SPARC Enterpriseの本体装置は販売を終了しました。
本製品の後継機種はSPARC Serversです。
関連製品:SPARC Enterprise T5440, T5240, T5140, T5220, T5120, T2000(注), T1000(注)
UltraSPARC T2 Plus /T2/T1プロセッサは、高いRAS(信頼性、可用性、保守性)機能を提供します。
1次キャッシュメモリはパリティ、2次キャッシュメモリとレジスタはECCでデータを保護しています。
訂正可能なエラーが多発した場合、コア単位でシステムから切り離し、訂正不可能なエラーの発生を未然に防止します。
UltraSPARC T2 Plus /T2/T1を搭載したSPARC Enterpriseは、信頼性の高いシステムをお客様に提供いたします。
エラー検出 | エラー訂正 | |
---|---|---|
1次キャッシュメモリ | パリティ | リトライ |
2次キャッシュメモリ | ECC | ECC |
レジスタ | ECC | ECC |
キャッシュメモリは特に集積度が高いため、ソフトエラー(注1)の影響を受けない様、 特に重点的にデータ保護機能を装備しています。
1次キャッシュメモリはパリティ、2次キャッシュメモリはECCで保護されています。1次キャッシュメモリで1bitエラーが発生すると、2次キャッシュメモリから再度データを読み出し、処理を継続します。
さらに、訂正可能なエラーが多発すると、コア単位でシステムから切り離し、訂正不可能なエラーの発生を未然に防止します。
注1:ソフトエラーとは、ハードウェア的には全く問題無い状態でありながら、 外部からの放射線などの影響により、一時的にデーターエラーが発生する現象です。
プロセッサ内の整数レジスタ、浮動小数点レジスタなどのレジスタ類をECCで保護し、信頼性向上を実現しています。
注:SPARC Enterprise T2000,T1000は、2009年10月をもって販売を終了いたしました。