データスペースにおける分散プライベートAI実現に向けた概念と必要な技術の方向性を示すDecentralised and Collaborative AI for DataspacesのホワイトペーパーをFraunhofer ISSTと共著
2025年7月10日
English組織独自の情報を活用したプライベートAIは、競争優位性の確立や高度な意思決定を支援する上で重要性を増しています。この技術は、企業活動におけるAIの高度な活用という新たな可能性を拓きますが、単独の企業が保有するデータには限りがあるのが現状です。そこで、複数の企業がデータを連携することで、より大きな価値を生み出すことが期待されていますが、これにはトレードシークレットの保護という課題が伴います。そこで注目されるのが、データ主権を軸とした非中央集権型のデータ共有基盤であるデータスペースです。本ホワイトペーパーでは、データスペースにおける分散プライベートAI実現に向けた概念と必要な技術の方向性について、独Fraunhofer ISSTと共同での取り組みを含め解説します。
富士通はデータスペースを活用して企業が安全にデータやAIモデルを活用するための技術開発を推進しています。また、今後大学やパートナーとの協業による実証、関連する標準化団体への提案などを進めていきます。