FUJITSU Software SADMP/EX

高速スタンド・アロン・ダンプ採取プログラムSADMP/EX


SADMP/EX(Stand Alone Dump/Extension)V20は、スタンド・アロン・ダンプを複数の直接アクセス装置上のデータセットに並列出力することにより、高速にダンプを採取する機能を提供します。
SADMP/EXにより、大量のダンプを採取する場合でも、その間のシステム停止時間を最小に抑えることができます。

  • ダンプを複数の直接アクセス装置に並列出力
  • 外部ページはシステムを再IPLした後に採取
  • 高速格納技術の適用によるダンプ出力を高速化

SADMP/EXを導入することにより、JQLSADMPに比べてダンプ採取時間が、2並列の場合、約3分の1 になります。

機能説明

概要

システムの安定稼動のためには、トラブル発生時にダンプを採取し、トラブル原因を除去していくことと、一刻も早くシステムを再起動して業務を再開することが必要となります。SADMP/EXは、高速にダンプを採取し、システムの再起動までの時間を最小にするための機能を提供します。

機能説明

  • ダンプ並列出力
    ダンプを複数の直接アクセス装置上のダンプデータセットに並列出力します。並列出力数を増やすことによりダンプ採取時間を短縮できます。並列出力は最大10並列まで可能です。
  • ページアウトデータ後取り
    SADMP/EXがスタンド・アロンで動作するときは主記憶とシステム記憶のみを採取し、ページアウトデータ(*1)は、システムの再IPLが完了した後に、SADMP/EXが提供する編集プログラム(バッチプログラム)で採取します。SADMP/EXがスタンド・アロンで動作するときは、主記憶とシステム記憶を採取するだけなので、再IPLするまでの時間を短縮することができます。

    *1 : 外部ページデータセットに出力されている仮想ページをページアウトデータと呼びます。
  • ダンプ出力高速化
    高速格納技術を利用し、個々のダンプデータセットへの書き込み処理時間を短縮しています。
  • ダンプ編集
    複数のダンプデータセットやページアウトデータを1つのダンプデータセットにまとめます。
  • ダンプ参照
    複数の直接アクセス装置に出力されたダンプデータセットを参照できます。
  • ダンプデータセット使用状況出力
    ダンプデータセットの世代ごとの使用状況を出力できます。

利用効果

ダンプ採取のためのシステム停止時間を最小にして、業務の再開までの時間を短縮できます。

適用OS・ご提供時期

GS21

製品名 サポート機種 サポートOS 提供時期
SADMP/EX V20 GS21シリーズ OSIV/MSP 提供中

富士通メインフレームに関するお問い合わせ

Webでのお問い合わせ

  • 当社はセキュリティ保護の観点からSSL技術を使用しております。

電話でのお問い合わせ

ページの先頭へ