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Fujitsu

Japan

環境貢献賞授賞式 特別講演
「スペースデブリ(宇宙ゴミ)が衛星の飛べない時代をもたらす?」

(2018年6月)

開催報告:
アストロスケール社のビジネスは、解決不可能と言われていたスペースデブリの問題に対して解決の糸口を見つけ出したことで、世界から称賛されています。「環境貢献賞」授賞式という、富士通グループの優れた環境ビジネスや環境活動を表彰する場で、優れたビジネスを構築するための多くの示唆を含んだご講演をして頂きました。

アストロスケール社 セールス・マーケティングマネージャー
田口 優介 博士(理学)

田口 優介 博士交通管制、天気予報、放送、GPS…など、宇宙開発なしには私たちの暮らしは成り立ちません。しかしながら、今や多くの衛星が打ち上げられ、地球の周りにはスペースデブリ(宇宙ゴミ)が漂い、衛星と衝突し故障を引き起こしかねない危険な状態となっています。スペースデブリの除去には、技術的な問題に加え、掛かる莫大なコストを誰が負担すべきか、打上げ側か衛星による受益者側かの折り合いがつかず、誰もがこの問題解決は難しいと感じていました。

アストロスケール社では、解決が困難であるからこそ誰もが参入しづらく、ビジネスチャンスがあると捉えて事業を開始したとのことです。技術開発に加え、衛星運用事業者が軌道上のデブリを除去するためのビジネスモデル構築や、除去を義務とする国際的な法規制の整備などの包括的なアプローチをすることによって、スペースデブリへの問題の解を見つけたことをご説明頂きました。

最後に、環境問題の解決には多くの困難な問題が立ちはだかっているが、困難には必ずビジネスチャンスがある。是非ビジネスでこの問題にチャレンジしていただきたいと、力強いエールを頂きました。

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