概要
小規模VDI環境向け/検証用に最適!導入しやすい価格のエントリークラスの仮想化環境専用ストレージ
安定した性能
- すべてSSDのオールフラッシュ構成、2Uのサイズで最大100台の仮想マシンで安定稼働を実現
- 仮想マシンの稼働状況に合わせて、ストレージの性能チューニングを自動的に実施
仮想化環境のシンプルな運用管理
- ストレージの性能と容量のサマリーをダッシュボードに表示するため、複雑な操作をすることなくストレージの稼働状況を把握できるため、仮想マシンが増えるたびに煩雑になる仮想化環境の運用管理を簡素化し、運用工数を大幅に削減
- 遅延時間(レイテンシー)の詳細をホスト(サーバ)、ネットワーク、 フラッシュ、コンテンション(過負荷)、スロットル(QoS上限設定)毎に可視化
- 仮想マシン単位にレイテンシーを一覧表示でき、従来は特定が難しかった遅延の特定と切り分けが可能
柔軟な拡張と統合管理
- プラットフォーム「TR Global Center」により複数台のETERNUS TR seriesを一元管理可能
- 「TR Global Center Advanced」(オプション)を使用することで、複数筐体のストレージリソースをプール化し、VM単位のスケールアウトが可能
データの保護
- 仮想マシン単位にスナップショットを取得し、仮想マシン単位/ファイル単位(注1)にリストアが可能。 また、任意のタイミングのスナップショットから効率的にリストアが可能(注1)
- 現時点のデータ、および、過去のスナップショットから複数のクローンを一度に作成可能
- レプリケーション(標準装備)では、必要な仮想マシンのみを遠隔地に転送可能
- データは重複排除・圧縮されており、AES-256bit方式を使った強固な暗号化(標準装備)によるセキュアなデータ保管が可能
簡単かつ短時間での導入
- RAIDやLUNなどの煩雑な構成設計が不要な仮想環境専用ストレージ、ETERNUS TR seriesの特長すべて備え、導入しやすいエントリーモデル
(注1) SyncVM(オプション)使用時
仕様・諸元
装置仕様
|
ETERNUS TR1000 |
実効容量 (注1)(注2) |
10TB |
SSD構成 |
240GB×13 |
最大VM数(注3) |
100 |
最大VDISK数 |
300 |
アクセスプロトコル |
NFS3.0、SMB3.0 |
インター
フェース(注4) |
業務用 |
10GbE(SFP+)×2 or
オンボード 10GbE(RJ45:Replication 兼用)×2 |
管理用 |
オンボード 1GbE(RJ45)×2 |
Replication用 |
オンボード 10GbE(RJ45)×2 |
コントローラー |
デュアルコントローラー(Active / Standby)、
最大64台までスケールアウト可能 |
対応ハイパーバイザー |
Windows Server® 2012 R2, Windows Server® 2016
VMware® vSphere™ 5.1 / 5.5 / 6.0 / 6.5
Red Hat Enterprise Virtualization 3.3 / 3.4
Citrix XenServer 6.5 ESP1012 |
対応VDIアプリケーション |
VMware® Horizon™、Citrix® XenDesktop™ |
外形寸法[ピッチ数] |
W483mm×D880mm×H89mm[2U] |
最大質量 |
31.4kg |
電源条件 |
電圧 |
100~140V / 200~240V |
相数 |
単相 |
周波数 |
50Hz, 60Hz |
最大消費電力 |
1,100W |
最大発熱量 |
3,960kJ/h |
周囲環境条件 |
温度 |
5~40℃(動作時), -40~70℃(非動作時) |
湿度 |
8~90%(動作時), 5~95%(非動作時) |
(注1) 1kByte=1,000Byteとして、RAID6にてフォーマットして計算した容量です。お客様の使用環境によって使用可能容量は異なります。
(注2) SSDでの圧縮・重複排除により5倍のデータ削減効果を想定した値です。
(注3) 最大VM数は実効容量や処理能力に制限されます。
(注4) コントローラあたりのポート数を示します。
[注] 記載の仕様・諸元は予告なく変更することがありますのでご了承ください。
特長・機能
安定した性能
ETERNUS TR1000は、仮想マシンの稼働状況に合わせて、ストレージの性能チューニングを自動で行ないます。
ハイパーバイザーから得られた負荷情報をもとに、配分するI/Oリソースを10分毎に見直し、各仮想マシンのストレージ性能を最適化します。
一部の仮想マシンで突発的にI/Oが発生した場合も、利用可能なI/Oリソースから自動割当するため、他の仮想マシンは影響をうけることなくシステム全体の安定稼働を実現します。
また、仮想マシン単位にIOPSの上限値と下限値を手動設定することも可能です。管理GUI上で稼働状況を確認しながらドラッグ&ドロップで簡単に設定できます。

仮想化環境のシンプルな運用管理
ETERNUS TR1000は、ストレージの性能と容量のサマリーをダッシュボードに表示するため、複雑な操作をすることなくストレージの稼働状況を把握できます。仮想マシンが増えるにつれて煩雑になる仮想化環境の運用管理を簡素化する事で運用工数を大幅に削減できます。
また、遅延時間(レイテンシー)の詳細をホスト(サーバ)、ネットワーク、フラッシュ、コンテンション(過負荷)スロットル(QoS上限設定)毎に可視化できます。さらに仮想マシン単位にレイテンシーを一覧表示でき、従来は特定が難しかった遅延の特定と切り分けが可能です。

柔軟な拡張と統合管理
ETERNUS TR1000は、大規模導入前に実環境/実サイトで検証してみたい、といったニーズに対応した製品です。もちろん、検証用に導入したETERNUS TR1000をそのまま実運用として利用することもできます。拡張する際は、ノードを追加して複数台のETERNUS TR seriesを「TR Global Center」で一元管理することができます。TR Global Centerは、最大64台の筐体、VM数にして40万台以上を単一のコンソールで集中管理できます。
さらに「TR Global Center Advanced」(オプション)を使用することで、複数筐体のストレージリソースをプール化し、VM単位のスケールアウトが可能になります。1台からスタートし、最大で64台、40PBという巨大なストレージプールに仮想マシンを稼働させることができます。VMの稼働状況から容量、性能の不足を判断した場合、複数のETERNUS TR series間で自動的にVMを移行します。これらにより、筐体を意識することなく、業務単位でストレージリソースの最適化ができます。

データの保護
ETERNUS TR1000は、スナップショット、クローニング、レプリケーションを仮想マシン単位に実行できます。
スナップショットでは、仮想マシン単位にスナップショットを取得し、日/週/月毎にスケジュール設定が可能です。 また、SyncVM(オプション)を使用することで、任意のタイミングのスナップショットから効率的にリストアが可能。さらに、仮想マシン単位のみならず、仮想マシン内のファイル単位でもリストアが可能です。
クローニングでは、現時点のデータ、および、過去のスナップショットから複数のクローンを一度に作成可能です。
レプリケーションでは、必要な仮想マシンのみを遠隔地に転送可能です。データは重複排除・圧縮されており、AES-256bit方式を使った強固な暗号化によるセキュアなデータ保管が可能です。

簡単かつ短時間での導入
ETERNUS TR1000は、RAIDやLUNなどの煩雑な構成設計が不要です。
仮想化環境の用途や規模に応じて ETERNUS TR1000の適用可否を判断します。規模が大きい場合は、ETERNUS TR6000 seriesをご検討ください。
また、ハイパーバイザーや仮想マシンからの接続に必要な最小限の設定項目しかなくパラメーターシートも10分ほどで作成できます。
さらに、機器導入後のラッキングと設定作業も40分程度で完了し、すぐにでも利用可能です。
