WSMGRにおけるウイルススキャンが終了しない問題について
[ お知らせ ]
2009年5月18日更新
富士通株式会社
平素は、富士通製品をご愛用いただき誠にありがとうございます。
当社 WSMGR をご利用のシステムで、Symantec AntiVirus のウイルススキャンが終了しない問題について、その内容および対応方法についてご連絡いたします。
1.発生事象と条件
- 発生事象
- 「WSMGR V4.1L45 から L75」のいずれかをご利用のシステムにて、Symantec AntiVirus の「2009/05/13 rev3 以降」の定義ファイルを利用した場合、以下の現象が発生する可能性があります。
- WSMGRのディスプレイエミュレータを起動するとCPUの使用率が100%となり起動に時間がかかる、または
- Symantec AntiVirus のウイルススキャン処理でCPU使用率が100%となりスキャンに時間がかかる、または
- WSMGRのインストールを行うとCPUの使用率が100%となりインストールの完了に時間がかかる
- 発生条件
- 以下のA, B, C いずれかの条件を満たす場合、本事象が発生します。
【条件A】- WSMGR V4.1L45 から L75 のいずれかを使用し、かつ
- Symantec AntiVirus ウイルスパターンを、2009/05/13 rev3 以降 に更新し、かつ
- WSMGRの拡張機能(注)を有効にした状態でエミュレータを起動した場合。
(注)拡張機能の設定確認手順- WSMGRのディスプレイエミュレータにて、ファイルメニューよりプロパティを起動してください。
- プロパティより、[拡張機能]タブを開くことで確認できます。
- WSMGR V4.1L45 から L75 のいずれかを使用し、かつ
- Symantec AntiVirus ウイルスパターンを、2009/05/13 rev3 以降 に更新し、かつ
- WSMGRをインストールしたフォルダを含むディスクをスキャンした場合。
- WSMGR V4.1L45 から L75 のいずれかを使用し、かつ
- Symantec AntiVirus ウイルスパターンを、2009/05/13 rev3 以降 に更新し、かつ
- WSMGRの新規インストール、または更新インストールを行った場合。
2.対策
- (1)恒久的対処
- 5月16日配信の「2009/05/15 rev.4」以降の定義ファイルで修正されました。定義ファイルを「2009/05/15 rev.4」以降へ更新願います。
- (2)回避方法
- 上記に示す恒久的対処が行えず、すでに事象が発生しているお客様におかれましては、以下のいずれかの対策を実施してください。
- Symantec AntiVirus のウイルスパターンを5/12以前に戻す
- Symantec AntiVirus のリアルタイムスキャン機能をオフに設定する
- Symantec AntiVirus のリアルタイムスキャン機能で WSMGR のインストールフォルダを除外する
- WSMGR の拡張機能を無効にしてエミュレータを起動する
3.更新履歴
- 2009年5月18日: 定義ファイルの修正予定情報を、修正確定情報に更新
- 2009年5月15日: 対策を更新
- 2009年5月15日: 新規掲載
以上