本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ハードディスクの高速バックアップ、復元、短時間でのシステム再構築を実現DatacloningWizard
よくあるご質問(FAQ)回答一覧

製品概要

どのような環境で使えますか?
動作環境で詳しく説明しています。ご参照ください。
技術的特長は何がありますか?
ディスクまたはパーティションのバックアップでは、ファイルシステムの種類を判別し、使用データのみを対象とすることができるため、短時間で作業が行えます。また、同時に圧縮も指定できるので、保存するディスクを無駄使いしません。 V5.0以降で採用しているWindows PEでは、32ビット(または64ビット)のネイティブアプリケーションを使用することで、多くのデータを処理できるため、高速かつ効率的にディスク操作を実行します。
また、オンラインバックアップ機能により、Windows Server OSに標準で実装されているVSSスナップショット機能を利用して、Windowsシステムを稼働しながらバックグラウンドでディスクのバックアップが可能です。
ライセンスの考え方を教えてください。
バックアップやリストアの対象とするマシン台数分のライセンスが必要です。1000台のマシンに対してバックアップやリストアを実施する場合は1000台分のライセンスをご購入ください。
バックアップ/リストアにはどのくらい時間がかかりますか?
バックアップ/リストアそれぞれの転送速度はバックアップ:2GB/分、リストア:2.5GB/分です。ハードディスクで実際に使用している領域のみバックアップ/リストアを行うため、たとえば実使用量20GBのハードディスクの場合、バックアップは10分、リストアは8分で完了します。
上記は同一筐体内のハードディスク(RAID1)にイメージファイルを保存する場合の参考値です。環境によって値が変動するため、上記の性能を保証するものではありません。
夜間に自動でバックアップする運用を考えています。スケジュールバックアップは可能ですか?
製品、バージョンによって異なります。
  • DatacloningWizard for Server
    DatacloningWizard for Server V6.0L10以降で、オンラインバックアップオプションの購入により、スケジュールバックアップが可能です。
    DatacloningWizard for Server V5.1L31以前は、スケジュールバックアップはできません。
  • DatacloningWizard for Workstation
    スケジュールバックアップはできません。
  • DatacloningWizard OnlineBackup for Windows Server
    スケジュールバックアップが可能です。
Linuxをバックアップ/リストアできますか?
できます。以下のファイルシステムについて、使用域のみを対象にしたバックアップ/リストアに対応しています。サポート済みの製品バージョンや対象OSについては、動作環境の対象OSを参照してください。
  • EXT2
  • EXT3
  • EXT4
  • XFS
  • Btrfs

仕様

OSやアプリケーションのライセンス管理を行う機能はありますか?
OSやアプリケーションのライセンス管理を行う機能はありません。ライセンス管理はお客様の責任となります。予め使用台数分のライセンスを購入/管理して利用していただくことが前提となります。
差分バックアップは可能でしょうか?
差分バックアップには対応しておりません。
他社製マシンでの動作をサポートしていますか?
当社では他社製マシンでの動作をサポートしていません。
同じ PC / AT 互換機という意味では富士通製も他社製も大きな違いはありませんが、DatacloningWizardはハードディスク、ネットワーク、OS起動モードに依存する部分があるため、富士通製マシン以外での動作をサポートしていません。
他社製マシンに対して実際に利用できるかどうかは、事前に評価した上でご利用ください。
クラスタ構成での動作に問題はありませんか?
DatacloningWizard for Server V5.0L50以降、DatacloningWizard OnlineBackup for Windows Server V5.0L50以降の製品において、Windowsサーバーのフェールオーバークラスターで構成されたシステムディスクのバックアップ/リストアをサポートしています。
サポートOSはバージョン、レベルごとに異なります。詳細については、動作環境の対象OSを参照してください。
PRIMECLUSTER環境については、ご利用の環境情報(構成やV/L等)を確認させていただき、対応可否を確認させていただきます。製品を購入された際の販売会社、または当社の担当営業・SEにお問い合わせください。
その他、独自のファイルシステムを使用しているクラスタリングソフトウェアのバックアップはできません。
どんなアプリケーションでもクローニング可能でしょうか?
クローニングにより正しく動作しなくなるアプリケーションがあります。当社では全てのアプリケーションに対して、クローニング結果での運用を保証しているわけではありません。お客様自身でお使いのアプリケーションがクローニングの対象となるのかどうか、判断頂いたうえでご利用ください。ここではそのアプリケーションのクローニングが可能かどうか判断するために重要となる2つのポイントをご紹介します。
  • ライセンス管理機構の問題
    インストール回数でライセンスされているような場合、クローニングにより正しくインストール回数がカウントされない可能性があります。インストールされたマシンの台数とインストールを行った回数が一致しないということです。その結果不正使用とみなされてしまう可能性があります。それ以外の使用ユーザー数ベースや、インストールする台数ベースでカウントされる場合は通常問題ないと思われますが、詳細については各アプリケーションのベンダーにご確認ください。
  • マシン個別情報の問題
    各アプリケーションがコンピュータごとに一意なIDを持っている場合、クローニングを行うことですべてのIDが同一となってしまい、正しく動作しない可能性があります。クライアント-サーバモデルのアプリケーションなどは特に注意が必要です。もっとも多い例としては、システムから取得したコンピュータ名やIPアドレスを個別の設定ファイルやレジストリに保持、参照する場合です。DatacloningWizard ではアプリケーション個別のファイルやレジストリは一切変更しません。このためクローニング後にコンピュータ名やIPの衝突が発生し、正しく動作しなくなります。
以上2つの問題が回避できないアプリケーションの場合、クローニング後にそれぞれのコンピュータでインストールを行うことになります。
デュアルブート環境でのバックアップをサポートしていますか?
ブートセレクタの仕様によっては、区画以外の領域に独自のデータを格納していることがあり、そのようなデータは本製品のバックアップ対象にならない場合があります。そのため、デュアルブート環境のバックアップをサポートしていません。
pagefile.sysやwin386.swp、hiberfil.sysはバックアップされますか?
バックアップされません。pagefile.sys、win386.swpは、イメージファイルから復元したシステムの起動後、システムにより再作成されます。よってバックアップ対象から外しています。別途、pagefile.sys、win386.swpをバックアップする必要はありません。
また、DatacloningWizard V5.0L50以降の製品では、hiberfil.sysファイルについてもバックアップされません。hiberfil.sysはシステムにより再作成されます。別途、hiberfil.sysをバックアップする必要はありません。
AD(Active Directory)環境のサーバのバックアップ、リストアは可能でしょうか?
  • メンバーサーバ
    バックアップ/リストア可能です。ただし、リストア後にドメインに再参加する必要があります。
  • ドメインコントローラ
    ドメインコントローラのバックアップは、オンラインバックアップでサポートしています。製品CD/DVD、または、起動媒体で起動した状態でのバックアップ(オフラインバックアップ)はサポートしていません。
    サポートOSはバージョン、レベルごとに異なります。詳細については、動作環境の対象OSを参照してください。
    • ドメインコントローラが1台または独立している場合
      バックアップ/リストア可能です。
      なおリストアすると、ドメインの情報(ADオブジェクト情報など)もバックアップ時点の状態に戻ります。
    • ドメインコントローラが複数台で構成されている場合
      バックアップ/リストア可能です。
      リストア時には、リストア対象のサーバ以外に、正常に動作しているドメインコントローラが必要です。正常に動作しているドメインコントローラがない状態でのリストアはサポートしていません。
    ドメインコントローラのリストア後は、必ずすべてのドメインコントローラをバックアップし直してください。また、バックアップし直す前の古いバックアップイメージファイルをリストアしないでください。
    なお、V5.0L42以前の製品では、ドメインコントローラとして動作しているサーバのバックアップ/リストアをサポートしていません。
CD-R/RW、DVD-R/RW、DVD-RAM、Blu-ray、DAT、LTOに直接バックアップイメージを保存することはできますか?
本製品は、CD-R/RW、DVD-R/RW、Blu-ray、DAT、LTOに直接バックアップイメージを保存することはできません。また、DVD-RAMはエラーレイトが高いこと、および、処理速度が遅いためバックアップ用途には適しておらず、DVD-RAMを使用したバックアップ/リストアはサポートしていません。
DatacloningWizardを使用してNTFSフォーマットのパーティションにイメージファイルを保存することは出来ますか?
V5.0から、NTFSフォーマットのパーティションへのイメージファイルの格納が可能です。V2.3以前の製品ではNTFSフォーマットのパーティションを保存先として利用することはできません。
SafeBootなどの暗号化ソフトにも対応していますか?
基本的に、ファイルシステムのレベルで特殊な暗号化処理を行うソフトウェアを導入している場合、使用域のみのバックアップ(ファイル/ファイルシステムとして使用されている部分のみのバックアップ)はできません。全域のバックアップとなりますので、バックアップにかかる時間は長くなり、データサイズも大きくなります。
また、Safebootのサーバを利用されている場合、クライアントとの共通化情報などを持っているとすると、リストアしてもうまく動作するとは限りません。他の暗号化ソフトについても、そのソフトウェアの仕様によっては、使えない場合があります。
動作確認、保証はしておりませんので、十分に検証を行ってからご使用ください。
CLEARSURE等のハードウェアによって暗号化する機能を利用されている場合、使用域のみのバックアップが可能です。ただし、作成したイメージファイルには暗号化されていないデータが格納されます。
一括展開(クローニング)の際に、マスタとなるコンピュータとターゲットコンピュータはハードウェア構成が同一である必要がありますか?
はい。同一構成かつ同一機種である必要があります。構成、機種が同一でない場合は、お客様の責任において、以下を確認したうえでご利用ください。
同一構成とは、デバイスの搭載状況が同じであることを表しています。デバイスの搭載数が減る場合は問題ありませんが、搭載数が増える場合や、搭載数が同じ、または、減る場合でも搭載しているデバイスが同じものでない場合には、ここで記載している 同一構成に該当しません。
  • ハードディスクの容量、メモリ容量、CPUのクロック数・個数、RAIDレベルなどの構成の違い(ドライバ変更を必要としない範囲)であれば、一括展開できます。
    ハードディスクの容量が小さくなる場合はリストアが実施できる容量が必要です。また、メモリ容量に違いがある場合は展開後にスワップ領域やページファイル領域のサイズ変更が必要になる場合がありますのでご留意ください。
  • 同一型番、後継機種などでなくても、デバイスレベルで構成が同じ場合は、技術的には一括展開できます。一括展開の対象とする機種で、ドライバやOS版数が動作対象となっているかをご確認ください。
64bit OSをサポートしていますか?
V5.0以降の製品で64ビットOSのバックアップ/リストアを行うことが可能です。また、Windows上で動作するツール類はWOW64環境で動作します。
V2.3以前の製品では64bit OSをサポートしていません。
サポートしているOSを教えてください。
製品、バージョンによって異なります。
詳細は動作環境の対象OSをご参照ください。
DatacloningWizardの製品CDでコンピュータを起動した際、Windowsのブートマネージャの画面が表示されました。
DatacloningWizard V5.0~V6.0の製品CD、および、起動媒体でコンピュータを起動した場合、起動時に「Press any key to boot from CD or DVD」というメッセージが表示されます。この時に複数のキーを入力する(Enterキーを2回入力等)と、Windowsのブートマネージャの画面が表示されます。ブートマネージャの画面が表示された場合には、画面に表示されている「DatacloningWizard」や「Windows Setup[EMS Enable]」を選択してください。DatacloningWizardの起動が継続されます。または、コンピュータを再起動してください。
DatacloningWizardの製品CDでコンピュータを起動した場合、起動に時間がかかる場合があります。
DatacloningWizard V5.0の製品CDでコンピュータを起動した場合、Windows PEのネットワークサービスを起動しています。このネットワークサービスがDHCPサーバの検索を行います。DHCPサーバがネットワーク上に存在しない環境では、DHCPの検索がタイムアウト待ちとなるまで起動が待たされます。そのため、起動に時間がかかる場合があります。申し訳ございませんが、DatacloningWizardの画面が表示されるまでお待ちください。
PRIMEQUEST 1000シリーズでDatacloningWizardの製品CDでコンピュータを起動した場合、起動に時間がかかる場合があります。
PRIMEQUEST 1000シリーズでDatacloningWizard V5.0の製品CDを起動した場合、DatacloningWizardの起動に時間がかかる場合があります。(起動にかかる時間はPRIMEQUEST 1000シリーズのハード構成(LANボードの装着数)によって変わってきますが、およそ40分程度かかる場合があります。)
申し訳ございませんが、DatacloningWizardの画面が表示されるまでお待ちください。
DatacloningWizardのバックアップ対象の選択、リストア先の選択、ディスク管理画面の表示に時間がかかる場合があります。
ディスクの情報を取得する処理でおよそ30秒かかる(Windows PE内のサービスの起動で約30秒待ち合わせが発生する場合があるため)場合があります。画面が表示されるまでしばらくお待ちください。
イメージファイルをDVDのサイズ(4.7GB)に分割して格納することはできますか?
イメージファイルを4.7GB単位に分割することはできません。イメージファイルの分割最大サイズは2GBになります。4.7GBのメディアに2GBのファイルを2つ格納してください。
なお、起動フロッピーを利用した操作では、イメージファイルをDVDに格納して利用することはできません。また、DatacloningWizard V2.3においてもイメージファイルをDVDに格納して利用することはできません。
仮想環境全体をまとめてバックアップ/リストアしたいと考えています。仮想ホストと仮想マシンが格納されているボリュームを一括でバックアップ/リストアできますか?
仮想ホストによって異なります。
  • Hyper-Vの場合
    仮想ホストと仮想マシンが格納されているボリュームを一括でバックアップ/リストアできます。ただし、仮想マシン単位ではリストアできません。
  • VMware ESXiの場合
    仮想ホストと仮想マシンが格納されているボリュームの一括バックアップ/リストアはできません。DatacloningWizardは、仮想マシンが格納されているボリューム(VMFS領域)のバックアップ/リストアをサポートしていません。
仮想マシンを止めずにバックアップしたいと考えています。仮想マシンのオンラインバックアップは可能ですか?
可能です。
オンラインバックアップを使用する場合は、オンラインバックアップオプションを購入する必要があります。
バックアップ時と全く同じ構成情報の仮想マシンを作成したいと考えています。仮想マシンの構成情報をバックアップ/リストアできますか?
できません。
DatacloningWizardは仮想マシンのハードディスクのバックアップ/リストアを行います。仮想マシンの構成情報はバックアップ/リストアできません。
誤って仮想マシンを削除しました。削除した仮想マシンを復元できますか?
あらかじめ、バックアップ時と同じ構成で仮想マシンや仮想マシン上のハードディスクを作成してください。作成した仮想マシンのハードディスクにリストアすることで、仮想マシンを復元できます。
vCenter Server Applianceをバックアップ/リストアできますか?
できません。
DatacloningWizardはvCenter Server Appliance のバックアップ/リストアをサポートしていません。
ハードディスク暗号化機能を備えたUSBメモリに、起動媒体を作成したり、イメージファイルを保存したりできますか?
できません。また、暗号化されているボリュームは使用できません。
BitLockerで暗号化されているボリューム(ディスク/パーティション)をバックアップ/リストアできますか?
できます。
BitLockerで暗号化されたボリューム(ディスク/パーティション)のバックアップ/リストアには、DatacloningWizard V6.0L20以降で対応しています。
ただし、DatacloningWizard for Server V6.1の製品DVDから起動した場合を除きます。
DatacloningWizard V6.1の製品DVDと起動媒体で起動した場合に、利用できる機能の違いはありますか?
製品DVDと起動媒体からDatacloningWizardを起動した場合に、以下の違いがあります。起動媒体を作成して利用してください。
  • Windowsシステム領域の一括バックアップが利用できません。
  • WindowsのStorage Spaces領域の利用ができません。
  • WindowsのBitLockerで暗号化された領域の利用ができません。
  • サポート機種が異なります。
VMware ESXi仮想マシンのバックアップ/リストアのため、ドライバを追加して起動媒体を作成したいと考えています。VMware ESXi仮想マシンのバックアップ/リストアで使用するドライバを富士通から提供してもらうことはできますか。
VMware ESXi仮想マシンのバックアップ/リストアで使用するドライバは、富士通から提供することはできません。マニュアルに従ってお客様自身で入手してください。
SANブート構成のシステムディスクのバックアップ/リストアは可能ですか?
バックアップ/リストアで可能です。また、マルチパス構成で接続している環境もハード構成を変更することなく(SAN接続の片系の接続を切断する等の作業は不要です)バックアップ/リストアできます。
SANブート構成はV5.0L40以降で対応しています。マルチパス構成はV5.0L50以降で対応しています。
ファイルサーバ上の共有フォルダへ保存したい場合に開放するポートを教えてください。
DatacloningWizardはSMBプロトコルを使用して共有フォルダにアクセスします。
このためファイアウォールなどで通信を制御している環境では、SMBで使用するポートを開放してください。

操作

バックアップ時のログファイルはどこに作成されますか?
V5.0以降はユーザがログファイルの保存先を指定することができます。詳細は、マニュアルの「ログファイルの出力」をご参照ください。
V2.3以前の製品では、エラー時に作成される.errファイルはカレントディレクトリに作成されますので、カレントディレクトリを変更することで、作成場所の変更は可能です。
DatacloningWizardでネットワークドライブにバックアップできますか?
製品、バージョンによって異なります。
  • DatacloningWizard for Server
    DatacloningWizard for Server V5.0L30以降で、ネットワークドライブにバックアップできます。
  • DatacloningWizard for Workstation
    DatacloningWizard for Workstation V5.0L50以降で、ネットワークドライブにバックアップできます。
  • DatacloningWizard V2.3
    ネットワークドライブにバックアップできません。
DatacloningWizard for Server、DatacloningWizard for Workstationともに、FD起動による運用ではバックアップできません。
バックアップの残り予想時間の表示が一定ではありません。途中で急激に増えたり減ったりします。この状態で結果に問題はないのでしょうか?
問題ありません。
バックアップの残り時間は現在の処理スピードを元に計算しています。そのため、バックアップ対象のファイルの状態(断片化の有無や圧縮率など)により、処理速度が変化するとそれに合わせて残り予想時間も増減します。フラグメント状態にある場合は、デフラグ(ファイルの再配置)を行うことで、処理スピードが早くなる可能性があります。
RAID構成(ハードウェアRAID)でのディスクの指定方法がわかりません。
RAID構成の環境で使用する場合、事前にRAIDを構築しておく必要があります。
RAIDの構築後はソフトウェアからは1つのディスクとして認識されるため、RAID構成していないディスクのクローニング方法と違いはありません。RAID構成していないディスクと同様の操作方法になります。
DatacloningWizard for Workstationの起動媒体を作成しています。起動設定でどの項目を選択すればいいか分かりません。
通常は「UEFI/レガシー兼用(64ビット)」を選択してください。その他の項目については、以下の場合に選択してください。
  • UEFI/レガシー兼用(32ビット)
    Windowsの32ビットOSが動作するタブレットPCをバックアップ/リストアする場合に選択してください。
  • UEFI起動(64ビット)
    UEFIで起動可能な媒体を作成します。UEFI/レガシー兼用(64ビット)で作成した媒体で起動できない場合に選択してください。
  • レガシー起動(32ビット)
    レガシーモードで起動可能な媒体を作成します。UEFI/レガシー兼用(64ビット)で作成した媒体で起動できず、かつ BIOSの設定で「互換性サポートモジュール(CSM)」が有効になっているシステムの場合に選択してください。
USBメモリにDatacloningWizardの起動媒体を作成しましたが、起動媒体として作成した領域の残りの空き領域が使用できません。
USBメモリには複数のボリュームを作成できません。そのため、起動媒体で利用するボリュームを作成した場合、残りの領域は使用できません。
製品DVDから起動した場合、DatacloningWizard起動媒体のボリュームをイメージファイルの保存先として使用できますか?
リムーバブルメディアやUSBメディアに作成したDatacloningWizard起動媒体のボリュームは、製品DVDで起動したDatacloningWizardからマウントできません。
起動媒体以外のイメージファイル保存先を用意して利用してください。
製品DVDから起動するとBitLockerで暗号化されたパーティションに対して、ロック解除ができません。
製品DVDから起動した場合は、BitLockerで暗号化されたパーティションのロックを解除できません。
起動媒体を作成して利用してください。起動媒体から起動することでロックを解除できるようになります。
製品DVDから起動した場合、起動するごとにディスク番号やポート番号などのデバイス情報が異なって表示されることがあります。
製品DVDから起動した場合の仕様です。製品DVDと起動媒体で起動したときも異なる場合もあります。
操作を行うディスクの選択時にはご留意ください。

トラブル

Windowsシステムのパーティションサイズを変更したリストアを行うと、OSを立ち上げた時にブルースクリーン(STOPコード:0x7b)が表示される場合があります。
パーティションをディスク容量いっぱいに作成してリストアを行った場合、システムが起動しないことがあります。
Winodwsシステムではディスクの最後に1MB程度の空き領域が必要です。パーティションサイズを変更したリストアを行う場合は、作成するパーティションのサイズに留意ください。
Linuxのイメージをリストア後、LILOやGRUBの起動に失敗します。
  • その1
    パーティションサイズを変更または再構成を行った場合、バックアップと同じ位置にファイルをリストアすることができません。そのため、LILOやGRUBが記憶しているカーネルファイルの位置と一致せず、ファイルをロードできなくなるため、起動できなくなります。
    この状態となるのは、以下のいずれかの場合です。
    • パーティションサイズを変更した場合(ディスクサイズがバックアップ時と異なる場合)
    • 「ディスクの再構成を行う」オプションを指定した場合
    この状態になった場合、Linuxのレスキューメディア等から、LILOやGRUBの再インストールを行ってください。
  • その2
    GRUB などのブートローダーは、ハードディスクの起動セクタ(MBR)だけでなく、それに続く数セクタを使用する場合があります。ディスクイメージをリストアする際には、これらのセクタを正しくリストアする必要があります。
    対象製品のリストアコマンドの既定値ではMBRのみリストアとなるため、リストア後にターゲットコンピュータを起動すると、GRUBで停止するという現象が発生します。
    DatacloningWizard V5.0以降は、リストアパラメータ設定時に「高度なオプション」の「起動セクタ(MBR)を強制的に更新する」を指定してください。
    DatacloningWizard V2.3の場合は、/blオプションを追加して Fjimgbr.exe を起動してください。オプションの詳細は製品添付のREADME.TXT(共通MS-DOSコマンド)を参照してください。
    これらの設定により、MBRに続くセクタもリストアされます。
    なお、MBRに続くセクタは、必ずバックアップされる仕様ですので、バックアップを取り直す必要はありません。
DatacloningWizardで作成したバックアップ先のパーティションが、Windows上から認識できません。
DatacloningWizard V5.1、V5.0の起動フロッピー、およびDatacloningWizard V2.3の製品メディアを利用した操作では、バックアップ時にバックアップ先のパーティション(FAT32パーティション)を作成することができます。その際に作成されるパーティションは、隠しパーティションとして作成します。そのため、Windows上からはドライブ名が割り当てられません。お使いのOSにあわせて、ドライブの割り当て、隠し属性を解除してください。
Windows OS上で隠し属性の解除が実施できない場合は、DatacloningWizardの Fjidisk.exe を使用してください。オプションの詳細は製品添付のREADME.TXT(共通MS-DOSコマンド)を参照してください。
パーティションリストアを実施したら、エラーが発生してリストアできません。
  • 「0006 指定されたパーティションは存在しません。」が発生した場合
    ディスクのリストアとは異なり、パーティションのリストアの場合は、パーティションが存在していなければなりません。パーティションを作成して再度リストアをお願いします。
  • 「0007 指定されたパーティションのサイズが小さいです。」が発生した場合
    パーティションは存在しますが、サイズが小さいためリストアできない状態です。パーティションを再作成していただくか、サイズの大きなパーティションにリストアをお願いします。
  • 「0009 指定されたパーティションのサイズが異なります。」が発生した場合
    パーティションのバックアップで「使用域のみバックアップ」を指定しなかった場合、且つバックアップしたパーティションと同じサイズのパーティションへリストアしなかった場合に当エラーが発生します。バックアップした時と同じサイズのパーティションを再作成していただくか、サイズの同じパーティションにリストアする必要があります。
パーティションの作成ツールの違いにより、同じサイズを指定して作成したパーティションであっても、実際に作成されるサイズがツール毎に異なる場合があります。そのため、バックアップしたパーティションと同じサイズのパーティションを作成できず、正しくリストアできない場合があります。
「使用域のみバックアップ」を指定しなかった場合には、バックアップ元のパーティションと同じ方法で作成したパーティションにリストアすることをお勧めします。「使用域のみバックアップ」を指定してパーティションをバックアップした場合は、使用域のサイズ以上のパーティションを用意いただくことでリストア可能です。特に必要がない限り「使用域のみバックアップ」を指定してご利用ください。
Windows Server 2003 SP2のバックアップに時間がかかってしまいます。
Windows Server 2003 SP2を新規インストールすると、初期状態で多くのファイルが断片化されるため、バックアップ性能が劣化します。デフラグを行ってからバックアップを実行してください。
DatacloningWizard for Workstation V5.1以降のバージョンの製品CDでPCが起動できません。
DatacloningWizard for Workstation V5.1以降のバージョンの製品CDによる起動はできません。マニュアルに記載されている手順に沿ってDatacloningWizard起動媒体を作成してください。
Windows 8のシステムをリストアし、起動したらイベントログにダーティシャットダウンが記録されました。
高速スタートアップが有効な状態でバックアップされています。高速スタートアップを無効な状態に設定し、バックアップを行ってください。
仮想マシンのCDデバイスにDatacloningWizard起動媒体をセットしてパワーオンしましたが、DatacloningWizardが起動せず、仮想マシンのOSが起動しました。
仮想マシンの起動順序設定が、CD起動を優先するように設定されていない可能性があります。仮想マシンがCD起動を優先するように、仮想マシンの起動順序を設定してください。
仮想マシンをDatacloningWizard起動媒体で起動した場合、物理マシンのように「Press any key to boot from CD or DVD」のメッセージが表示されずに、DatacloningWizardが起動します。
正常な動作です。仮想マシン用のDatacloningWizard起動媒体で仮想マシンを起動した場合、「Press any key to boot from CD or DVD」のメッセージは表示されません。
仮想マシンをDatacloningWizard起動媒体で起動しましたが、マウスを使用できません。
VMware Web Clientをご利用の場合、コンソール画面ではマウスを使用できません。リモートコンソール画面を利用してください。また、VMwareマウスドライバをDatacloningWizard起動媒体に組み込んで作成する必要があります。
仮想マシンをDatacloningWizardでバックアップ/リストアしたあと、再起動しました。業務OSを起動させたいのですが、DatacloningWizardが起動します。
業務OSを起動する場合は、仮想マシンのCDドライブからDatacloningWizard起動媒体を外して起動してください。
BitLockerで暗号化されているボリューム(ディスク/パーティション)に対してオンラインバックアップを試みましたが、バックアップできません。「BitLockerで暗号化されたパーティションはオンラインバックアップできません。」と表示されます。
ご使用のDatacloningWizardのバージョン、レベルを確認してください。
BitLockerで暗号化されているボリューム(ディスク/パーティション)のバックアップは、DatacloningWizard V6.0L20以降で対応しています。DatacloningWizard V6.0L10A以前のバージョン、レベルではバックアップできません。
BitLockerで暗号化されているボリューム(ディスク/パーティション)に対してオンラインバックアップを試みましたが、バックアップできません。「0257 ボリュームシャドウコピーの作成でエラーが発生しました。」または「0003 ディスクでエラーが発生しました。」と表示されます。
NTFS以外のファイルシステムでフォーマットされたボリューム(ディスク/パーティション)をBitLockerで暗号化している場合は、バックアップできません。
BitLockerで暗号化されているボリューム(パーティション)に対してオンラインでリストアを試みましたが、リストアできません。「BitLockerで暗号化されたパーティションが存在するディスクにはリストアできません。」と表示されます。
ご使用のDatacloningWizardのバージョン、レベルを確認してください。
BitLockerで暗号化されているボリューム(パーティション)のリストアは、DatacloningWizard V6.0L20以降で対応しています。DatacloningWizard V6.0L10A以前のバージョン、レベルではリストアできません。
DatacloningWizard V6.0L10A以前のバージョン、レベルでリストアする場合は、以下を実施してください。
  1. BitLockerで暗号化されているボリューム(パーティション)を削除
  2. 暗号化されていないボリューム(パーティション)を作成
  3. 2で作成したボリューム(パーティション)に対してリストア
Windows ServerのServer Coreシステム上で、BitLockerで暗号化されているボリューム(ディスク/パーティション)に対してオンラインでリストアを試みましたが、リストアできません。「0003 ディスクでエラーが発生しました。」と表示されます。
ご使用のDatacloningWizardのバージョン、レベルを確認してください。
BitLockerで暗号化されているボリューム(ディスク/パーティション)のリストアは、DatacloningWizard V6.0L20以降で対応しています。DatacloningWizard V6.0L10A以前のバージョン、レベルではリストアできません。
DatacloningWizard V6.0L10A以前のバージョン、レベルでリストアする場合は、以下を実施してください。
  1. BitLockerで暗号化されているボリューム(パーティション)を削除
  2. 暗号化されていないボリューム(パーティション)を作成
  3. 2で作成したボリューム(パーティション)に対してリストア
製品DVDからDatacloningWizardを起動して、バックアップを開始しようとしましたが、「イメージファイルの作成でエラーが発生しました。」と表示されて、バックアップが開始できません。
イメージファイルの格納先が、正常にシャットダウンしていないシステムのボリュームの場合や、安全な取り外しをしていないUSBメディアの可能性があります。
一度システムを起動して、正常にシャットダウンするか、安全な取り外しを行ってから、再度バックアップを行ってください。
製品DVDからDatacloningWizardを起動して、数分操作を行わなかったところ、画面が表示されていませんでした。
ディスプレイが省電力モードになり、画面が表示されなくなったためです。マウス操作などを行うことで、画面が再表示されます。
DatacloningWizardの起動媒体を作成しようとしたところ、エラーが発生して起動媒体が作成できません。
セキュリティソフトやウィルス対策ソフト等で、ファイルマウントやファイルアクセスが制限されている環境の場合、起動媒体作成がエラーになる可能性があります。
以下のような事例があります。
  • Windows ADKのdismコマンドでのwimファイルのマウントがアクセス拒否される
  • Windows PEのレジストリ更新がアクセス拒否される

ファイルマウントやファイルへのアクセスが許可されている環境で再度起動媒体の作成を行ってください。
Windowsのシステム復旧に必要なパーティションを一括リストア、または、パーティション単位でリストアすると、OSを立ち上げた時にブルースクリーン(STOPコード:0xc000000e)が表示される場合があります。
バックアップ元とは別のコンピュータにリストアをした場合、システムが起動しないことがあります。その場合は、リストア先のディスク上のすべてのパーティションを削除したあとに、再度リストアを行ってください。
オンラインバックアップでイメージファイルの保存先を指定する画面でネットワークドライブが表示されません。
Windowsにサインインしているユーザーとネットワークドライブを割り当てたユーザーが異なる場合はネットワークドライブが表示されません。Windowsにサインインしたユーザーでネットワークドライブを割り当ててください。
また、DatacloningWizard起動時に権限昇格が発生した場合は昇格前に割り当てられていたネットワークドライブが表示されません。以下の方法でネットワークドライブの割り当てを行ってください。
  1. バックアップ画面の「イメージファイルの保存先(I)」を選択して「名前を付けて保存」のダイアログを表示する。
  2. 保存する場所の「デスクトップ」を選択して、「PC」を一覧に表示する。
  3. [PC]を右クリックして、「ネットワークドライブの割り当て」を選択する。
  4. ネットワークドライブの割り当て画面からネットワークドライブの割り当てを行う。
オンラインバックアップをスケジュール実行しましたが、「0266 リモート共有フォルダへのアクセスが拒否されました。」と表示されてバックアップに失敗します。
リモート共有フォルダにイメージファイルを保存する場合は、リモート共有フォルダに接続するためのユーザー名とパスワードが必要です。スケジュール登録画面で「リモート共有フォルダへのアクセスユーザー」にユーザー名とパスワードを指定してください。

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この製品に関するお問い合わせは、富士通株式会社のフォームを使用し、2024年4月1日よりエフサステクノロジーズ株式会社が対応いたします。

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