社会課題解決に向けた活動
Centrica社との協働によるホームスクーリング支援(イギリス)
提供したノートパソコンで遠隔教育が可能に
新型コロナウィルスの影響で、多くの子供たちが自宅から遠隔教育を受けるようになりました。Fujitsu UKは、Centrica社と協力し家庭環境により満足に遠隔教育が受けられない家庭に対して、古いビジネス用ノートパソコンを改修して無償提供するシステムを実現し、これまでに約350台を提供しました。パソコンの状態評価とクリーニング、データの安全消去、最新OSのインストールと最終テストを行い、翌日には各家庭に配送しています。外に出られず自宅にいる間も、このパソコンを使うことで友人や教師とコミュニケーションを図ることができるようになるなど、子どもたちの心理面のケアにも貢献しました。
NPO法人と協働した授産品購入による障がい者就労支援(日本)
常設型無人ワゴン販売「プチマルシェ」
授産品販売を行う認定NPO法人と協働して、富士通のグループ会社である富士通ITマネジメントパートナー株式会社および関西の富士通事業所にて、全国の障がい者作業所で作られる魅力的な授産品の社内販売会の企画および運営を行いました。在宅勤務の社員でも出社した際にいつでも購入できる常設型無人ワゴン販売「プチマルシェ」を考案し、NPO法人とともに商品の企画選定をして定期的に商品入れ替えを行うなど、販売を継続し売上の拡大につながりました。当社社員にとっては社会貢献の意義を理解するきっかけとなり、NPO法人にとっても販売ノウハウを向上させる機会となりました。魅力的な商品を生産しても販売に不慣れな障がい者作業所やNPO法人の課題と、身近な社会貢献がしづらいという当社社員のマッチングが実現したことで地域社会の活性化にも貢献しています。
米国NPO団体Kivaを通じた途上国起業家への融資支援
融資先である女性起業家
富士通のグループ会社であるRidgelinez株式会社は、変革を志すリーダーの伴走者となり「人」を起点にすべての変革を発想し、ストラテジー、デザイン、テクノロジーをクリエイティブに融合する変革創出企業です。社員一人ひとりがSDGsやサステナビリティへの貢献を自分事として意識することが重要と考えており、その実践として、マイクロファイナンス(注1)による途上国の企業家への融資を支援する米国NPO団体Kiva Microfundsプログラム(注2)に参加しています。持続的な支援(融資)を可能とするKivaクラウドファンディングプラットフォームを通じて、より多くの収穫を目指した農機具の購入、子どもたちのモバイル学習のための通信環境整備、地域の人々の健康を支える薬局の開業など、起業家に対して新しいビジネス機会を提供しています。変革を志すリーダーの想いを知り、その活動を支援することで「自らが世界や社会を変えていく」カルチャーを醸成しています。今後も、変革創出企業として、世界中の人々が生活を豊かに、また新たな事業に積極的にチャレンジしていけるように持続的な支援をしていきたいと考えています。
- (注1)生活に困窮する人々が事業を運営し、自立し、貧困から脱することを目的とした小口の融資/貯蓄などの金融サービス。
- (注2)2005年に設立された世界初のperson to personマイクロファイナンス機関。インターネットを利用して発展途上国の個人事業主に融資するしくみ。
自然災害による被災への支援
富士通グループは、自然災害による被害の復興に役立てていただくため、義捐金寄付などの支援を行っています。
- 2020年度
- 「令和2年7月豪雨」被害への支援について
- 「豪州森林火災」への支援について
- 「令和3年2月福島県沖地震」への支援について
- 2019年度
- 「令和元年台風15号および19号」被害への支援について
- 2018年度
- 「北海道胆振東部地震」被害への支援について
- 「7月豪雨」被害への支援について
- 2017年度
- 九州北部の豪雨による被害への支援について
- 2016年度
- 熊本地震 震災復旧・復興支援に向けてクラウドサービスを提供
- 熊本地震被害への支援について
文化・協賛活動
富士通の文化・協賛活動についてはこちらをご覧ください。