OTAリプログラミング/差分
エンジン
富士通独自の差分生成・圧縮技術やセキュアな配信技術で、
            高速かつ安全・確実な無線通信によるソフトウェア更新

OTAリプログラミング
富士通が提供する無線によるソフトウェアアップデート(OTAリプログラミング)は、スマートフォン・携帯電話の開発を通じて培ったノウハウを活用したセキュアな配信技術を用いています。ECUのソフトウェアアップデートに関しては、国連によるWP.29規制化のもと、グローバル、日本での法制化が進んでおり、法規制に基づいたアップデートを行います。
メリット
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                      ソフトウェア更新富士通独自の機能により、高速かつ安全・確実な自動車ECU(電子制御ユニット)のソフトウェア更新を実現 
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                      アップデート管理法規制に基づくアップデート情報は、OutCarセンターで管理可能 
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                      生産性の向上開発中からユーザー納入後まで、時間と場所を限定しないソフトウェアの更新可能 
特長
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 更新ログによる第三者証明 (公開鍵証明認証局)を可能とするソフトウェア更新管理
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 富士通独自アルゴリズムによる更新差分の生成と復元を行う差分エンジン
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 OTA管理者は、ECUプログラムの版数管理、ECU間の依存性、レギュレーションに対応するソフトウェア構成(RxSWIN)を独自の階層構造で管理
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 ファームウェアOTAから、アプリケーションOTAやプロファイルOTAへの展開可能
開発段階・製造・販売を
総合的にカバー
         
            
システム構成図
 
            
差分エンジン
 Delta Compression Engine
        富士通 差分エンジン(Delta Compression Engine)は、ECUのプログラム書換え高速化を実現する、差分書き換えパッケージです。
        本パッケージを用いることで、ECUの旧プログラムと新プログラムの差分情報を用いて、変更の発生した箇所だけを書き換えます。
メリット
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                      時間短縮変更の発生した箇所だけの書き換えにより、書き換え時間を大幅に短縮 
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                      通信量の削減書き換えに用いる差分情報が新プログラムのサイズより大幅に小さく(最大99%削減)公衆回線を経由した配信等での通信量を削減 
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                      コストダウン検知エンジンやIT機器にてOTA(Over The Air)での遠隔書き換えによるコストダウンや車両ユーザの利便性向上 
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                      生産性の向上車両工場における書き換えの高速化による生産性の向上 
特長
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 省メモリ対応:極小フットプリント(最小要求リソース RAM約2.5KB/ROM約4.5KB)を実現
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 高い圧縮率:富士通独自の圧縮アルゴリズム「ELC」に加え、より高い圧縮率を実現する「LZMA」を選択可能
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 豊富なパラメータ:全2448通りの差分生成パラメータと2種類の差分情報タイプ(差分圧縮、圧縮のみ)をご用意
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 MISRA-C対応(※1):MISRA-C:2012に準拠(※2)
- ※1MISRA-C:車載ソフトウェアの標準コーディングルール
- ※2全規則中、義務項目は全て対応。必須項目及び推奨項目は一部を除き対応(非対応項目については逸脱説明書を付属)
クラウドから配信される
プログラム
         
            
書き換え時間の大幅な短縮
書換え時間例
プログラムサイズ=約1.9MB、通信経路=CAN 500Kbpsにおける書換え時間の例
 
            
 
        WP.29対応
2020年6月、国連の自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)が行われ、自動車のサイバーセキュリティとソフトウェアアップデートに関する国際基準ができました。サイバーセキュリティ(CS)とソフトウェアアップデート(SU)の領域があり、SUにおいては、無線アップデート(OTA)だけでなく有線アップデートも対象となります。自動車メーカーはプロセス化・ITシステム化の二つの側面から、SUMS要件準拠が求められています。
SUMSプロセス(Software Update Management System)
 
            
SUMSプロセスは、OTAリプロだけではなく、有線リプロも含む
| キャンペーン管理 | ソフトウェア更新に関する情報を文書化し、当局の要望に応じて速やかに提示しなければならない | 
|---|---|
| ソフトウェア管理 構成管理 | SW更新前後のRxSWINを更新できるプロセス RxSWINがどのECUに紐づいているかを管理するプロセス ECUのソフト更新で関連するRxSWINに変更が必要かを判定できる検証プロセス | 
| セキュリティ | ソフトウェアの完全性検証データ(初期及び更新版数を含む) | 
富士通 OTA の設計と実装(SUMS)
WP.29ギャップ評価のコンサルティングからOTAまでトータルにサポート
 
            
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