背景

日本特殊陶業様は、業務システムやファイルサーバのバックアップにテープを活用しており、 約80本のテープと20台の装置が存在していました。テープ交換による日常的なテープやテープ装置のトラブル対応だけでなく、 常にバックアップ容量とテープ容量の計算を行わなければならず、お客様担当者は、煩雑な運用を強いられていました。

全社方針としてパブリッククラウドの積極活用が打ち出される中、二次バックアップへのクラウド適用を目指し、ArcserveUDPとCloud Storage Gateway※ による連携ソリューションと、バックアップ用ストレージとしてコストパフォーマンスが優れているAmazon S3を採用しました。

※ Cloud Storage Gateway
クラウドベンダーから提供されるオブジェクトストレージへデータを重複排除・圧縮して転送する製品。暗号化による安全なクラウド転送を実現し、クラウドへのバックアップ課題を解決する。

ポイント①

運用コストを抑えた災害対策の実現

300台を超える業務サーバが稼働している中で、単純にクラウド上へバックアップを取得すると、Amazon S3へのバックアップ容量課金が増大し、 運用コストが大幅に膨らんでしまいます。

そこで、ARCserve UDPの重複排除機能 と Cloud Storage Gatewayの重複排除、圧縮機能を組み合わせることで、クラウドへのバックアップデータ量を 1/3以下に減らし、運用コストの削減を実現しています。

また、コストパフォーマンスと信頼性の観点から二次バックアップに最適なAmazon S3上にデータを格納することで、 データセンターが被災した際にも確実に復旧できる仕組みを構築しました。

ポイント②

重複排除、圧縮による効率的なバックアップを実現

Arcserve UDPによる重複排除、Cloud Storage Gatewayによるデータ圧縮により、 クラウドへの安定したデータ転送と、効率的なストレージ利用を実現しました。

本事例に関するお問い合わせ

お電話でのお問い合わせ
Webでのお問い合わせ
このページの先頭へ