SPARC/Solaris 探検隊
第1回:サーバって何だろう?

2011年8月9日


 

「サーバ」について、みなさんはご存知でしょうか?
「サーバと聞いても、何の事だかよく分からない」「パソコンと何が違うの?」と感じる人もいると思います。
そこで、今回はサーバについて、簡単に説明したいと思います。

サーバって何?

サーバは英語で、"server" と書きます。
"server" は、「提供する」という意味を持つ、"serve" の派生語です。
つまり、「みなさんのために、何かしらのサービスを提供するもの」がサーバです。

サーバはサービスを提供しているため、「サービスを利用する人」が存在します。
この「サーバが提供するサービスを利用する人」、すなわち、みなさんのことをクライアントと呼びます。ちなみに、クライアントは英語で、"client" と書き、「顧客」や「サービスを受ける人」などの意味を持ちます。

サーバとクライアントの関係をレストランに例えてみましょう。

お客様が料理を注文すると、レストランはお客様の注文した料理を提供します(サービス)。
この場合、レストランがサーバの役割を、お客様がクライアントの役割を担っています。

サーバとクライアントの概念は理解できたでしょうか?
それでは、実際のサーバのお話に移りましょう。
一言で表現すると、サーバとは「複数のクライアントがアクセスするコンピュータ」のことです。
通常、サーバとクライアントはネットワークで繋がっていて、クライアントがサービスを要求すると、サーバはデータの送信・処理等を行い、クライアントにサービスを提供しています。

「サービスを要求」と言うと、ピンとこないかもしれませんが、実はみなさんがパソコンを使用する際、無意識にサービスを要求しているのです。例えば、

  • メールソフトで電子メールを送信(または受信)する → メール文書の送信(受信)の要求
  • WebブラウザにURLを入力 → Webサイトのデータ(文書や画像など)の要求

パソコンでよく行う操作かと思いますが、どちらも要求されたサービスをサーバが提供しているのです。

サーバはどこで使われているの?

それでは、サーバはどのようなところで使われているのでしょうか。

  • インターネット(Webサイトの閲覧)
  • 銀行のATM(お金の支払いや引き出しなど)
  • 携帯電話, スマートフォンを使った通話・メール
  • 図書館の本の貸出
  • 電車の券売機

いくら挙げてもキリがありません。
実は情報システムのほぼ全てに、サーバが使われています。今日、サーバ無しでは生活できないと言っても過言ではありません。
みなさんが生活する中で、サーバを意識することはあまりないかもしれませんが、サーバは私たちの生活に欠かせないものなのです。


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