係数算定」「支保工の計算許容応力対応)」「モーメントのつり合いによる根入れ長計算」「土留壁の支持力計算」に対応いたしました。また、報告書に「列車荷重図」が表示されるようになりました。
特長
- 鉄道総研開発による独自の豊富な検討機能
アンカーの内的安定計算(Kranzの方法)、三径間連続梁による腹起しの断面力計算、土留壁の支持力より決まる根入れ長の計算、充実した底面安定の検討機能など、豊富な計算機能を満載。 - 弾塑性法による検討に加え、慣用法による検討も可能
弾塑性法による検討に加え、慣用法による検討も可能弾塑性法も慣用法も1つのパッケージに集約されていますから、このシステム一つで土留め工の設計をトータルにサポートします。 - FCENAシリーズのメリットを最大限に利用
FCENAシリーズの「美しい報告書の出力」、「報告書のブラウザによる参照やWordでの編集を可能にする出力」、「ツリービューによる入力項目の一覧表示」など、使いやすい機能を全面的に採用しております。
機能
弾塑性法計算オプション | 解析手法:荷重増分法、計算モデル:弾塑性B法およびC法、切梁のノーテンション計算、再弾性化の有無、支点条件(自由・固定・ピン)、地盤反力係数算定のR3年標準対応 |
---|---|
弾塑性法による応力・変形計算 | 地盤改良、埋め戻しの計算、地盤改良による土留め壁の初期変位量の計算、プレロード導入による計算など |
根入れ長検討機能 | 安定度判定グラフによる根入れ長の検討、モーメントのつり合いによる初期根入れ長計算、支持力から求まる根入れ長の計算、根入れ長計算のR3年標準準拠対応 |
底面安定計算 | ボイリング・パイピング・ヒービング・盤ぶくれの検討 |
土留壁の計算 | ソイルセメントの耐力検討、横矢板の計算 |
支保工計算 | 三径間連続ばりによる腹起しの断面力計算、土層条件によるアンカーの自由長および定着長の計算、中間杭の支持力計算、支保工の計算のR3年標準準拠の許容応力対応 |
慣用法による計算 | モーメントのつり合いによる根入れ長計算、壁体の断面力・変位の計算、撤去時の盛替梁の計算 |
動作環境
ハードウェア | Windows 10、Windows 11が稼動するパソコン |
---|---|
出力装置 | Windowsドライバが提供されているプリンタ/プロッタ |
適応OS | Windows 10、Windows 11 |
メモリ | 4GB以上 |
- (注)日本語版OSのみ対応
価格
システム名 | 標準販売価格(税別) |
---|---|
RAINPAL-JR
サポート費 | 800,000円 120,000円/年 |
RAINPAL-JR(鉄道技術推進センター会員価格)
サポート費 | 700,000円 105,000円/年 |
カタログ
関連情報
ユーザー専用ページ
Webでのお問い合わせはこちら
-
当社はセキュリティ保護の観点からSSL技術を使用しております。
お電話でのお問い合わせ
-
富士通Japanお客様総合センター
0120-835-554(通話無料)受付時間:平日9時~12時、13時~17時30分(土曜・日曜・祝日・当社指定の休業日を除く)