食・農クラウド
施設園芸SaaS
施設栽培の高度化を支援する
温室内の見える化・設備の自動化を実現
自動で環境データを収集、
いつでもどこでも閲覧可能にクラウドに蓄積された温室の環境データをグラフや表で分析することが可能です。
また、異常検知時にはアラート情報を自動的に発信します。温室状況に応じて、
環境をコントロール予め設定した条件で温室内環境の自動制御を行います。
遠隔地から温室の状況をみながら、設定条件の変更や装置の遠隔制御も可能です。自動化により
管理面積を拡大複数の温室を自動制御し、状況は遠隔で監視できるため、1人あたりの管理面積の拡大が見込めます。
安心で、柔軟なサービスを
ユビキタス環境制御システム(UECS)に準拠しています。
日本発の施設園芸/植物工場向け情報基盤であるユビキタス環境制御システム(UECS)に準拠しています。
UECS(ユビキタス環境制御システム:Ubiquitous Environment Control System)とは
植物生産の新たな情報化標準としてUECS研究会によって規格化された国内で唯一の施設園芸標準通信規格。 従来の集中管理型に比べ、低い導入コスト、設置の容易さ、メンテナンス性の良さで優れています。
様々な施設園芸生産者への適用が可能です
小規模~大規模など問わず、柔軟にサービスを適用いただけます。
栽培テンプレートで長期間の制御設定パターンを管理、運用いただけます
栽培テンプレートとは
定植~栽培完了に至るまでの、環境制御パターンをデータ化する機能です。
作物・栽培方式・温室環境に適応した、時期・時間帯毎・制御要素ごとの栽培テンプレートを作成し、切り替えながら利用することで、時期ごとのパラメータ設定の手間を省くことができます。
また、保存したパターンは、栽培環境制御マニュアルとしても活用可能です。
温室を制御する情報基盤として、「施設環境制御box」を提供します
温度・湿度・日射量・CO2といった各種センサを接続することができ、暖房機や換気扇、窓やカーテンの開閉などを制御することができます。
施設環境制御boxは、UECS通信規格V1.0-E10に準拠していますので、この規格に準拠した他社製のアプリケーションでも環境の計測や制御が可能です。
導入効果
総収穫量は前年比約30%増 (イチゴ生産者 様)
- 環境計測により、これまで個人の感覚で捉えていたことが、データで具体的に示せた。
- さらに年度比較により次作の方針作成が数字で具体的にできた。
- その結果を環境制御のパラメータに反映して制御を実践した。
- 結果、総収穫量は前年比約30%増となった。
※効果は、導入環境により異なります。
機能
施設園芸SaaS システムイメージ図
モニタリング
- 温室の温度・湿度といった環境情報や、機器の制御状態などをリアルタイムに把握
- 複数の温室の状態を1画面で監視
- スマートフォン、タブレットなどを利用して遠隔地からでも確認可能
- 温室の異常を検知した場合はメールにてアラート通知を実施
センシング
- 環境データ(温度、湿度、日射量等)をリアルタイムに収集
- 蓄積したセンシングデータをグラフや表で分析
コントロール
- 時刻や温室環境を条件に温室の装置(窓、冷暖房など)を自動で制御
- インターネットを介して温室の装置をどこからでも遠隔操作
クラウド
- 温室環境などの各種データはデータセンターで安全に管理
モニタリング
温室の温度・湿度等の環境情報や、機器の制御状態などをリアルタイムに把握
温室内外で計測している環境情報および制御している装置の最新稼働状況を表示します。
複数の温室の状態を1画面で監視
複数の温室の状態を1画面で監視できます。温室の状態を一覧化することで、効率的な監視業務に利用できます。
スマートフォン、タブレットなどを利用して遠隔地からでも確認可能
スマートフォンでも閲覧しやすい表示画面を用意しています。
温室の異常を検知した場合はメールにてアラート通知を実施
温度、湿度、CO2などのセンサで計測した値があらかじめ設定した許容範囲外の場合にメールでお知らせしますので、いち早く温室の異常に気付くことができます。
装置やネットワークに異常が発生した場合にもメールでお知らせします。
- アラートメール画面例
【異常通知(例)】
- 一定期間データを受信していない場合
- 環境制御BOXに障害が発生した場合
- 計測センサーのデータを受信していない場合
- 計測センサーのデータが異常だった場合
- 機器の運転状態を受信していない場合
- 機器の運転状態が異常だった場合
【警告通知(例)】
- 計測センサーのデータが許容範囲外だった場合
- 複合制御を実施したが、温室の温度が上限値を超えているまた下限値未満の場合
- 複合制御を実施したが、温室の湿度が上限値を超えているまた下限値未満の場合
- 複合制御を実施したが、温室のCO2が上限値を超えているまた下限値未満の場合
センシング
環境データ(温度、湿度、日射量等)をリアルタイムに収集
温室に設置したセンサーが計測する温度、湿度、日射量等の環境データを確認できます。
蓄積したセンシングデータをグラフや表で分析
制御設定の情報、温室環境の情報、機器制御の状態など複数の情報を、期間指定や定植日といった基準日指定など様々な条件で重ね合わせて確認が出来ます。
2つの温室の環境情報を時系列で比較することができます。これにより、温室間の栽培条件の違いを視覚的に見つけることが可能です。
コントロール
時刻や温室環境を条件に温室の装置(窓、冷暖房など)を自動で制御
予め設定した条件により単一の装置を自動制御することができます。 『複合制御オプション』を追加することで、複数の装置を複合的に細かく制御することが可能です。
インターネットを介して温室の装置をどこからでも遠隔操作
温室内の機器をリモートコントロール可能です。PCだけでなく、スマートフォンやタブレットからの操作も可能です。
環境保全型農業への取り組み
近年、農業現場でも地球温暖化対策を考慮した持続的な生産活動を行う取組みが進められています。特に施設園芸ではハウス内加温や光合成促進として、多くの生産者において化石燃料が使用されています。当社は、現行設置設備で効率よく環境制御を実現し、燃料削減に繋がる仕組みの提供を進めています。加温機や換気装置、保温カーテンなどを組合わせた複合環境制御や環境変化状況に応じた予測制御が実現可能であり、環境保全型農業の推進を支えてまいります。
化石燃料削減に向けた複合環境制御の実現
天窓や谷・サイドなどの換気装置、保温カーテンなどの保温装置、化石燃料燃焼を行う加温装置をネットワークでつなぎハウス内外の温度や相互の動作状況などを踏まえた省エネ型の複合環境制御を実現します。
環境の変化率を踏まえた予測制御の実現
当社のサービスは、過去の計測値からの変化率に応じた環境制御を実現することも可能です。意図しない急激な気温の変化は植物体の生育に悪影響を及ぼし、冷暖房のコスト増加にも繋がります。段階的な制御を行うことによって緩やかな変化率に抑えることができます。変化率を踏まえた予測制御により、効率運転を目指してみませんか。
複合農業経営を支える基盤の提供
農業経営的に見ると、複合農業をいかに省力化できるかが重要な課題です。少人数で離散する農場を適切に管理するための仕組みが必要になってきます。当社の仕組みは、ー作を通じた環境制御設定情報を管理でき、他の農場へ展開することも可能です。うまくいっている複合環境制御設定をひな型として横展開することで、複合農業経営を効率的に支えることができます。
畜舎での暑熱対策
家畜の暑熱ストレスは、繁殖率低下や搾乳量減少などに繋がる重要な課題です。当社では施設園芸で培った技術を、畜産現場の暑熱対策でも活用いただいています。THI(Temperature Humidity Index;温湿度係数) をリアルタイムに計算し、関係者へのアラート発信やミストとファンの強弱連動制御などにより、暑熱による家畜への影響を緩和する仕組みを提供しています。閾値による制御や変化率に応じた制御など要望に応じた対応も可能です。
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