ビジネス・インテリジェンスFUJITSU Software Interstage Navigator Server
機能 - レポート作成と分析の操作説明 -
主な特長
Interstage Navigator Serverでは、エンドユーザーが現実的に思い描けるイメージ(レポート)をインターフェイスの基本とし、使いやすさと生産性を実現しました。
利用者が「欲しい」と思い描いたレポートを、直感的なインターフェイスで指定し、簡単にレポートを作成できます。レポートの構成要素となる、「切り口(店舗別、月別など)」と「データ(集計したいもの)」とを、柔軟に組み合わせてレポートを作成することができます。
利用者の目的にあったレポートが作成できます。利用者は、「切り口」と「データ」を柔軟に組み合わせることができます。そして、レポートのイメージを指定するだけの簡単な操作で、欲しいレポートを手に入れることができます。
Interstage Navigator Serverの仕組み
Interstage Navigator Serverが、利用者がイメージしたレポートを切り口とデータを用いて、どのようにレポートを作成しているかを説明します。例えば、売上データを元に「店舗別」、「商品別」、「月別」に集計したレポートで、売上状況を調べる場合を考えます。
Interstage Navigator Serverでは、レポートを構成している以下の
- 切り口:「店舗別」「商品別」「月別」
- データ:「売上高」
をレポートイメージに合わせて指定します。データは、リレーショナルデータベースの項目が元となっています。フラットな2次元のデータ構造を、切り口を使って、多次元モデルに組み立てます。
さらに、多次元モデルを縦横集計表に仕立て直します。
この仕組みにより、「切り口」と「データ」を指定するだけで、柔軟にレポートを作成できます。
レポートの作成
Interstage Navigator Serverを使ったレポート作成について、操作の流れを説明します。店舗別の売上傾向を知るために、「どの店舗」で「何月」に「どれぐらい売れたのか」分かる表が欲しいという要望を例とします。
店舗ごとに、4月から3ヶ月間で、いくら売れたかが分かるレポートを作成します。管理ポイントから 「店舗別」をレポートの縦軸へ、「月別(最近3ヶ月)」をレポートの横軸へ、データから「売上高」をデータの集計欄へ貼り付けます。
「OK」をクリックするとレポートができます。レポートが表示されます。ボタンをクリックするだけで、Excelにレポートを貼り付けることもできます。
ドリルダウン分析
作成したレポートから、特徴の見られた商品について掘り下げて、原因を分析します。粗利益の良かったデータにマーキングしたところ、仙台店における6月度の冷暖房の売り上げが良かったことがわかりました。
「冷暖房」グループを構成する製品に掘り下げ、「何が売れたのか」を調べます。「ドリルステップ」をクリックし、「冷暖房」の内訳を見ます。
「冷暖房」セルを選択し、ツールバーから「ドリルステップ」をクリックします。「冷暖房」の内訳が表示されました。「エアコン」の売り上げが良いことがわかりました。
掘り下げたい項目を選択し、ボタンをクリックするだけで、ドリルダウン分析ができます。
Interstage Navigator Serverは、企業内で使用されているレポートの調査・分析結果を基に開発されています。企業内で流通しているさまざまなレポートを簡単に作成できます。Interstage Navigator Serverで作成できるレポートの例と、情報活用の例をご紹介します。ここでご紹介するのは、一部の機能を使用したものです。ご紹介できなかったきめ細かい機能につきましては、当社担当窓口へお問い合わせください。
時系列集計(基本)+明細表
例:店舗売上状況レポートと明細表(「Interstage Navigator Serverとは」でご紹介したレポート)
Interstage Navigator Serverは、豊富なレポート作成オプションを装備しており、最終形のレポートに近い形で、データを集計できます。
時系列集計(応用)
例:売上推移の監視と前年同月比較による売上計画の立案
日付データや月度データを、年度別、月度別などに分類して集計し、時系列で表したレポートです。販売推移や購入推移などを、月度、年度、半期といった単位で、表します。
ランキング
例:販売業における、ランキングによる販売分析
集計結果の大きい順または小さい順に集計行を並べ替えたり、データの取り出し行数を指定したりできます。売上順位表(トップ10)や、問題分析(ワースト10)レポートなどを作成できます。
予実管理表
例:販売業における、予算未達成商品の洗い出しによる販売管理支援(経営者層)
予算(店舗ごとの売上目標)や実績(日々の売上実績)など、異なるテーブルを別々に集計した結果を並べたレポートです。アラーム機能で達成率をマーキングすると、一目で達成状況を把握できます。
分布集計
例:販売業における、店内レイアウト検討などの営業支援
数値データ「単価」を任意の範囲でくくった「価格帯」で、売上額を集計しています。数値データを範囲で分類するとわかりやすいものに、年齢(20歳代、30歳代)などもあります。
ABC分析
例:製造業における、在庫適正化に向け、ABC分析による重点管理製品の洗い出し
データを、累積構成比に応じて、重要度の高い順に、A、B、Cの3つのランクに分けた「ABC分析表」を作成できます。
顧客分析(CRM)
例:銀行における、顧客の囲い込み、キャンペーン管理
特定のセグメントや顧客に特化した分析を行うため、顧客のプロフィールや、セグメンテーションごとの志向を分析したりする、CRM(Customer Relationship Management)向けレポートです。
管理ポイントと辞書
Interstage Navigator Serverでは、切り口(管理ポイント)とデータを別々に管理します。従来は利用者がデータベースにない新たな切り口でデータを集計したいと思ったら、管理者に依頼してデータベースを変更してもらう必要がありました。
そのため、システム管理者には大きな負担がかかり、また利用者にとってはスピーディーな対応ができない状況にありました。Interstage Navigator Serverでは、元のデータベースは変更せず新たな切り口を追加します。
システム管理者の負担を軽減し、利用者はタイムリーにレポートを作成するとこができます。Interstage Navigator Serverでは、切り口(管理ポイント)とデータを別々に管理することで、データベースを変更せずに切り口を設定できます。そのため、「スピーディー」で「柔軟」な分析が行えます。
共通/個人の管理ポイント
共通の管理ポイントと個人用の管理ポイントは、別々に作成・管理されます。業務の違うAさん、Bさん、Cさんには、それぞれの目的に合わせて違う切り口(管理ポイント)が必要になります。
それぞれは、個人が作った管理ポイントです。作成者専用であり、使用・削除なども個々人で行います。皆が共通に使用する管理ポイントは、管理者が作成します。これを「共通の管理ポイント」と呼びます。共通の管理ポイントと個人用の管理ポイントは、別々に管理されています。個人用の管理ポイントが作成できるため、柔軟な分析が行えます。
共通の管理ポイントを利用すれば、皆が同じ切り口で分析できます。業務の内容や立場によって異なる切り口は、個人用の管理ポイントを利用します。使い分けることで、柔軟な分析が行えます。
Interstage Navigator Server に関するお問い合わせ
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