医療法人南谷継風会 南谷クリニック 様

365日診療を展開する無床診療所に安心安全な電子カルテシステムが貢献

電子カルテの更新によりレスポンス向上とリハビリテーション支援システムとの連携を実現


1995年に大阪府豊中市に開院した南谷クリニックは、無床診療所でありながら内科、小児科、整形外科、リハビリテーション科、透析などの充実した外来診療を、365日無休で提供しています。2003年にいち早く富士通の診療所向け電子カルテHOPE/Dr'noteを導入し、その後、富士通社製の電子カルテシステムの更新を重ね、2018年にHOPE LifeMark-SXへと更新しました。同一ベンダーならではのスムーズなシステム更新で“無休診療”を維持するとともに、リハビリテーション支援システムとの連携や、システム動作のスピードアップを実現し、患者さんを待たせない診療を提供しています。

施設の特徴とシステムの変遷

充実した外来機能で患者中心の診療を展開

患者を待たせない診療のため電子カルテシステムを更新

Q:施設の特徴をお聞かせください。

南谷氏:当クリニックでは、「自分自身が患者であれば、どうしてほしいか、どうしてほしくないか」という患者の立場に立った考え方を行動規範としています。患者さんのニーズに合わせ、365日無休の体制をとっているのも大きな特徴で、特に土日祝日には多くの患者さんが来院されます。地域のプライマリ・ケアを担っているほか、リハビリテーションにも力を入れており、プロスポーツチームなどへのトレーナー派遣も行ってきました。

打谷氏:伊丹市に分院があるほか、当施設内には健診センター、血液浄化センター、鍼灸院、メディカルフィットネスを併設しています。検査機器はCTやMRIをはじめ、一般撮影装置やX線TVシステム、内視鏡などをそろえて、早期診断、早期治療に努めています。

Q:ICT化の沿革を教えてください。

南谷氏:1995年の開院時から富士通の医事システムを使っており、2003年に診療所向け電子カルテHOPE/Dr'noteを導入しました。その後、HOPE EGMAIN-CX、HOPE EGMAIN-RXと2回の更新を経て、2018年8月からHOPE LifeMark-SXが稼働しています。

Q:HOPE LifeMark-SX導入の動機をお聞かせください。

南谷氏:特に透析を行っていることが影響していると思いますが、電子カルテ内のデータ量が非常に多くなり、カルテの呼び出しに時間がかかるようになってきたため、レスポンスの向上が一つの大きな目的でした。透析のカルテは1回に書く情報量が多いだけでなく、週3回の通院が継続するため、データ量が非常に大きくなります。
    外来受診やリハビリで、一日あたり200~300名が来院するため、カルテ表示のスピード低下のために患者さんを待たせるわけにはいかないということがありました。


診療を止めないための同一ベンダーという選択

Q:機種選定の経緯を教えてください。

打谷氏:ベンダー3社を比較検討した上で、富士通に決めました。当院は365日診療を行っており、更新作業や操作教育に時間的なコストをかけられないという実情もあるため、これまで安定して稼働してきた富士通のシステムを継続して利用することのメリットは大きいと考えました。
    また、リハビリテーション支援システムの更新も予定していたことから、それに対応できるかどうかもベンダー選定のポイントでした。

Q:導入作業は、どのように進められましたか。

打谷氏:私とシステム担当者、医療事務課長の3人が中心となり、富士通の販売代理店であるキヤノンITSメディカル株式会社と相談しながら、プランを立てて進めていきました。各部署の意見を聞く機会を持ち、しかしすべてを反映させることはできないので、落としどころを見つけて、こちらで決定していく方法をとりました。導入作業は問題なく進めることができ、データ移行も完璧だったと思います。

南谷直人 理事長/院長
打谷昌紀 事務長

更新後の状況と効果

表示スピード改善や会計時間短縮を実現

多部門導入の大規模構成でリハビリシステムとも連携

Q:システム構成をお教えください。

打谷氏HOPE LifeMark-SXは、最大20台くらいの端末数を想定しているようですが、当クリニックは診療科も多く、リハビリ室やメディカルフィットネス、透析室など付帯施設にも端末を入れているため、合計36台を導入しています。病院と単科クリニックの中間のような、特異な規模の無床クリニックのため、ベンダー側の苦労は大きかったと思いますが、適切なサポートをいただけました。
    リハビリ室の端末は、リハビリシステムと相乗りしています。システムを連携させたことで、リハビリ実施記録をカルテに取り込めるようになり、会計情報も医事システムに流れるようになりました。

リハビリ室では、電子カルテとリハビリ支援システムを
相乗りさせた端末を活用しています。

スピードの向上で医療者・患者にメリット

Q:主な目的だった表示スピードの問題は改善されましたか。

南谷氏:透析をされている患者さんのカルテでも、表示が少し速くなりました。また、カルテへの入力や変換の速度も速くなった印象です。そのため、基本的にはカルテ入力は楽になりました。

Q:更新により、ほかにも改善されたところはありますか。

打谷氏:以前は、医師が入力したデータが医事システムに反映されるまでタイムラグがありましたが、HOPE LifeMark-SXでは、医事システム側にリアルタイムで反映されるようになったので、会計のスピードが上がっています。

南谷氏:患者さんの会計待ち時間は、間違いなく短くなったと思います。また、データの検索や呼び出しのスピードが速くなったことで、日々の診療だけでなく、症例検討や症例発表をする際のデータの取りまとめも容易になりました。

透析の患者さんなどデータ量が多いカルテでも
表示スピードが向上しました。

今後の展望

クリニックの機能のさらなる拡充をめざす

完全ペーパーレス化に向けシステムや運用を模索

Q:現在の課題についてお聞かせください。

打谷氏:電子カルテやリハビリシステムなど、導入しているICTシステムを最大限活用するために、システムの連携を進めるとともに、運用についてもさらに検討していきます。おそらく単科のクリニックであれば問題ないのでしょうが、当クリニックは複数の科や付帯施設があることもあり、予約など一部の機能は部門システムとの連携ができていません。使い方や運用次第で、より効率的・効果的にシステムを利用できるようになると思います。
    また、まだ紙ベースでファイル管理している各種情報もあります。紙ベースでは検索性が低く保管場所にも限界があるので、アーカイブ化推進のためにも完全ペーパーレスの方法を模索していきます。

南谷氏:現在、新棟を増築しており、健診センターやリハビリ室を拡張・充実させる予定です。電子カルテの端末も少し増設するため、これを機に、連携している健診システムとの機能連携の強化を進めたいと思っています。

Q:電子カルテの導入・更新を検討している施設へのメッセージをお願いします。

打谷氏:当院では3人の担当者が中心となって作業を進めましたが、最後に物を言うのは、作業を牽引する担当者が電子カルテの導入・更新を何としても成功させるという気持ちを強く持つことだと思います。

南谷氏:紙カルテは患者さんごとに1冊しかないため、電子化前はクリニック内を探して回る必要があり、各診療科や多職種での情報共有も容易ではありませんでした。電子カルテでは必要なとき、各所で多職種がすぐに閲覧できるだけでなく、臨床データの取りまとめや統計などのデータ収集もしやすいなど、紙カルテにはない大きなメリットを享受できます。電子カルテは、当院の行動規範である「患者さんの立場に立った医療」の実践に、大いに役立っていると評価しています。

〔南谷クリニック様のHOPE LifeMark-SXの導入については、キヤノンITSメディカル株式会社様  にご協力をいただきました〕

お客様プロフィール

医療法人南谷継風会 南谷クリニック 様

住所 〒561-0884  大阪府豊中市岡町北1-2-4
TEL 06-6841-5700
URL https://www.minamitani-c.or.jp 
診療科目 10科

*本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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