日野自動車株式会社様
整備管理業務のデジタル化におけるAWSの活用
概要
日野自動車様は、人流・物流にまつわる社会課題解決に取り組まれ、エンドユーザーのビジネスを支えていくために車両稼働最大化・ライフサイクルコスト最小化を目指し、販売会社の整備業務のデジタル化を推進しておられます。
整備管理業務のデジタル化にあたりAWSのご導入をいただき、整備サービス業務の効率化を実現いたしました。
お客様のご紹介
日野自動車様は、トラック・バスの製造販売及びトヨタ自動車株式会社様からの受託生産を主な事業内容とし、さらに事業に関連する製品の開発、設計及びその他のサービス等の事業活動を展開されています。
地球温暖化、重大交通事故、ドライバーをはじめとした労働力不足など、人流・物流に まつわる社会課題を解決すべく、これまでのトラック・バスの製造販売や保守整備だけでなく、車両の稼働を最適化するソリューションや人流・物流の新たなしくみの提案に至るまで、商用車ならではのCASEなどを活用し、お客様や社会に貢献することを目指されています。
お客様の課題
物流に携わるエンドユーザーのビジネスを支えていくために車両の稼働最大化とライフサイクルコストの最小化が求められています。エンドユーザーへ高品質な整備を迅速に提供する上で、メカニックの習熟度を考慮した計画策定や状況に応じた計画変更システムのデジタル化が課題でした。
デジタル化による業務の効率化および拡張性を実現するためAWSを導入されました。
導入システムの概要
システムの安定稼働や災害時の復旧を考慮し、マルチAZや複数リージョンを活用した設計をおこないました。
効果
- システムの運用管理を最適化
インフラ、アプリケーション、業務などのシステム全体における稼働監視やアクセス状況などの監視を自動化・省力化するため、CloudWatchと当社の運用監視ミドルウェア(Systemwalker Centric Manager)を連携させることで、運用・監視の効率化を図っています。 - 可用性によるシステム安定稼働を実現
マルチAZ(Availability Zone)にWEB/APインスタンスを配備し、DBインスタンスもマルチAZ配備のAmazon RDSを採用することで、一部のAZにインフラ障害が起きてもシステムの継続運用が可能です。また、業務データ等をセカンダリリージョンへ2次バックアップすることで、プライマリリージョンが被災した場合でもデータ復旧方法を確立しています。 - ネットワークアクセスの安全性を確保
お客様社内からAWS環境へのアクセスにおいて、インターネットを経由せずAWS Direct Connectを利用することで、安全なサービス提供やデータ連携のためのアクセスを可能にしました。
AWS選定理由
将来的な拡張性や海外への展開を見据え、次の観点でAWSを採用しています。
- グローバルに展開されているサービス基盤と豊富な実績
- 短期間でタイムリーに高可用性のインフラ配備・増強が可能
- システム拡張を行なっていく上でAWSの充実したサービスに期待
富士通選定理由
当社がお客様との長年パートナーシップにより推進している販売会社様向け関連システムが対象であったこと、これまでの当社のインフラ構築・運用の豊富な導入実績に加え、AWSの高い知見とシステム全体をトータルでサポートできることをご評価いただきました。
本事例に関するお問い合わせ
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富士通コンタクトライン (総合窓口)0120-933-200(通話無料)
受付時間:9:00~12:00および13:00~17:30(土曜・日曜・祝日・当社指定の休業日を除く)
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