人材育成・キャリアデザイン

目標

ありたい姿

すべての社員が心身ともに健康でいきいきと働くことができる環境をつくりだす。
また社員が自己の成長を実現させて、その力を最大限に発揮できる機会を提供する。

2022年度目標

成長の実現と力を発揮できる機会の提供
KPI:エンゲージメントサーベイ「自身の成長の機会・実感」に対する肯定回答率70%

方針

富士通は、2020年度より人材育成方針を大幅に見直し、会社から一律の研修を提供する形から、社員一人ひとりの自律的な学び・成長を支援する、という方向へと舵を切りました。多様な人材がそれぞれの思いをもってチャレンジをしながら成長し、キャリア目標を実現していくことを支援するとともに、それを促す組織風土の醸成を図っていきます。会社として学びやキャリア選択の機会を拡充し、それらを活用する仕組みや仕掛けを整えるとともに、マネジメントも含めて組織的に社員一人ひとりの特性に応じた成長の支援に取り組んでいます。

推進体制

富士通では、事業戦略の実現のためにビジネスニーズおよび社員の声を踏まえ、人材育成施策をアジャイルに企画・展開しています。全社経営方針に対しては全社人材育成を担当するEngagement & Growth統括部が、部門の戦略・ビジネスニーズに対しては各部門の人材開発部が主査となり、強化すべき人材像やスキルの明確化、育成施策の企画を推進しています。また、社員の声を反映する仕組みとして、エンゲージメントサーベイをグローバルに年2回実施し、組織単位の結果を社内に公開することで各組織の改善へのアクションに繋げています。加えてより高い頻度でシンプルに声を聞くパルスサーベイやアンケートなども定期的に実施しています。これらのデータを分析するとともに重点施策を明確化して実行し、さらにフィードバックを得て修正を行っています。

また、グローバルに人材育成コミュニティを形成し、エンゲージメントサーベイの結果を踏まえてグローバルアクションを企画、展開するとともに、リージョンアクションを共有することで育成部門の専門性を高め、社員への支援を強化しています。

なお、教育の実行については、人材育成サービスを提供するグループ会社の株式会社富士通ラーニングメディアが担っています。

人材育成体系

富士通および国内グループ会社において、多様な社員一人ひとりが、自身のキャリア志向や強みに応じて学び、成長することを支援するため、従来は各階層を対象として提供していた一律の必修研修を廃止し、自身の特性や目指すジョブに応じて選択するかたちとしています。

ただし、自律的な学び・成長の基礎となるキャリアオーナーシッププログラムや富士通パーソンとして重要となる知識や考え方については必修として受講を推進します。

人材育成体系

キャリアデザイン支援

富士通では、社員一人ひとりの自律的なキャリア形成を組織的に支援する文化醸成に取り組んでいます。定期的に振り返り、目指すキャリアを見つめ直す機会として各世代に対してキャリアオーナーシッププログラムを拡充しています。また、社内ポスティング制度を大幅に拡大し、富士通グループ全体に募集ポジションを公開することで富士通グループ社員全員がそのポジションに応募・チャレンジすることができる仕組みとしています。これにより、社員は自身が実現したいキャリアプランを自律的に考え、本人の選択により異動や昇格を目指すことが可能となっています。上司は1on1による対話を通して、部下のキャリア志向や特性に応じて具体的なアドバイスや支援を行っています。これらを通し、会社全体として人材の流動化や多様性の向上、適所適材の実現を目指しています。

学び、高め合う組織文化の醸成

富士通および国内グループ社員を対象とし、学びのプラットフォーム上にて、多種多様な社内外の情報・講座を提供し、多様な社員一人ひとりの学びを支援しています。また、組織として心理的安全性を担保し、エンゲージメントを高めるための組織マネジメント、人材マネジメントノウハウについてもオンラインセッションを展開し、社員自身が前向きに仕事や自身の成長に向き合える状態を組織的に作っています。なお、専門性が高い社員から学ぶ機会をグローバルに設けており、組織や国を越えた学び合い、高め合いの場が広がっています。

ビジネスリーダー育成

GKI 社長セッションGKI 社長セッション

富士通では、社員の中長期的な成長の観点から、若手からミドルクラスを対象に、ポテンシャルの高い人材が自らリーダーシップを発揮し、さらなる成長を目指せる仕組みがあります。特に、イノベーションを創出できるリーダーを育成するため、未来シナリオを描き、多様な人材を巻き込み、新たなビジネスモデルやエコシステムを構想する力を高める実践的なプログラムを実施しています。また、次世代ビジネスリーダー育成のフラッグシップであるGKI(Global Knowledge Institute)については、2000年の創設以来、現CEOの時田を含む、国内外で400名を超える卒業生がおり、グローバルに活躍する経営リーダーを輩出し続けています。

デジタル人材育成

Transformation from TOP FIRST

デジタルトランスフォーメーション(DX)企業への変革を実現するため、富士通および国内グループ会社の全社員を対象として、DXや最新のテクノロジーに関連する知識・スキルの習得支援を強化しています。全社員へのガイドラインとしてDX人材育成体系を策定し、各ロールに応じたDXリテラシー、テクノロジー、業種業務知識を提示し、多数の講座を提供することにより、社員が自らの業務に最も必要なDXスキルを習得することを支援しています。また、ビジネスへのインパクトをスピーディーにもたらすことを重視し、その日から業務に反映・活用可能なスキル習得のために、人材開発部門だけではなく、現場と連携して開発スキルの特定、講座開発に取り組んでいます。具体的には、DX人材として必要な要素(DXリテラシー)を、「デザイン思考」「アジャイルマインド」「データドリブン」と定義し、これらの実践態度を社員全員が身につけるためのプログラムを作り、経営層から受講しています。そして受講した経営層自らがこれを部門に展開し、DX企業としての行動様式に全社を変革していくことを進めています。

専門人材育成

富士通のビジネスに大きく貢献し、富士通の顔として活躍している高度な技術者に対して、グローバル共通の基準で認定し、Fujitsu Distinguished Engineerの称号を与えています。Fujitsu Distinguished Engineerは、技術者同士の国や組織の枠を超えたコラボレーションを通じて、相互研鑽や難易度の高い技術課題の解決に取り組み、富士通のビジネス戦略や顧客価値創造への貢献、卓越した技術力の社内外へ向けた発信を行っています。これにより、富士通のプレゼンスの向上、技術者のエンゲージメント向上、リテンションとともに、市場からの優秀な技術人材の獲得につなげています。

2020年度実績

  • 一人当たりの年間平均学習実績、年間教育金額(富士通および国内グループ会社)
 全体平均 (2019年度 (注1))
年間平均学習時間47.6時間
年間教育金額114.8千円
  • (注1)
    2020年度実績は、2021年10月集計予定
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