送配電設備の劣化管理や樹木離隔管理を支援する
画像解析ソリューション
Visual Intelligence
ビジュアル インテリジェンス
トピックス
- 2022年月2月9日送配電設備の劣化管理や樹木離隔管理を支援する画像解析ソリューション「Visual Intelligence」を国内で提供開始
ソリューション概要
送配電設備の劣化管理や樹木離隔管理を実現するAIベースの画像解析ソリューションにより、送配電業務のDX化を支援
広範囲な地域へ電力供給を行う送配電事業者は、大量の設備を保有しており、それらの設備を安全に管理し、安定的な電力供給を行うことが重要となっています。送配電事業者では、設備の異常検知や設備に近接する樹木管理のために、現地へ向かう人材確保や膨大な業務量が課題となっており多額のコストを費やしています。昨今、現場での作業を軽減するために、画像AIなど各種デジタル技術を用いたDX推進が求められています。当社はこの課題を解決するべく、GE社のグローバルソリューションVisual Intelligenceの日本国内向けに提供しております。
Visual Intelligenceは、送配電業務における設備劣化管理や樹木離隔管理を支援する画像解析ソリューションです。設備劣化管理ではAsset Inspectionという設備劣化診断の機能、樹木離隔管理ではVegetation Managementという樹木と設備の離隔管理などを行う機能を搭載しております。従来の業務プロセスを最適化し3DモデリングやAIを組み合わせて、共通プラットフォーム上での送配電の設備劣化管理や樹木離隔管理などを実現することができます。当社はVisual Intelligenceを国内の送配電事業者へ導入を推進することにより、リスク管理精度と生産性を向上させながら、従来の点検アプローチに関連する現場出向回数とコストを軽減し、送配電業務のDX化を支援します。
Visual Intelligenceの特長
Visual Intelligenceを支える主なテクノロジー
設備劣化管理Asset Inspectionや樹木離隔管理Vegetation Manegementの機能を搭載し、送配電業務の高度化を実現します。
- 同一プラットフォーム上で様々な価値を提供Visual Intelligenceでは設備の管理(2D・3Dでの設備画像管理、設備劣化検知等)や樹木管理(成長予測、リスク分析、伐採優先順位付け等)がアプリケーションとして実装されています。
- 各種ファイル形式の取込みとレポート出力が可能2Dや3D解析をするため、RGB画像やLiDARデータ、赤外線画像などの主要ファイルの取り込みが可能です。また、設備異常診断にはExcelやWord、PDFといった形式でAIによる診断結果のレポートを出力できます。
- GISソリューションとの
相互連携が可能Visual Intelligenceの画像解析結果を、GISソリューション(GE社のSmallworldや他社製品GIS)と連携させることが可能です。これにより、さらに高度なアセットマネジメントを実現します。 - 自動認識や予測などの
組込みAIエンジンを提供設備の認識や異常検知、樹木の成長予測など、学習済みのAIを提供することが可能です。また設備劣化診断や樹木の成長リスク評価などの業務を一連のワークフローで行うことができます。
Visual Intelligenceの機能
設備劣化管理 Asset Inspection
- 電柱や電線、変圧器など、学習データをもとに設備を認識することが可能です。
- 設備の破損や錆などの欠陥を検出できます。検知内容は学習とモデル化により拡張できます。
- 太陽光発電パネルの温度マップにより効率低下や故障の検出を支援します。
樹木離隔管理 Vegetation Management
- RGB、LiDAR測量データから電線のベクトルデータを自動生成します。
- RGB, LiDARデータ等から2D/3Dの高精度地図を生成します。
- 機械学習による樹木成長予測、地上高計算、リスクベースの伐採優先順位付けと伐採体積計算が可能です。
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