スマートコンセント

コンセントごとに消費電力を測れるセンサーを取り付けた、電源タップを紹介します。

ご利用にあたっての注意

この講座の内容は、2011年当時の情報です。予告なしに更新、あるいは掲載を終了することがあります。あらかじめご了承ください。

最終更新日 2011年9月27日

スマートコンセントってなんだろう

スマートコンセントってなに

消費電力を測るセンサーがついている電源タップです。
電気機器の電源プラグをスマートコンセントにさすと、電力をどれくらい使っているいのか、測ることができます。

(スマートコンセント)
幅29.8cm、奥行き8.2cm、高さ3.2cmで、重さが620gです。

スマートコンセントを使うと、どんなことができるようになったのかな

いつ、どこで、だれが、どれくらいの電力を使っているのか、わかるようになります。

例えば、会社で主な消費電力は「空調」「照明」「コンセント」の3つですが、この中の「コンセント」だけが消費電力量を詳しく測ることができませんでした。そこで、機器単位ごとに電力を測れるコンセントを開発したことで、電力の詳しい使い道がわかるようになりました。

富士通のオリジナル技術

4つの電気機器の消費電力を同時に測ることができ、ネットワークを通じて、離れた場所で電力データを収集することができるのが特長です。
(コンセントが1つで、ネットワークを使わずに個々で測るタイプは、富士通製品ではありませんが以前から販売されています)

(スマートとは英語で賢いという意味です。電力の無駄を省いて賢く効率的な電力使用を心がけようという意味があります)

どこで使うモノなのかな

どこでもオーケー

電源タップなので、どこでも使えます。コンセントタップに電源プラグを差し込むだけで、知らない間に電力量を測れます。

オフィスで、誰が1位かな?

例えば、オフィスで使用した場合、自分のパソコンの画面で、今日1日どれくらい使ったかを見ることができます。実際に自分が使った電力の数値がわかるので、「明日はもうちょっと減らすようにしよう!」など、節電意識が高まります。

スマコンの電気が流れるしくみ

(大切な約束)危ないので、自分で電源タップを開けて中身を見ようとしないでください。

スマコンのカバーを外します

4つのコンセントがあるので、電源プラグが接続される金属の部品が4セットあります

電気はどのように流れるのだろう

1.スマコンを壁のコンセントに差し込みます。

スマコンのコンセントに電圧(電気を流そうとする力)が伝わります

2.次に電気機器の電源プラグをスマコンに差し込みます。

すると、コンセントの中で電気が流れるのですが、途中、電源プラグを通して、電気機器にも電気が流れます。

スマコンの電力を測るしくみ

電力をどうやって測ってるのだろう

電気機器を使っている間、コンセントの中で電気が流れています。その際、配線の周りに目に見えない「磁場」が発生します。
その磁場を磁場センサーで読み取って電力値に変換すれば、今、使っている電気機器の消費電力がわかります。
それでは、エアコンと扇風機を比較をしてみましょう。エアコンの場合は消費電力が大きいので、流れる電気の量も多く、周囲の磁場も強く発生します。一方、扇風機は消費電力が小さいので、電気の量は少なく、弱い磁場が発生します。

磁場を集めるマジックボックス

スマコンの中には「フェライト」と呼ばれる黒いマジックボックスがあります。この「フェライト」が磁場を集める役割をしています。

コンセントから流れてきた電気が「フェライト」を通ると、周囲に広がっていた磁場をフェライトの中に集めて、電力センサーへ伝えます。電力センサーは磁場を電力値に変換します。

(フェライトが集めるものは、本当は「磁束」と呼ばれるものです。ここでは、一般になじみのある「磁場」という 言葉で代用しています)

MEMO-フェライトのお話

フェライトとは、酸化鉄(注1)を主成分とするセラミックス(注2)の総称です。
簡単に説明すると、「錆びた鉄と色々な金属を焼き固めた物」です。

スマートコンセントで使っているフェライトは磁石ではないので、2つのフェライトは通常くっつきません。しかし、電気を流した電線にフェライトを近づけると、電線の周りの磁場を集めて、磁石のようになります。

注1、金属鉄が酸素によって酸化されたもの(サビ)
注2、粘土を焼いた全ての製品

「磁場の実験」の様子を紹介しています。ご覧下さい。)

クラウドを使った近い将来の話

クラウドを使うとどんなことができるのかな

クラウド側(データセンター)に1000人、1万人など、すごい数の電力データを集め、クラウドの計算能力を使って電力データを分析します。節電と快適性を両立するような機器の利用方法や働き方の提案を進めています。

スマートコンセントを使って節電している人をネットワークで結び、節電ランキングができます。人間の形をしたランナーで順位を表示します。

クラウドを使った場合、電力データはどのように伝わっていくのかな

  • コンセントごとに消費電力を測ります
  • 測定値を集めて、インターネットで送れるように信号に変換します(IP変換)
  • ネットワークを使って、クラウド(データセンター)へ情報を送ります
  • クラウド(データセンター)で集計します
  • 電力の管理者に情報を送ります(webで見られるようにします)

小話(磁場の実験)

磁場

フェライト

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