医療法人甲療会 赤坂台病院様
導入コストやIT人材不足の課題解決に貢献する、富士通Japanの中小規模病院向け電子カルテサービス「HOPE Smart Cloud Karte」の運用を開始
医療法人甲療会赤坂台病院(以下、赤坂台病院)は、職員の平均年齢が比較的高く、パソコン未経験の方も多い中、短期間で電子カルテ導入を実現。導入作業をスリム化した『HOPE Smart Cloud Karte』を採用し、わずか4か月で稼働に至った。現在では病院内の情報連携が進み、業務効率化を実現している。
施設外観
1.実際の導入プロセス
赤坂台病院は、2024年夏頃より電子カルテ検討を開始し、IT人材不要で、導入作業量が少なく簡単に導入できるという理由からHOPE Smart Cloud Karteの導入を決定。2025年4月末頃より、HOPE Smart Cloud Karteの特長である専用ポータル (以下、お客様ポータル)を使用した導入作業を開始。従来の電子カルテであれば、導入に向けて院内で大規模な検討委員会を立ち上げ、診療フローの整理・運用設計、マスタ項目の定義などを含む設計を数か月にわたり行う必要がある。一方、HOPE Smart Cloud Karteは、病院運用を定型化しているため、ゼロからの設計作業を行う必要がなく、システム導入担当を中心とした最小限の体制で導入を進められた。HOPE Smart Cloud Karteの導入では、SEが定期的にQA支援を行いながら、電子カルテの稼働に必要なマスタ構築や、カルテの端末作成 、電子カルテ操作の習得など、お客様ポータル上で、マニュアルや教育動画を参照でき、病院様でも稼働まで作業を進めていただける。また、お客様ポータルは、導入作業の進捗状況を可視化でき、病院様とSEが電子カルテ稼働という目的に向かって一緒に伴走するための支援ツールとしても活用可能だ 。これらの仕組みを活用し、赤坂台病院は、電子カルテ導入の経験を持つ根津氏が中心 となり、導入作業をよりスムーズに完了された。
2.簡単導入を可能にしたHOPE Smart Karte新しい導入スタイルの効果
赤坂台病院は、電子カルテの導入体制や、操作習得に懸念がある中、簡単導入が可能なお客様ポータルの活用により、通常6か月 を要する導入作業をわずか4か月で完了。お客様主体で導入を進めたことで、従来と比べて作業期間を2か月短縮し、結果としてコストを抑えた効率的な電子カルテ導入を実現した。HOPE Smart Cloud Karteのお客様ポータルを活用し、病院様を中心に進めていただく導入手法について 根津氏は、「従来の電子カルテと比べて導入が非常にスムーズで、作業量も少なく、思っていた以上に簡単に立ち上げることができました。専門のエンジニアを新たに採用する必要もなく、既存の職員だけで対応できたのは大きなメリットです。私自身ITに詳しいわけではありませんが、それでも責任者として運用できているほど扱いやすく、操作性の良さを実感しています。」 と話す。さらに、赤坂台病院は、現在安定した電子カルテ運用により、病院内の情報連携が強化され、紙カルテから各種資料へ転記する必要がなくなるなど、病院内の業務効率化を推進している。
このようにHOPE Smart Cloud Karteは、電子カルテの導入が進まない理由である、「電子カルテの導入コスト」と「院内のIT体制の課題」を解決し、少人数体制で導入でき、かつ導入コストを抑えられる電子カルテである。政府が、「医療DX令和ビジョン2030」において、2030年までに電子カルテ普及率100%を目指している中、導入コストやIT人材不足といった課題から、200床未満の病院では普及率が59.0%にとどまっている。こうした課題を解決するため、当社は2028年3月までに200病院への導入を目標に掲げ、地域医療を担う中小規模病院のDX推進と、持続可能な医療体制の構築に貢献する。
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