ハードディスクの高速バックアップ、復元、短時間でのシステム再構築を実現DatacloningWizard
Active Directoryドメインコントローラのリストアを行う場合の注意事項
対象製品
- DatacloningWizard for Server オンラインバックアップオプション V6.1
- DatacloningWizard for Server オンラインバックアップオプション V6.0
- DatacloningWizard OnlineBackup for Windows Server V5.0L50以降
概要
Active Directoryドメインコントローラのシステムディスクのリストアを行った場合には、必ずすべてのActive Directoryドメインコントローラのバックアップを取得し直してください。
また、取得し直す前のバックアップはリストアしないでください。
取得し直す前のバックアップをリストアした場合、リストアを行ったドメインコントローラで、DFSレプリケーションサービスのイベントにイベントID:2104のエラーイベントが記録される、SYSVOLフォルダの同期が行われない等の現象が発生する場合があります。
取得し直す前のバックアップをリストアした場合の回復方法
DFSレプリケーションサービスのイベントにイベントID:2104のエラーイベントが記録される、SYSVOLフォルダの同期が行われない等の現象が発生した場合には、以下の方法で復旧を行ってください。
ドメイン管理者のユーザー(Administratorなど)で実施してください。
各コマンドの詳細はご利用のOSのヘルプ等を参照してください。
-
コマンドプロンプト(管理者)を開き、カレントディレクトリをC:¥に設定します。
-
DFSレプリケーションサービスを停止します。
C:¥>net stop dfsr -
DFSRデータベースファイルのフォルダを退避します。
(以下はDFSRデータベースファイルのフォルダが「database_4A70_F111_70F1_50B」の場合の例です。環境によってフォルダ名は異なります。)
C:¥>icacls "System Volume Information" /grant "Domain Admins":F
C:¥>ren "System Volume Information\DFSR\database_4A70_F111_70F1_50B" database_4A70_F111_70F1_50B.old -
DFSレプリケーションサービスを開始します。
C:¥>net start dfsr -
DFSレプリケーションサービスのイベントにイベントID:4604のイベントが記録されていることを確認します。
-
退避したDFSRデータベースファイルのフォルダを削除します。
C:¥>rmdir /s "System Volume Information\DFSR\database_4A70_F111_70F1_50B.old"
C:¥>icacls "System Volume Information" /remove "Domain Admins"
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