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Fujitsu

Japan

日経BP業種別セミナー
~サステナブル最前線~ 第二回「リテール・流通」

(2018年2月)

開催報告:
リテール・流通の分野が日々直面する変化や課題について、特にサステナブル視点から消費者行動に着目した第二回日経BPセミナーを開催しました。急速に拡大したシェアリングビジネスの影響や気象データによる物流の省エネ化は、生活に密着しているがゆえに、新しいビジネスチャンスを考える熱気溢れる内容でした。

講演1 サステナブル最前線 リテール・流通編

日経BP社 日経エコロジー副編集長
相馬 隆宏様 半澤 智様 馬場 未希様

日経BP社様の講演の写真日経BP社からは第1回日経セミナーに引き続き、副編集長の馬場氏、半澤氏、相馬氏によるリレー解説の形式で、サステナビリティに関する国際動向として流通・リテール部門にハイライトを当てた事例、小売業におけるIoT活用・シェアリングビジネス事例、食品・飲料が直面する「サステナブル調達」の要請、物流危機を乗り切るICTの活用に関しての多様な事例をご紹介いただきました。自然資本経営や2020年の東京五輪を背景にした当社ビジネスへの示唆も包含されていました。

講演2 「使用経済の拡大とシェアリングビジネス」

早稲田大学ビジネススクール
根来 龍之 教授

根来 龍之 教授児人々の消費スタイルが徐々に単独所有から共同利用へと変化している昨今、根来様からは、まず「C2Cシェアリングサービス」の定義付け、「オンデマンドサービス」と「シェアリングサービス」の違いを説明いただき、シェアリングビジネスの規模や特徴、成功するために必要な仕組みの具体例を挙げて解説いただきました。日本市場の動向や、ソーシャルトレーディング、「信頼」と「信用」の規制問題やAI活用の可能性にまで及ぶ広範囲で有意義な講演でした。

講演3 「気象データを活用した商品需要予測」

財)日本気象協会 商品需要予測プロジェクト
本間 基寛様

本間 基寛様本間様からは、ビックデータである気象データの活用を通して商品需要を予測し、それを各社で共有することで、営業・調達・生産調整・需給計画・物流在庫・販売の分野での可能性や効果、課題の解説がありました。実例として気象の変化に左右されやすい豆腐メーカーや季節商品(つゆ)メーカーでの取り組みが紹介され、今後に向けてマーケティング会社と連携して、気象×POSデータ(Point of Sales 消費者購買データ)で新たなサービスの構築を目指すという参考になる内容でした。

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