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Fujitsu

Japan

【障害連絡】(瞬快Ver.10)瞬快クライアントでメモリキャッシュ機能を有効にしている状態で、フォルダーの移動や変名を行うと、フォルダー内に作成したファイルが消えてしまう場合がある。

(2011年12月14日) 本障害対応を含む製品(Ver.10e)が出荷されたため、恒久対処を修正。

(2011年12月1日)

現象

瞬快クライアントでメモリキャッシュ機能を有効にしている状態で、フォルダーの移動や変名を行うと、フォルダー内に作成したファイルが消えてしまう場合がある。

対象製品

  • 瞬快Ver.10,Ver.10a,Ver.10b,Ver.10b+ (全グレード)

発生条件

以下の条件を全て満たす場合に、後述の操作を実施すると、現象が発生します。

  • クライアントOSが Windows 7、または Windows Vista である。(Windows XP は該当しません)
  • 瞬快クライアントをファイルフォルダ単位修復モードに設定している。
  • メモリキャッシュ機能を有効に設定している。

発生する操作

発生条件を全て満たす場合に、次のような操作を行うことにより現象が発生します。

  1. 修復対象領域内に新規にフォルダ(例ではAフォルダ)を作成する。
  2. Aフォルダ内に以下のような手順でファイルを格納する。
    1. 新規にファイルを作成・編集(注1)
    2. 別のドライブやネットワーク上からファイルを複写(注2)
  3. Aフォルダを修復対象領域内に新規作成したフォルダに移動(複写は問題なし)する。または、Aフォルダのフォルダ名を変更する。

上記操作を行うと、Aフォルダ内に格納したファイルの一部またはすべてが消える場合があります。ファイルが消える条件は次の通りです。
(注1)新規作成ファイルに関しては、全て対象となります。
(注2)メモリキャッシュに格納されなかったファイルが対象となります。メモリキャッシュの領域が少ない場合や更新データが多い場合に発生しやすくなります。

回避方法

メモリキャッシュ機能を使わないようにしてください。または、回避可能な場合は上記の操作手順を行わないようにお願いします。

なお、メモリキャッシュ機能の設定変更は、動作モードを「修復無効モード」に変更後、環境設定画面の瞬間復元詳細から実施してください。

恒久対処

瞬快Ver.10e に版数アップしてください。