社会課題に向けた活動
スポーツを通じた地域貢献
パラスポーツ体験会の様子
富士通グループでは国内5箇所の工場および事業所における地域社会貢献活動として、従来より地域住民および従業員とその家族向けに様々なイベントを実施しており、その中で「健康増進」「子供たちの運動能力向上」を目的とした富士通所属選手によるスポーツの体験会を開催しています。これらに加え近年では、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020大会)の機運醸成を目的として、富士通所属のオリンピアンとの交流会や、各地域で活躍するパラアスリートチームの皆さんをお招きしたパラスポーツ体験会を行なっております。富士通は東京2020大会への協賛に加え、日本障がい者スポーツ協会、日本パラ陸上競技連盟、日本身体障がい者水泳連盟への協賛を行っており、さらなる障がい者スポーツの普及とすそ野拡大、理解促進に寄与していきます。
バリアフリーマップによるスポーツ観戦支援
富士通は、ラグビーワールドカップ2019日本大会で、下肢に障がいのある方や高齢の方などが段差なく競技会場まで移動できるよう経路と街中のバリア情報を可視化したバリアフリーマップを配布しました。
このバリアフリーマップは、誰もが暮らしやすい社会の実現を目的に、富士通がオリンピック・パラリンピック等経済界協議会(注1)の幹事会社の一つとして、地域・経済界・自治体・学生と連携して日本語と英語で作成しました。今回の日本大会では総計20万部を全12競技場のほか成田空港などの主要な交通機関でも配布し、障がいのある方から高齢の方のほか海外からの観戦者にとっても、誰もが不安なく楽しめる大会の実現に貢献しました。
富士通は、来るべき東京2020大会の競技会場においてもこの活動を継続し、大会の機運醸成に努めるとともに誰もが暮らしやすい共生社会の実現に貢献していきます。
- (注1)オリンピック・パラリンピック等経済界協議会:
東京2020大会等に向けた機運醸成と経済界におけるレガシー創出を目的に、経済三団体(一般社団法人日本経済団体連合会、日本商工会議所、公益社団法人経済同友会)が母体となり設置された協議会。


先住民の知識と文化の保護(オーストラリア)
スキャナーを利用したデジタル保存活動
アボリジニとトレス諸島先住民の知識と文化を保護・継承に向けて文化財のデジタル保存を実施しているバウラ財団に対し、富士通オーストラリアはスキャナーであるScanSnapとクラウドでのホスティングサービスを提供しました。これにより大量の資料が高画質で財団のデジタルライブラリーに保存され、すでに1300人以上の子供たちの学習に役立てられています。この活動を通じ、先住民の文化的価値観や風習、哲学の継承を支援していきます。
自然災害による被災への支援
富士通グループは、自然災害による被害の復興に役立てていただくため、義捐金寄付などの支援を行っています。
2019年度は9月と10月に発生した「令和元年台風15号および19号」による被災者の方々の救援や被災地の復興に向け、義捐金を拠出しました。
- 2019年度
- 「令和元年台風15号および19号」被害への支援について
- 2018年度
- 「北海道胆振東部地震」被害への支援について
- 「7月豪雨」被害への支援について
- 2017年度
- 九州北部の豪雨による被害への支援について
- 2016年度
- 熊本地震 震災復旧・復興支援に向けてクラウドサービスを提供
- 熊本地震被害への支援について
東日本大震災 復旧・復興支援活動についてはこちらをご覧ください。
寄付活動
グループ従業員による活動
富士通グループでは、多くの事業所でプリペイドカード、切手、本、CDなどを回収し、それらの収益金をポリオワクチンや緑化の苗木、国際協力への寄付に活用するなど、グループ各社の社員が身近な社会貢献活動に自主的に取り組んでいます。
南アジアでボランティア活動を展開する国際NGO「シャプラニール」(市民による海外協力の会)を支援する活動として、書籍・DVDを回収・売却する「ステナイ生活」を継続的に実施しています。