仕様・諸元
装置仕様
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TR5040 |
TR5060 |
TR5080 |
コントローラー構成 |
デュアルコントローラー(Active/Standby) |
実効容量 (注1) |
35TB/77TB(注2) |
35TB/69TB/
154TB(注2) |
69TB/139TB/
308TB(注2) |
SSD構成 |
960GB×13 or 960GB×24 |
960GB×13 or 1.9TB×13 or 1.9TB×24 |
1.9TB×13 or 3.8TB×13 or 3.8TB×24 |
プロトコル |
NFS、SMB 3.0 |
インターフェース(注3) |
業務用 |
10GbE(SFP+ or RJ45)×2 |
10GbE(SFP+ or RJ45)×2 or ×4 |
管理用 |
10GbE(RJ45)×2 |
Replication用 |
管理LANまたは、業務LANを利用 |
I/O性能(IOPS) |
80,000 |
95,000 |
157,000 |
最大VM数(注4) |
1,500 |
2,500 |
5,000 |
最大VDISK数 |
4,500 |
7,500 |
15,000 |
ハイパーバイザー |
Windows Server® 2012 R2
VMware® vSphere™ 5.1 / 5.5 / 6.0
Red Hat Enterprise Virtualization 3.3 / 3.4
Citrix XenServer 6.5 ESP1012 |
デスクトップ仮想化 |
VMware® Horizon™、Citrix® XenDesktop™ |
外形寸法 [ピッチ数] |
W483×D800×H89mm [2U]
ラックマウント |
最大質量 |
36.0kg |
電源条件 |
電圧 |
100~140V / 200~240V |
相数 |
単相 |
周波数 |
50Hz, 60Hz |
消費電力
(標準/最大)
[皮相電力
(標準/最大)] |
AC100V-140V |
405W/1,020W
[464VA/1,130VA] |
435W/1,020W
[498VA/1,130VA] |
495W/1,020W
[566VA/1,130VA] |
AC200V-240V |
405W/1,220W
[464VA/1,350VA] |
435W/1,220W
[498VA/1,350VA] |
495W/1,220W
[566VA/1,350VA] |
最大発熱量 |
4,392kJ/h |
周囲環境条件 |
温度 |
10~35℃(動作時), -40~70℃(非動作時) |
湿度 |
8~90%(動作時), 5~95%(非動作時) |
(注1) 1kByte=1,000Byteとして、RAID6にてフォーマットして計算した容量です。お客様の使用環境によって使用可能容量は異なります。
(注2) SSDでの圧縮・重複排除により5倍のデータ削減効果を想定した値です。
(注3) コントローラあたりのポート数を示します。
(注4) 最大VM数は実効容量や処理能力に制限されます。
特長・機能
安定した性能
ETERNUS TR seriesは、仮想マシンの稼働状況に合わせて、ストレージの性能チューニングを自動で行ないます。
ハイパーバイザーから得られた負荷情報をもとに、配分するI/Oリソースを10分毎に見直し、各仮想マシンのストレージ性能を最適化します。
一部の仮想マシンで突発的にI/Oが発生した場合も、利用可能なI/Oリソースから自動割当するため、他の仮想マシンは影響をうけることなくシステム全体の安定稼働を実現します。
また、仮想マシン単位にIOPSの上限値と下限値を手動設定することも可能です。管理GUI上で稼働状況を確認しながらドラッグ&ドロップで簡単に設定できます。
仮想化環境のシンプルな運用管理
ETERNUS TR seriesは、ストレージの性能と容量のサマリーをダッシュボードに表示するため、複雑な操作をすることなくストレージの稼働状況を把握できます。仮想マシンが増えるにつれて煩雑になる仮想化環境の運用管理を簡素化する事で運用工数を大幅に削減できます。
また、遅延時間(レイテンシー)の詳細をホスト(サーバ)、ネットワーク、フラッシュ、ディスク(注1)、コンテンション(過負荷)スロットル(QoS上限設定)毎に可視化できます。さらに仮想マシン単位にレイテンシーを一覧表示でき、従来は特定が難しかった遅延の特定と切り分けが可能です。
(注1) ETERNUS TR800 seriesのみ
柔軟な拡張と統合管理
ETERNUS TR seriesは、仮想マシンの性能や容量が不足した場合、ベース装置もしくは増設用SSD(注2)を追加するだけで、複雑な設定をすることなく拡張可能です。また複数台のETERNUS TR seriesを一元管理するプラットフォーム「TR Global Center」により、最大32台の筐体、VM数にして10万台以上を単一のコンソールで集中管理できます。
さらに「TR Global Center Advanced」(オプション)を使用することで、複数筐体のストレージリソースをプール化し、VM単位のスケールアウトが可能になります。1台からスタートし、最大で32台、10PBという巨大なストレージプールに仮想マシンを稼働させることができます。VMの稼働状況から容量、性能の不足を判断した場合、複数のETERNUS TR series間で自動的にVMの移行します。これらにより、筐体を意識することなく、業務単位でストレージリソースの最適化ができます。
(注2) ETERNUS TR5000 seriesのみ
データの保護
ETERNUS TR seriesは、スナップショット、クローニング、レプリケーション(オプション)を仮想マシン単位に実行できます。
スナップショットでは、仮想マシン単位にスナップショットを取得し、日/週/月毎にスケジュール設定が可能です。 また、SyncVM(オプション)を使用することで、任意のタイミングのスナップショットから効率的にリストアが可能。さらに、仮想マシン単位のみならず、仮想マシン内のファイル単位でもリストアが可能です。
クローニングでは、現時点のデータ、および、過去のスナップショットからクローンを作成可能です。追加ディスク領域も必要としない、高速なクローニング動作で最大500VMまで一度にクローン作成が可能です。
レプリケーションでは、必要な仮想マシンのみを遠隔地に転送可能です。データは重複排除・圧縮されており、AES-256bit方式を使った強固な暗号化(オプション)によるセキュアなデータ保管が可能です。
簡単かつ短時間での導入
ETERNUS TR seriesは、RAIDやLUNなどの煩雑な構成設計が不要です。
仮想化環境の用途や規模に応じてベース装置のモデルを選択するだけで簡単に構成が決まります。
また、ハイパーバイザーや仮想マシンからの接続に必要な最小限の設定項目しかなくパラメーターシートも10分ほどで作成できます。
さらに、機器導入後のラッキングと設定作業も40分程度で完了し、すぐにでも利用可能です。