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DX実現のための最適解とは?
ETERNUS AX/HXを軸にハイブリッドクラウド環境を構築

2021年1月26日

レガシーITシステムからの脱却はあらゆる企業にとって喫緊の課題

テクノロジーがビジネスや生活に浸透し、デジタルトランスフォーメーション(DX)の波があらゆる分野に押し寄せています。経済産業省のDXレポートで言及されている“2025年の崖”は、レガシーなITシステムの見直しを促すもので、システム刷新によりレガシーシステムの課題を克服しなければ深刻なリスクが生じると警鐘を鳴らしています。DXの推進に費やせる時間はもはや少なく、迅速かつ効率的な取り組みは必須です。

加えて、目まぐるしく移り変わる市場や顧客のニーズに対応するためには、スピーディかつ柔軟に環境を構築できるITシステムが不可欠となります。そこで重要な役割を担うのが「クラウド」の活用です。オンプレミスに構築された従来のITシステムでは、新たなビジネスを展開するためにハードウェアレベルから環境構築を行う必要があり、スピードやコストの面で大きな課題を抱えることになります。また、ビジネスの変化への対応にも大がかりなシステム改修が必要になるなど、柔軟性の面でも問題があります。

こうした課題の多くは、パブリッククラウドへのシステム移行で解消されます。パブリッククラウドを採用した企業はハードウェア的な制約や運用・管理面の負荷から解放され、ビジネスの展開に合わせてリソースを購入できるなど、柔軟なシステム運用を実現できます。このためDXに取り組む企業の多くは、オンプレミスからクラウドへのシステム移行を検討しています。

オンプレミスとクラウドの“いいとこ取り”で理想のITシステムを構成

とはいえ、単純にオンプレミスのシステムすべてをパブリッククラウドに移行すれば、DXが成功するというわけではありません。オンプレミスにもメリットがあり、用途や環境に応じてどのような構成が向いているのかを把握しておく必要があります。たとえば、オンプレミスのシステムは前述した運用面・コスト面・柔軟性などに課題がある反面、堅牢なセキュリティや高いパフォーマンスといったメリットがあります。そのため迅速な開発や柔軟なリソースの払い出し、運用負荷の軽減といったクラウドのメリットを享受しつつ、社内に重要データを保存することによるセキュリティ確保や、アクセス集中時のパフォーマンス維持を求める企業は少なくありません。そうした思いを実現する手段として挙げられるのが、オンプレミスとクラウド双方のメリットを併せ持つ「ハイブリッドクラウド」です。

すべてをクラウドに移行するのではなく、現状のシステムを見直してオンプレミスのメリットが活かせる部分と、クラウドのメリットが活かせる部分を把握し、2つのシステムを組み合わせることで、オンプレミスとクラウドのメリットを合わせた理想の環境を構築できます。

その際に注目したいのが、オンプレミスとクラウドの連携を強力に支援するハイブリッドクラウドソリューションが利用できる最新ストレージ製品「ETERNUS AX/HX」シリーズです。

ETERNUS AX series ラインナップ

ETERNUS HX series ラインナップ

FabricPoolやCloud Volumes ONTAPにより密接な連携を実現

オンプレミスとクラウドの“いいとこ取り”が期待できるハイブリッドクラウドは、DX実現の最適解といえるものですが、かえって管理者の負担が増えてしまう結果に陥る可能性も低くありません。ETERNUS AX/HXのハイブリッドソリューションでは、オンプレミスのシステムで培った運用スキルがクラウドにも適用できるため、管理者もこれまでと同じ感覚で運用することが可能。オンプレミス・クラウド上のデータを最適に配置してデータ管理を効率化したり、クラウドにDR環境を構築してコストを押さえたりと、具体的なハイブリッドクラウド活用を強力に支援します。

ETERNUS AX/HXのハイブリッドソリューションで特に注目したい機能が「FabricPool」と「Cloud Volumes ONTAP」です。FabricPoolはオンプレミスのストレージとクラウドを連携して、1つのデータプールとして扱い、アクセス頻度に応じてデータを自動的に階層化する機能。重要なデータを高速なオンプレミスのオールフラッシュストレージ(ETERNUS AX)で活用し、それ以外は安価なクラウド上のオブジェクトストレージに保管するため、コストを抑えながら高いパフォーマンスを維持することができます。

FabricPool 概念図

またCloud Volumes ONTAPは、ETERNUS AX/HXが採用しているストレージOS「ONTAP」をパブリッククラウド上で稼働できるようにするクラウドソリューションです。レプリケーションやバックアップ、シンプロビジョニング、Snapshotコピー、仮想クローニングといった機能がクラウド上で利用できるほか、クラウド管理ソフトウェア「Cloud Manager」を使い、オンプレミス・クラウド環境を1つのインタフェースで一元管理することが可能。FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft AzureやFUJITSU Hybrid IT Service for AWSといったパブリッククラウドサービスにも対応しているため、ETERNUS AX/HXとメガクラウドを組み合わせたハイブリッドクラウド環境の構築も容易です。テスト・開発環境をクラウド上で容易に構築できるなど、クラウドの柔軟性を効果的に活かすことができます。

Cloud Volumes ONTAP 概念図

ETERNUS AX/HXとFJcloudで構築する理想のハイブリッドクラウド環境

こうしたETERNUS AX/HXのハイブリッドソリューションを軸にしたシステム構成において、ベストパートナーといえるのが「FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud」(以下FJcloud)です。ETERNUS AX/HXとFJcloudをFabricPoolによって連携させれば、DR先にFJcloudのオブジェクトストレージを選択し、DR環境におけるストレージ容量単価を大幅に削減できます。

富士通は、長年にわたり培ってきたストレージ分野のノウハウを最大限に活かしたサポートにより、ハイブリッドクラウド環境のスムーズな構築を支援し、パフォーマンスを担保したストレージ容量単価の削減をはじめ、DR環境の費用対効果向上といった、ハイブリッドクラウドならではのメリットをご提供します。

DR環境をパブリッククラウド上に構築

ETERNUS AX/HXは、コストパフォーマンスに優れた高性能ストレージであり、データの重要性が高まっている現状において、ITシステムの中核を担う製品です。ハイブリッドクラウド環境を構築してDXを成功させたい企業にとって、クラウド連携やオンプレミス環境を強化してくれるストレージとして、導入を検討する価値は大いにあるといえるでしょう。

一方で、テクノロジーの急速な進化により、オンプレミスのメリットが活かせる部分とクラウドのメリットが活かせる部分を、お客様自身で把握して使い分け続けることが現実的に難しくなってきたという声もしばしば聞かれます。富士通では6月にリリースした「FUJITSU Hybrid IT Service」の中で、その使い分けおよび構築・運用までを一括して提供しています。

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