Interstage関連製品などのPKIセキュリティ脆弱性の問題 (2004年3月30日)

 本情報は、該当製品におけるセキュリティ上の問題について、広報日までに、コンピュータ緊急対応センター「CERT/CC」に報告されたものもしくは、弊社独自の調査により検出されたものに基づき、情報を提供するものです。
 また、該当製品には他社が開発した製品が含まれている場合もあり、その製品については、他社から提供された情報をそのまま掲載している場合があります。
 本ドキュメントに関して、弊社は、本情報の正確性、完全性あるいは特定目的への適合性について何ら保証するものではなく、本情報に従い対応を行った（あるいは行わなかった）ことによりお客様に生じた損害について一切の責任を負いかねます。
 お客様には、常に最新の情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

 本セキュリティ広報を再配布する際には、全文を転載すること。

[概要]

1. 背景

 不当なS/MIMEデータ、不当な証明書、および不当な証明書を含む署名データを受信した場合、サーバプログラムが異常終了する可能性があります。

2. 該当システムの範囲

 上記[概要]に記載している「該当製品」をご覧ください。

3. 発見されている問題点

 不当なS/MIMEデータ、不当な証明書、および不当な証明書を含む署名データを受信した場合、サーバプログラムが異常終了する可能性があります。

4. 一時的な回避方法

 一時的回避方法はありません。「5.パッチ情報」を参照し、適切な対処をしてください。

5. パッチ情報

注1) 本製品のPatchに関しては、お手数ですがサポート窓口にお問い合わせください。
注2) Patch IDだけを記載しております製品に関しては、お手数ですがLinuxのサポート窓口(有償)にお問い合わせください。
注3）既にT008NS-01を適用済の場合は、本修正(T008NS-02)を適用する必要はありません。
       なお、既にT008NS-01を入手され適用を考えられている場合は、本修正(T008NS-02)の適用をお願いします。
       また、本修正(T008NS-02)では、以下に示すT008NS-01適用時の不備が修正されております。

       T008NS-01を適用する際のLANG設定と、過去に修正を適用した際のLANG設定が一致しない場合、修正の適用時にエラー(エラーコード18)となることがあります。
       T008NS-01の適用にあたっては、以下の手順で実施してください。

1. 修正管理情報の退避・保存
   修正を適用する前に、修正管理情報を退避・保存してください。
     cp   -rp   /var/opt/FJMWupdate   /var/opt/FJMWupdate-bak1
2. 修正の適用
   適用方法は、readmeに記載してあります。
3. 適用状態の確認
   以下のコマンドを実行し、適用結果を確認してください。
     /var/opt/FJMWupdate/showup.sh   -p

       以下の場合には、退避・保存した修正管理情報を保持した状態で、サポート窓口に連絡願います。

• 「2.修正の適用」でエラーが発生した場合
• 「3.適用状態の確認」で、適用した修正番号や過去に適用した修正番号が表示されない場合

6. 改版履歴

• 2004年3月30日
  「5.パッチ情報」を更新。
  • Patch ID:T008NS-01 を T008NS-02 に変更
  • 注意事項(注3)の内容変更
   変更理由：富士通ミドルウェア製品新形式修正作成ツール障害吸収に伴う変更。
• 2004年3月11日
   「5.パッチ情報」を更新。
      Patch ID T008NS-01 に関する注意事項(注3)を記載。
• 2004年3月4日
  • Solaris SystemWalker/CentricMGR SE 5.2, 5.2.1に関する情報の削除
    上記製品には機能が含まれていなかったため。
     ・該当製品
     ・5.パッチ情報
  • 4. 一時的な回避方法の変更
     変更前：サーバプログラムの異常終了が頻発する場合には、サポート窓口にご相談ください。
     変更後：一時的回避方法はありません。「5.パッチ情報」を参照し、適切な対処を してください。
  • Patch ID.の更新
     913335-01、913334-01、913333-01、913332-01、913316-01、TP06200、T00168-01 追加
  • 下記のWindows製品の本件と同一のセキュリティ障害に関する情報を追加
     SystemWalker/CentricMGR
     Systemwalker Centric Manager
     Systemwalker Event Agent
     ・該当製品
     ・5. パッチ情報
        パッケージ名MPSMEE(Patch ID:TP06233)に関する情報を追加
  • 下記のWindows製品の本件と同一のセキュリティ障害に関する情報を追加
     SystemWalker/SoftDelivery-M
     SystemWalker/SoftDelivery-A
     SystemWalker/SoftDelivery
     ・該当製品
     ・5. パッチ情報
       パッケージ名DRMS(Patch ID:TP06283)に関する情報を追加
• 2004年2月23日
   「4.一時的回避方法」を更新。
   「5.パッチ情報」を更新。
      Patch ID 913315-01, TP16200, TP26200の提供開始。
• 2004年2月18日
   「5.パッチ情報」を更新。
      Patch ID 913313-01, 913314-01, TP36200, TP46200の提供開始。
• 2004年2月13日 新規掲載