2024年4月に医師の働き方改革の新制度が施行されました。医療機関はどのように業務効率化を進めていけばいいのでしょうか。本事例では、「スマートデバイスを活用した新しい働き方」にいち早く取り組まれた、日本赤十字社 愛知医療センター 名古屋第二病院様に、HOPE PocketChart導入に至った経緯や目的についてご紹介いただきます。
課題
- 電子カルテ端末のある場所でしか、患者状態の把握、カルテ記載ができない
- 院外では患者状態を把握できず、医師は短時間であっても週末等に病院に来る必要があった
導入効果
- 時間や場所を問わず、院外においても24時間365日患者状態が把握可能に
- 患者ケアの向上
- 医師全体の働き方改革につながった
- 看護師が患者さんに接する時間が増えた
- 業種: ヘルスケア
- 設立: 1914年(大正3年)12月
- 代表者: 院長 佐藤 公治
- 場所: 名古屋市昭和区妙見町2-9

後列左から)看護部(医療情報管理センター)看護係長 萩野正嗣様/小児アレルギー科副部長 側島健宏先生/診療情報管理課(医療情報管理センター) 情報システム係長 伊藤哲様
前列左から)副院長・第一移植外科部長 渡井至彦先生/佐藤公治院長/小児科 第二小児科部長・医療情報管理センター長 岸真司先生

お客様について
名古屋市東部に位置し、801床、27診療科を持ち2000名の職員が従事。
「いかなる時も地域を守る」をモットーに、平時のみならず災害時においても地域の医療を守っていくのを使命としております。地域医療支援病院、災害拠点病院、国際医療救援拠点となっており、国内外を問わず様々な救援活動も赤十字の働きとして行っています。第三者の評価も受けており、JCI(国際認証評価)を2023年に更新しています。
PocketChart導入状況
情報システム係長 伊藤 哲様:当院では、医療DX推進の一環として、2022年5月から業務用スマートデバイス「PocketChart」の活用を推進しています。当初は医師・看護師の一部でスモールスタートし、利用効果が確認されたことを受け2024年4月には500台に増台しました。医師200台に加え、看護副部長・師長への個人配備、その他病棟を含む多職種による共用運用へと拡大し、デバイスは iPhone SEとiPadを採用しています。 また、電子カルテシステム「HOPE LifeMark-HX(2024年2月稼働)」と連携しています。
利用シーンとしては、カルテ、検査結果、バイタルの閲覧機能に加え、医師向けに放射線画像の閲覧やカルテの記載・テンプレート入力機能、院内外での代行承認機能を使用しています。看護師向けには、院内利用となりますが注射・配薬の三点認証やカメラ撮影機能を導入しています。さらに、PocketChart以外のスマートデバイスの機能として、内線通話、チャットアプリ、音声入力や翻訳アプリ、一部病棟でナースコールアプリの効果検証も開始しています。

PDF版をダウンロードしていただくと、インタビューの全文をお読みいただけます。
本事例に記載の内容・肩書は、2024年10月の取材時点のものです。
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