PRESS RELEASE

2015年10月15日
株式会社富士通エフサス

ネットワークの安定稼働を支える
「NDT ネットワーク品質可視化ソフトウェア」を販売開始トラブルの未然防止、早期解決に貢献するとともに、最適なキャパシティプランニングを実現

当社は、このほどクラウド、スマートデバイス活用の前提として、近年より重要性が増してきたネットワークの安定稼働を支える「FUJITSU Software NDT ネットワーク品質可視化ソフトウェア」の販売を開始します。

本ソフトウェアは、お客様サイトのネットワークを流れる通信をキャプチャーすることで、トラフィック量とネットワーク品質の状況をリアルタイムに可視化するものです。これまで当社の「FUJITSU Managed Infrastructure Service ネットワーク-LCMサービス」において、月額払いのサービスとしてのみ購入いただけましたが、予算化が困難、もしくは自社で運用を実施したいという多くのお客様の声にお応えし、単品のソフトウェアとして販売を開始いたします。

本ソフトウェアの導入により、「レスポンスが遅い」、「通信が途切れる」といった品質の劣化を、早期に予兆検知できるようになるとともに、万一のトラブル発生時には早期解決が可能になります。また、長期にわたり蓄積されたネットワーク品質のデータを活用することで、今後のネットワーク更改において、精度の高いシステム設計が可能となります。さらに今回新たに、本製品の計測データをMIB(注1)形式で蓄積する機能を実装し、富士通製品はもとより、他社のネットワーク管理製品などでも、本製品が計測したネットワーク品質のデータを表示、管理することが可能になりました。

当社は、ネットワークの構築・運用を通して培ってきたノウハウと、富士通ITマネジメントセンターで提供するリモートオペレーションサービスを活用し、今後もお客様に、常に最適なネットワーク環境の提供を実現してまいります。

近年、クラウド、スマートデバイスの活用が常態化するとともに、IoTの利用も本格化し、全ての情報の通り道であるネットワークは、ますます重要となっています。万一トラブルが発生した場合、業務影響だけでなく社会的影響も大きく、その一方で、利用形態・提供形態が年々複雑化しているため、復旧までに時間がかかるケースも多く、長引くと、確実にビジネスの損失につながることになります。

当社は、お客様のこうしたトラブルを未然に防ぎ、ネットワークの安定稼働を継続的に支える「NDT ネットワーク品質可視化ソフトウェア」を販売開始いたします。

本製品の概要

「NDT ネットワーク品質可視化ソフトウェア」は、お客様サイトのネットワークを流れるパケットをキャプチャーした上で、トラフィック量、品質状況(パケットロス率/RTT(注2)/アプリケーション遅延/コネクション数)をグラフ化し、分かりやすくビジュアルに表示することで、リアルタイム分析を可能にします。

  1. トラブルの未然防止・早期解決に貢献
    • 障害発生前の予兆をお客様が体感する前に検知し、閾値超過などの異常を運用管理者へリアルタイムにメールで通報することで、トラブルの発生を未然に防止
    • ネットワークをフロー(流れ)で捉え、システム全体を可視化するため、装置一台一台の調査が不要
    • 診断パケットを送出し、品質劣化箇所や原因を自動的に分析
  2. 最適なキャパシティプランニングを実現
    • 過去(最大5年)に遡り、ネットワーク品質の確認が可能
    • データ量・品質状況の傾向から、将来の必要リソースを予測
  3. 既存システムにスムーズかつ迅速な導入が可能
    • キャプチャーしたいポイントにミラー設定するだけで接続可能(機器毎のエージェントプログラムのインストールが不要)
    • ベンダーやベンダー構成を問わず利用可能(マルチベンダー対応)
NDT ネットワーク品質可視化ソフトウェアの概要

販売価格および時期

商品名 販売価格(税別) 販売時期
FUJITSU Software NDT ネットワーク品質可視化ソフトウェア
  • 初年度: 89万円
  • 次年度以降: 45万円
(年額。標準機能のみの場合)
即日

販売目標

売上金額:2017年度までに、累計15億円

動作環境

サーバへの導入の場合(推奨リソース)
動作OS Red Hat Enterprise Linux(64bit)※必須
CPU 4コア/8スレッド/3.3GHz
メモリ 32GB(SWAPメモリ32GB)
ネットワークインターフェース 2ポート以上(10/100/1000BASE-T×2port)
仮想環境への導入の場合(推奨リソース)
仮想化基盤 VMware vSphere Enterprise Plus もしくは XenServer
動作OS Red Hat Enterprise Linux(64bit)※必須
CPU 2コア × 2CPU以上
メモリ 4GB以上(SWAPメモリ6.6GB以上)

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

  • 注1:
    MIB(Management Information Base)
    SNMP機能を持ったICT機器が蓄積する管理情報
  • 注2:
    RTT(Round Trip Time)
    往復遅延時間

関連リンク

以上

本件に関するお問い合わせ

お客様お問い合わせ先


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。

ページの先頭へ