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Barium Ferrite(バリウム・フェライト)磁性体とは

フェリ磁性体であるBa(バリウム)とFe(鉄)の複合酸化物(酸化鉄)を主体とする強力な保磁力を有する磁性体のことで、最先端のデータ記録用磁気テープに用いられています。

もともと酸化物であるBaFe磁性体を採用した磁気テープには、テープが劣化する要因のひとつである酸化による品質劣化が起こらないという特長があり、長期保存性に優れています。

通常、磁気テープの表面には磁性体と呼ばれる無数の微粒子を塗布しますが、BaFe磁性体を微粒子化し記録密度を上げることで、記録容量が向上します。現在主流のメタル磁性体は、微粒子化を進めると磁性体の保磁力を保ちにくくなるため、さらなる大容量化が困難になっていましたが、これらを解決し記録安定性に寄与しています。

また、信号を記録したときのノイズが少なく、非常に小さなサイズまで微粒子化できます。針状の形を維持しないと磁力が弱くなってしまうメタル磁性体と違い、「結晶磁気異方性」という性質を持ち、形状に左右されず安定的に磁気特性を維持できるので、従来のメタル磁性体の20~50%程度の大きさにまで微細化することが可能です。その結果、テープ1巻当たりの記録容量は大きく高まり、高容量化を図ることができます。

掲載日:2015年10月13日

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