PRESS RELEASE

2011年7月20日
株式会社富士通エフサス

「デスクトップ仮想化サービス」の販売開始タブレットPCからスマートフォンまで、いつでもどこでも安心で快適な業務利用が可能に

当社は、様々な端末で場所を選ばずに作業ができるシステム環境を、デスクトップ仮想化技術により実現する「デスクトップ仮想化サービス」を本日より販売開始します。

本サービスは、お客様が利用するデスクトップ環境をサーバ側で仮想化し、利用者端末にデータを持たせないことで「安心・安全」を確保すると共に、場所を問わず、あたかも事務所のパソコンで業務をしているような「快適さ」を実現するものです。

当社は、豊富な導入実績や社内実践により培われたデスクトップ仮想化技術のノウハウをベースに、いつでも・どこでも・安心・安全・快適に利用できるデスクトップ環境をご提供いたします。

近年、ワークスタイルの変化により事務所だけでなく出張先や自宅でも業務を行う機会が拡大しており、利用者端末もパソコンからスマートフォンまで多様化しております。また、昨今では災害等に対する事業継続(BC)の観点からも場所を問わず、業務を継続できるシステム環境の構築が求められております。

一方、利用者端末の多様化、利用環境の拡大に伴い、管理コストやセキュリティリスクが増大しており、このような環境下において、システム環境の「安心・安全」と利用者の「快適さ」を両立させることが、情報システム部門にとって大きな課題となっております。そのため当社は、利用者端末にアプリケーションやデータを持たせないことで、セキュリティを向上させるとともに、利用者が特定の端末を選ばずにどこからでも、本人固有の画面での業務利用を可能とするデスクトップ仮想化サービスの販売を開始いたします。

本サービスは、これまで当社が個別案件として対応してきた豊富な導入・移行実績や2007年度より先行的に実施してきたデスクトップ仮想化の社内実践(約3000クライアント)により培われたノウハウを活用し、品質の高いデスクトップ環境をお客様先で実現いたします。

利用イメージ

ネットワーク接続については、お客様のセキュリティポリシーに準拠しています。

  • 利用イメージ

本サービスの特長

  • 端末の種類を選ばずにどこからでも業務が可能

    利用者側の環境として、従来のPCやシンクライアント端末に加え、利用機会の急増が見込まれるスマートフォン、タブレットPCからの利用にもお客様のコンプライアンス条件に合わせて対応いたします。端末の種類を問わず、どこからでも、事務所内と同様な業務をすることが可能であり、利用者の利便性が向上します。特に多拠点での業務や出張が多いお客様に大変便利です。万が一の災害時にも本来の事業所とは異なる拠点やモバイル端末からの接続により、高い事業継続性を保つことが可能です。

  • サーバ側で一括管理することにより運用コストを大幅削減

    デスクトップ環境の情報がサーバに集約されるため、利用者端末に特定のソフトウェア導入することなく、管理者側で一元管理や利用者状況の把握が容易となります。また、利用者は、パッチ適用、ソフトウェアのUpdateを不要とすることも可能です。管理者、利用者合わせて、年に約2000時間の管理作業時間の削減が期待できます。(注1)

    • (注1)
      作業項目ごとの想定作業時間に基づく、当社試算による。(100ユーザ規模での試算)
  • 国内最先端の2つのサービス方式に対応

    本サービスは、コンピュータの集約率が高く、コストパフォーマンスに優れるSBC(Server Based Computing)方式、利用者ごとの環境のカスタマイズ性が高く、既存環境からの移行性にも優れる仮想PC方式の2つの方式に対応しています。

    この2つの方式により、お客様のご要望に沿った環境を提供します。

    また、短納期の導入パターンも用意しており、迅速なシステム環境の立ち上げも可能です。

  • 重要な情報を守り、セキュリティを向上

    端末にデータをもたせないため、万が一の端末の紛失・盗難からも重要な情報を守り、情報漏洩への対策を強化することができます。

  • 多数の高度仮想化技術者によるお客様先での個別案件や社内実践を活かした高品質サービス

    当社には仮想化技術の認定である、VMware社のVCP、Citrix社のCCA、そして仮想化の根幹をささえるMicroSoft社のMCPの有資格者が多数在籍しています。特に、VCPについては275名(2011年3月末現在)と国内トップクラスの資格者を有しています。

    これらの技術者がお客様先での個別案件や当社の社内に導入したデスクトップ仮想化のノウハウを活かし、高品質なサービスを提供します。

  • 全国をカバーするサポート体制の強化

    全国約160ヶ所のサービス拠点と約5,500人のサービスエンジニアからなるサポート体制でデスクトップ仮想化環境の迅速な稼働、稼働後のトラブルに対する早期復旧まで、お客様のデスクトップ仮想化環境のご利用をサポートします。

参考価格、および出荷時期

デスクトップ仮想化サービスSBC方式
製品名 参考価格 出荷時期
システム設計・システム構築(100クライアント) 490万円~(注2) 即日
運用(100クライアント) 30万円/月~(注3) 即日
デスクトップ仮想化サービス仮想PC方式
製品名 参考価格 出荷時期
システム設計・システム構築 個別見積 即日
運用 個別見積 即日
  • (注2)
    表記価格にはプロダクト(ハードウェア、ソフトウェア)および、端末展開の費用は含まれておりません。
  • (注3)
    デスクトップ仮想化を提供するサーバのQ/A・トラブル対応を24時間365日提供するサービスです。別途、運用サービス初期導入費用が発生いたします。

販売目標

2013年度末までに100システムの販売を目指します。

今後の取り組み

今般、(株)富士通研究所にて発表された 「仮想デスクトップの操作応答性能を向上させる高速表示技術」についても採用の検討を進め、より品質の高いサービスをお客様へ提供するよう、 努めてまいります。

関連ページ

商標について

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以上

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