富士通は一般社団法人 保健医療福祉情報システム工業会の一員として、医療情報の標準化に率先して取り組んでいます。
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マルチベンダー型の病院情報システムを安全かつ円滑に運用するためには、医療情報交換の標準化が極めて重要なポイントとなります。このため富士通は一般社団法人 保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)の一員として、HL7やDICOMなど医療情報交換のための標準規格の採用に早期から取り組み、その成果をふまえて現在はIHE、SS-MIX標準化ストレージにも積極的に取り組んでいます。
特に複数の医療機関に蓄積された患者様のカルテ情報を共有する新しい地域医療ネットワークにおいては、仕様の異なる様々なベンダーの電子カルテシステムを安全につないでいく標準化技術は、必須の技術となります。
標準的なワークフローを確立し標準規格の適用ガイドラインを示すIHEの活動は、標準化を普及させる上で非常に有効です。富士通は2001年のIHE-J発足当時から技術検討委員会や各種イベントに積極的に参画し、IHE-Jの普及促進と製品への反映に取り組んできました。 2003年度から始まったIHE-Jコネクタソンに毎年参加して合格すると共に、医療機関様への早期導入も実現しています。
2018年10月に行われた「IHE-J2018コネクタソン」では、放射線、臨床検査、循環器、内視鏡、ITインフラの5分野に、HOPE EGMAIN-GX(電子カルテシステム:HIS)、HOPE DrABLE-GX(放射線部門システム:RIS、医療用画像管理システム:PACS)、HumanBridge EHR ソリューション(地域医療ネットワーク)、HOPE LifeMark-LAINS/HOPE LAINS-GX(臨床検査システム:LIS)で参加し全て合格しています。
富士通の電子カルテシステム及び地域医療ネットワークHumanBridgeは、2009年よりSS-MIX標準化ストレージに対応してきました。
そしてこの経験をふまえて現在、厚生労働省の医療情報標準データベース基盤整備事業(日本のセンチネル・プロジェクト)にも参画しています。
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