Fujitsu
ハンズフリー
多言語音声会話
システム
誰でも簡単につながるコミュニケーション
本製品は販売終了いたしました。
医療や観光など、外国人とのコミュニケーションが不可欠な現場を強力に支援
外国人旅行者や医療機関を受診する外国人の割合が年々増加し、外国人とのコミュニケーションに起因する問題が多岐にわたり発生しています。例えば手がふさがることの多い医療現場や観光施設など、現在普及している翻訳サービスでは活用が難しく「ちょっとした会話なら窓口で対応できるようにしたい」という声が聞こえてきます。
ハンズフリー多言語音声会話システムは、当社が独自に研究開発したハンズフリー技術により、少ない端末操作で翻訳を可能にし、更に株式会社みらい翻訳(注1)の音声翻訳APIサービスを採用するこで、高い翻訳精度を実現します。
これにより、医師や看護師などの医療従事者の方々が書類を持ちながら、また観光施設においても荷物を携行しながらスムーズな会話が可能になります。
当社が独自に研究開発したハンズフリー技術【特許登録済】
- タブレット端末(注2)に接続された指向性マイク(注3)で、発話の方向を自動で検知する技術
- 発話の開始と終了を、自動で検知する技術
- 雑音環境下で、雑音を抑制する技術
ハンズフリー多言語音声会話システム 4つの特長
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12か国語に対応
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タブレット端末で
ハンズフリー会話 -
指向性マイクによる
発話方向検知 -
医療現場に最適な
翻訳エンジン
12か国語対応かつ医療分野にも対応したAI翻訳エンジンを採用
日本語と12言語間の音声認識、および機械翻訳の評価(注4)で翻訳精度4以上(実用レベル)の高精度な自動翻訳に対応
- 医療分野向けの音声翻訳技術を開発・実証する総務省の情報通信技術に関する研究開発「グローバルコミュニケーション計画の推進」の成果(注5)をエンジンとして搭載
- NICT(注6)の音声翻訳技術の研究成果を活用した株式会社みらい翻訳の音声翻訳APIサービスを採用
- 医療現場や観光施設の窓口などの様々な外国人対応の場面で実証を行い、実用性を確認
対応言語
日本語、英語、中国語(繁体/簡体)、韓国語、インドネシア語、タイ語、ベトナム語、ミャンマー語、ポルトガル語、スペイン語、フランス語、タガログ語
タブレット端末でハンズフリー会話
話者の方向と発話の自動検知によるハンズフリーでの会話
- タブレット端末に接続した指向性マイクで話者の音声や位置を認識し、音声翻訳する事が可能
- 発話毎の翻訳開始や終了を自動で検知し、ボタン操作は不要
〈ハンズフリー操作のメリット〉 - 様々な医療機器や書類を手に持ちながら患者と頻繁に会話する医療従事者が、負荷やストレスなく、外国人患者の受付対応や症状の説明などを行うことが可能
- 外国人とのコミュニケーションの機会が多い観光施設の窓口対応などにおいても、PCの操作や荷物の携行をしながらスムーズに観光名所の案内や宿泊施設の予約対応が可能
高精度な音声認識
雑音抑制技術、指向性マイクによる高精度な音声認識
- 医療現場のような、周囲の雑音が定常的に発生する状況でも高精度に音声認識が可能
- 空調機器や検査機器などの定常雑音を判別した上で雑音を抑制
- 大病院の検査室など、60dB(デシベル)ほどの騒音がある環境下でも、高精度な音声認識を実現
医療現場にも最適な翻訳エンジン
NICTのエンジンで医療用語の翻訳にも対応
- 2019年10月から2019年12月まで、沖縄県内の医療機関6施設と共同で、医療現場での実用性に関する実証実験を行い、医療現場での有用性を検証
画面イメージ
わかりやすいUIと、フィードバック翻訳結果で安心利用
コミュニケーションは情報のヤリトリで成立します。正しく相手に伝わったか(正しく翻訳されたか)を、テキスト化された画面を見ながら、会話を進めることができます。
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言語設定
設定画面より相手側言語(画面説明は英語を設定)を選択し会話のスタートボタンを押下 -
入力音声の認識結果
日本語の音声を認識し、テキスト化 -
音声再生ボタンと翻訳結果
2.で話した日本語が英語に翻訳されると同時に、英語による音声出力(誤った翻訳結果の場合は×ボタンで取消が可能) -
フィードバック翻訳結果
3.で翻訳された英語が正しく翻訳されたか、再度日本語として翻訳を行い、正しく伝わったか確認が可能
活用シーン
医療現場
ハンズフリー多言語音声会話システムは医療用語の翻訳に対応しており、病院の窓口(受付・会計)など、外国人患者とのコミュニケーションが必要な現場を支援します。
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(注)医療現場における正確な通訳が必要な場面は、医療通訳をご利用ください。
観光案内所や店頭など
様々な外国人対応の場面での実証結果を踏まえ、在留外国人向け自治体の相談窓口や、観光案内所、ホテルの受付など、インバウンド対策に向けた「おもてなし」を実現します。
脚注
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(注1)株式会社みらい翻訳・・・2014年10月30日設立、本社東京都渋谷区
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(注2)タブレット端末・・・iPadのみに対応(2022年12月現在)
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(注3)指向性マイク・・・特定の方向から聞こえる音のみを集音するマイク
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(注4)機械翻訳の評価・・・国立情報学研究所が主催する評価型ワークショップ「NICTR-10」で実施された機械翻訳の評価手法で、翻訳の適切さ、文章単位で正しく伝わる文の割合をそれぞれ5段階で評価
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(注5)「グローバルコミュニケーション計画の推進」の成果・・・本件は、総務省の情報通信技術の研究開発 「グローバルコミュニケーション計画の推進 - 多言語音声翻訳技術の研究開発及び社会実証 - I. 多言語音声翻訳技術の研究開発」、およびその事業を継承した「災害時における多言語音声翻訳システムの高度化のための研究開発」による委託を受けて実施した成果
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(注6)NICT・・・国立研究開発法人 情報通信研究機構( National Institute of Information and Communications Technology; NICT)総務省所管の国立研究開発法人 2004年4月1日設立、本部東京都小金井市
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