Skip to main content

Fujitsu

Japan

【連絡】eMMC搭載機にて修復モードにするとsdbus.sysの問題によりSTOP:0x1DのBSODが発生する

(2019年7月19日 発行)



【現象】

eMMC搭載機にて修復モードにするとsdbus.sysの問題によりSTOP:0x1DのBSODが発生することがあります。

【対象製品】

  • 瞬快Ver.11.5初版~Ver.11.5g以前(全グレード)

【発生条件】

次の条件を全て満たす場合に発生することがあります。

  • 搭載されているディスクがeMMCである
  • OSがWindows10である
  • 次のレジストリ設定がなされていない
    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\sdstor\Parameters]
    "PackedCommandEnable" = dword:00000000

※メーカー出荷時のPCでは上記レジストリが設定されている場合がありますが、 OS環境を再構築した際には値名無しの状態になり、 次のレジストリ設定時と同じ状況となります。
    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\sdstor\Parameters]
    "PackedCommandEnable" = dword:00000001

【事象発生を確認した機種】

次の機種にて事象の発生を確認しています。

  • 富士通 ARROWS Tab Q509/VE,VB
  • Lenovo Ideapad D330
  • Mouse Pro P120
  • Microsoft Surface Go (eMMC搭載モデル)
  • NEC VersaPro タイプVT

【対処方法】

上記発生条件に記載のレジストリをセットすることで回避可能です。
   コマンドにてレジストリ設定する場合は次のコマンドとなります。

reg add HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\sdstor\Parameters /v PackedCommandEnable /t REG_DWORD /d 0 /f

瞬快Ver.11.5hにて、インストール時および修復モードへの変更時に 上記レジストリをセットするように変更しましたので、最新版をインストールするか、最新版へアップデートしてください。