帝京平成大学 様

ICTを活用し社会が求める人材を輩出 - SSD搭載の学生PCが先進のICT教育環境を支える

従来から、学生にとって使いやすいICT教育環境の充実を図ってきた帝京平成大学では、4年間使用する学生PCの推奨モデルとして、パフォーマンス向上が期待できるSSDを始めとする最新スペックを備えた富士通の「FMV LIFEBOOK SH90キャンパスモデル」を採用。長期メーカー保証など優れたサポートサービスとあわせ、安心して先進のICT教育環境を最大限利用できるよう、新しいキャンパス環境とともに学生向けサービスの向上に取り組んでいる。

課題
効果
課題学生PCのパフォーマンス向上
効果PCの性能を最大限に引き出すSSD搭載モデルの採用
課題ICT教育環境を最大限利用できる十分なスペックを備えたPCの選定
効果SSDに加え、最新CPUを始めとする最新スペックの採用
課題4年間安心してPCを使用できるサポートサービスの選定
効果持ち運びの多い学生PCに求められる長期メーカー保証と充実した保守サービスの導入

導入の背景

BYODに最適なSSD搭載モデルを選定

社会に出て即戦力となれる実学に重点を置いた教育を実践する帝京平成大学。開学当初から大学教育におけるICT活用に積極的に取り組んできた。学生がキャンパス内でいつでもどこでもインターネットを利用できるネットワーク環境はもちろん、学業に役立つコンテンツやシステムを用意するなど、大学をあげてICT活用により学生サービス向上を図っている。

「現在、大学ではBYODを推進していますが、これは1997年の学生のPC必携化の取り組みに始まります」と語る現代ライフ学部 児童学科 教授の市川氏。今ではすべての学生がノートPCをキャンパス内で持ち歩き、講義やゼミなどで活用している。こうした背景には、以前から他大学に先駆けて先進的なICT活用への取り組みを続けてきた歴史がある。

「コンピューターの基礎知識は全学必修となっていますし、学生が社会人になった際にどのような職種になっても必要な基本的なICT知識や技術を身につけられるようにしています」と同学部 経営マネージメント学科 情報システムコース 助教の照屋氏は語る。

学生に推奨するノートPCの選定基準策定を含め、ICT環境整備の窓口になっているのが同学の総合情報技術センターだ。「4年間安心して使い続けられるPCを推奨モデルとして選定しています。選定はコンピュータ演習担当の教員をはじめ、様々な意見を聞きながら、総合情報技術センター運営委員会が中心となって進めています」と語る同センターの柳沢氏。

推奨PCへのSSD採用について「もちろんSSDは以前からその高いパフォーマンスやメリットについても知っていました。しかし、推奨モデルとして選定するには価格や信頼性についても十分に考慮する必要がありました」と柳沢氏。具体的な検討をはじめてから従来に比べ低価格化が進み、信頼性についても問題ないレベルであると判断し、2016年に入学する新入生向けの推奨PCとしてSSD搭載モデルを初めて選定することを決めた。

現代ライフ学部 経営マネージメント学科 経営マネージメントコース 教授 市川 毅 氏現代ライフ学部
経営マネージメント学科
経営マネージメントコース
教授 市川 毅 氏
現代ライフ学部 経営マネージメント学科 情報システムコース 助教 照屋 健作 氏現代ライフ学部
経営マネージメント学科
情報システムコース
助教
照屋 健作 氏
総合情報技術センター 柳沢 彰 氏総合情報技術センター
柳沢 彰 氏

導入のポイント

パフォーマンスと信頼性を両立するSSD

帝京平成大学では推奨モデルを学生にとってのメインマシンとして利用してもらえるよう選定基準を策定。学生がキャンパス内外でPCを積極的に使用できるように、学生が購入しやすいコスト、4年後も見据えたスペック、安心してPCを使用できるサポートなどの観点をトータルに考慮し、そのバランスに優れたモデルとして富士通の「FMV LIFEBOOK キャンパスモデル」を選定した。

「学生は入学時に購入したノートPCを少なくとも4年間は使います。その間に陳腐化してしまわないスペックが必要です。今回の推奨モデルは、学生が購入しやすい価格を実現しながら、インテル® CoreTM i5 プロセッサーとSSD搭載による高いパフォーマンスはもちろんのこと、SSDの容量が256GBあるので、レポートや資料のファイル保存に関して、容量の観点からも安心だと思います」と語る市川氏。

また、メインメモリは標準で4GBが搭載されているが、最大12GBまで拡張することができる。情報技術を専門にする学生や研究で大容量メモリが必要になるケースでも、柔軟に対応できる点も評価ポイントだったという。

「『IGZO』による画面の美しさも選定理由です。フォントもきれいに表示されますし、発色が非常に良いので画像を扱う授業にも最適だと思います」と柳沢氏。

「スペックの観点ももちろん重要ですが、やはりメーカーの4年間保証がついているというのは安心です。学生は学内ではもちろん、自宅やカフェなどでもノートPCを使います。4年間安心して使用できるノートPCを学生が購入しやすい価格で提供できる。大学として自信を持って薦められるモデルになっていると思います」と総合情報技術センターの鈴木氏は強調する。

総合情報技術センター 鈴木 悠士 氏総合情報技術センター
鈴木 悠士 氏

期待される導入効果

高いパフォーマンスのPCで学習における時間や手間を効率化

2016年度の新入生向けに1,450台の「FMV LIFEBOOK SH90 キャンパスモデル」の提供を予定している帝京平成大学。

「SSDによる最大のメリットはOSやアプリケーションの起動スピードの速さだと思います。OS起動でも、従来では数分以上かかるケースもありました。1日に何度も起動と終了を繰り返すアプリケーション利用では、1日で見れば数分~数10分の時間ロスですが、年単位で見れば膨大な時間になります。それが効率化され時間を有効に使えるという点で大変有益だと思います」と語る市川氏。

「学生達には授業前にPCを起動しておくように指示していますが、開始時間近くに来た場合は、起動時間が遅いとそれだけで授業開始が遅れることもあります。SSDは起動が速いですから、そうした時間ロスを最小限にできるだろうと期待しています」と照屋氏もSSD採用による授業時間の効率化に期待を寄せている。

また、SSDには低消費電力である、という特長もある。帝京平成大学では、全学で節電を実施、中野キャンパスでは校舎入り口に電力モニターを設置して、リアルタイムに消費電力を目視できるようにしてあり、学生への省エネ意識向上に役立てている。そんな同学の取り組みに対しても、SSDの導入メリットが現れる可能性がある。

今後の展開

社会でより必要になる情報処理の基礎力を持った人材を輩出

社会人への準備期間における基礎力向上という観点から、PC必携化に適したICT環境を構築してきた帝京平成大学。「例えば就職支援室では、オンラインで求人情報を素早く入手できるシステムを導入していますが、学生が就職を希望している企業が学生に対してどのような能力・資格・スキルを求めているかといった情報も得ることができます。自分にとって有益な情報を積極的に入手して、自分の将来に役立てる。そんなICTの使い方を学ばせたいですね」と市川氏は語る。

また、今後の取り組みとして既に利用を始めている学習支援サービスの更なる拡充を挙げている。「自分で作ったレポートやドキュメントをクラウドサービスにアップロードすることで、学生同士で情報を共有し、議論を促すことを計画しています。また、本学に多い、専門職を目指す学生にとっては、専門科目に関する学習情報の蓄積により、以前の自分が何を考えていたか、学習で一番大切な『振り返り』に役立つ仕組みをICTで提供することもできます」と語る照屋氏。

同学ではe-Learningも積極的に取り入れ、自主的な学習を促すICT環境も整備している。また、教員にも積極的にICT活用を促し、将来的には紙ベースのレポートの多くが電子レポート化していくことも視野に入れて対応を検討していきたいという。このように、PCからクラウドサービス、その運用まで、先進的なICT活用への取り組みを続ける帝京平成大学。今後も同学は、時代を牽引する社会人を輩出していくだろう。

左から、鈴木氏、照屋氏、市川氏、柳沢氏左から、鈴木氏、照屋氏、市川氏、柳沢氏
FMV LIFEBOOK SH90キャンパスモデルFMV LIFEBOOK SH90キャンパスモデル

帝京平成大学 様

概要「実学の精神を基とし、幅広い知識と専門分野における実践能力を身につけ、創造力豊かな逞しい人間愛にあふれた人材を養成する」を建学の精神とし、現在では池袋、千葉、中野にキャンパスを有する。社会で役立つ知識や能力を身につけるため、1万人を越す学生が日夜勉学に励んでいる。「実学」を重視しているため、実社会へ出た際に即戦力となれるよう、PC必携化をはじめICTを教育環境に積極的に活用している。
ホームページhttps://www.thu.ac.jp/

[2017年1月16日掲載]

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